I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2016/03/27 / 10:17

もう二週間前の話だが・・・・・

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漸く念願叶って、クエンティン・タランティーノ監督「ヘイトフル・エイト」を見てきた。「レザボア」以来、QT作品は必ず映画館で、それも公開初日もしくはかなり早い段階で見ることを信条としていたので、仕事で予定が立たず見に行けない日が続いており、やきもきしていたのだ。
 
映画のあらすじについては、あちこちのサイトに掲載されているので、例によって気づいた点をランダムに彼是。

・ 前作、「ジャンゴ」はそのタイトルからも分かる通りセルジオ・コルブッチだったけど、今回の「ヘイトフル・エイト」は偉大なるもう一人のセルジオ・・・セルジオ・レオーネのテイストを使いまくって「レザボア・ドッグス」の世界観を増築しまくった面白さに満ち満ちていていた。(テーマ曲はモリコーネだし!)

・ セルジオ・レオーネといえばお馴染みの、画面からはみ出すくらいのアップを多用して人物の表情、顔の筋肉がピクピクし、瞬きし、呼吸をして眼球が動き、汗が流れる・・・・という生体反応の描写をじっくりと見せているのもいい。

・ また皆でシチューを食ってる場面のカート・ラッセルなんて完全に「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」でエンジェル・アイズ(リー・ヴァン・クリーフ)が「ビル・カースン」の変名を聞きだしたあとでメキシコオヤジを殺す直前の場面で同じような食器を使って(木製のさじの持ち方もおんなじだ)飯食ってる姿にソックリだ。

・ そう考えると本作のポスターとレオーネ「ウェスタン」(Once Upon A Time In The West) のポスターも似ているように思えてくるから不思議だ。

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・ そして「西部劇」「雪」と言えばなんといってもクラウス・キンスキーのキチガイじみた演技がキレまくる「殺しが静かにやって来る」なのだけどそれよりもオープニングの駅馬車のシーンは「コナン・ザ・デストロイヤー」のオープニングでタラミス女王旗下の戦士団が馬や護送車を連ねて荒野を走ってくる場面を彷彿とさせたりいちいち興味深い。

・ 登場人物のファッションがどいつもこいつもカッコいい。特にマイケル・マドセンが両腕に装着している革製手甲、欲しい!!

・ プログラムに掲載されているタランティーノへのインタヴューで町山智浩氏が「『エクソシスト2』が好きな人間は世界中で自分だけだと思っていましたよ。」と言っていて笑った・・・・が、俺も「2」は大好きなんだ。実を言うとこっちのほうを「1」より先に見たんで(小学生の時ね)、襲い掛かってくるイナゴの群れとか黒人の呪術師が「パズズが来たら俺が口から虎を吐いてお前を助けてやろう」なんてシーンやサントラが子供心に恐怖でね。いまでもやたら印象に残っている。

・ 上の話に付随して・・・・「コナン・ザ・グレート」でコナン(シュワちゃん)の宿敵タルサ・ドゥーム役で出ているジェームズ・アール・ジョーンズが「エクソシスト2」の呪術師コクモと同じ人物だと知ったときは驚いた。

・ あとこれは「映画秘宝」ネタになるのだが・・・・以前の「ビルを殺れ!」といい本作といい、高橋ヨシキさんのセンスの良さには感動すら覚えてしまう。「八悪人」のフォントが「黄金の三悪人」のそれと同じだというのがまた、堪らない!!

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しかし毎度の如く、途中で、或いはエンドロールが流れ始めた途端、逃げるように席を立つ客の多さには笑った。まったく予備知識もなく見に来て「こんな血まみれ残酷作品だったなんて!」とショックを受けたのだろうけど、QT監督作でマイケル・マドセンとかが出てりゃ皆が笑顔になる品行方正な作品になるわけないだろ。

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