I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2015/10/04 / 15:08

最近、映画ばかり見ている気がする。

土曜日は都内で見たいライヴが3つバッティングしており、そのどれかに、或いは掛け持ちで2つに顔を出そうかと思っていたのだが、どうも調子が良くない。先週は月曜から、何かと疲れることばかりだったので、週末はゆっくりと一人で過ごしたかったし、タバコの煙がたちこめるライヴハウスに行くのは気乗りしない。というわけでライヴの予定は全てキャンセルして、映画。

ピクセル 映画

予告編を見て「なんだ、こりゃ・・・」と思っていた「ピクセル」を見てきた。



話の粗筋は・・・・80年代初頭、地球から異星人に対し友好、或いは人類の紹介を兼ねて宇宙に向けて打ち上げられた人工衛星に乗せられた当時のカルチャー・・・ゲーム、音楽、ドラマ等々・・・・を見た宇宙人がそれを「宣戦布告」と勘違いし、テレビゲームに姿を変えて地球を襲ってくる。軍隊では全く歯が立たない宇宙人の攻撃に立ち向かうは、当時のテレビゲーム・チャンピオンだったオタクたちであった。果たして彼等は地球を救う事が出来るのか?・・・というもの。

実にくだらない(笑)

であるからハッキリ言って全く期待しないで見ていた。土曜の夜の暇つぶし、程度の感覚だった・・・が、これが予想外の大ヒットで自分は殆ど客の居ないレイトショー上映会場の暗がりで一人、笑っていた。

特に、 80年代、ゲーセン野郎だった奴等にとっては楽しくてたまらない作品 になるはず。

以下、ネタバレを含むので見たくない人は、回れ右!

この作品を面白くしている要因は以下3点。

1 設定のあまりの荒唐無稽さ
2 映画全体を支配する「80年代オマージュ」
3 人が流血したり死んだり、不幸になる描写が無くすべてハッピーエンドで終わること

先ず、設定の荒唐無稽さについて、主人公の子供時代のゲーム仲間が、今ではアメリカ大統領になっていることが真骨頂。普通、考えるかよ、こんな設定!おまけにこの大統領、国語力が低く、テレビで喋るたび、国民からバカにされるというどうしようもないキャラクターである。かつてはゲームの世界チャンプでありながら今はしがない電気工になっている主人公が何故、国家存亡の危機に於いて活躍するのか・・・という理由がこの1点ですべて説明できてしまう。

あとは「友好メッセージを勘違いするのはいいとして、なんで宇宙人がギャラガだのドンキーコングになって攻めてくるんだ?!」というバカバカしさも堪らない。

次に、80年代オマージュについて。

映画に登場するゲームは全て82年辺りに流行ったものばかりである。当然、家庭用ゲーム機器なんてのが普及する以前、ガキどもは100円玉を握りしめてゲーセンに通っていた時代・・・ゲームの上手い奴はヒーローだった。例え「ゲーセン」という小さな世界であってもな。この辺の描き方が実に美味い。自分もリアルタイム世代なので非常に懐かしかった。「あ~、小学生と化中学生の頃はこんなだったなぁ!」と感慨もひとしお。

加えて、「宇宙人の攻撃メッセージ」を伝えてくるのがマドンナやダリル・ホール&ジョン・オーツの映像だったり、主人公のライバルである小人がTWISTED SISTERのTシャツを着ているという小ネタも堪らない。そしてこれまた主人公のゲーム仲間で40をとっくに過ぎて未だ童貞、しかも陰謀論にどっぷりつかり、「嫁」は80年代当時に憧れたゲームキャラの女、というデブオタが出てくるのだが、こいつが「嫁」にしてるキャラが実体化してみればなんと!トレイシー・ローズにソックリ、というのも当時トレイシーを見て度肝を抜かれたオッサン連中には堪らない(笑)

最後、残酷描写が無い事。これはとても需要な点だと思う。最近の映画はやたらシリアスになりすぎて却って陰惨な印象を残したりするのだが、本作、ピクセル化された人達も最後はみんな、生きて戻って来るし、宇宙人の攻撃にしても爆弾やレーザーでなくすべてピクセルである。流血描写が一切ない。宇宙人はゲームに負け、友好を確約して去っていくし、主人公たちも皆、ハッピーエンドになる。

というわけで本作、何も考えず、頭を空っぽにして楽しめる娯楽作である。これはまぁ、金曜の夜に「アメリカン・スナイパー」なんてヘヴィな作品をDVDで見て、アメリカ軍に協力したイラク人を親にもつ少女がテロリストに連れ出され、親や海兵隊&シールズが見ている前で、ハンドドリルで頭に穴をあけられ殺されるなんて描写を見た揺り戻しという事もあるのだろが。

ともあれ、昔を懐かしむかつてゲーセン野郎だった俺みたいな年寄りも、プレステ世代の若者も、共にハッピーになれる作品なので、是非、映画館へ!!!

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