I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2015/07/05 / 03:17

「大統領の代りはいてもJBの代りはいない」

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予てから見たいと思っていた
「ジェームズ・ブラウン 最高の魂〔ソウル〕を持つ男」
を漸く見に行ってきた。



素晴らし過ぎる出来に拍手喝采、だった。

何が素晴らしいかといって、主演チャドウィック・ボーズマン。よくぞここまで!と言いたくなるくらいJBをよく研究している。話し方までそっくりだ・・・そしてエディ・マーフィーがやっていたJBの物まねにもクリソツだ。加えて素晴らしいのがダンスを含めた再現ライヴの場面。あのJBお得のステップ、そして180度開脚でステージの床にダンっ!と着地する技をしっかり見せてくれる。これだけでも見る価値あり、である。特にブーツィー&キャットフィッシュ・コリンズの2名を加えたJB'sをバックに従えてのパリ公演の再現は本当に鳥肌が立つ。

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この作品、基本的にはJBの伝記である。極貧状態の幼少時、そして売春宿に預けられ、其処の使いッ走りをしている時に教会でゴスペルと出会い、スーツを盗んで逮捕され、収監された刑務所で生涯の友であるボビー・バードと出会う・・・という自伝「俺はJBだ」を読んでいる方なら「この場面がこういう映像になるのか」とう面白さもある。

そして本作はJBのみならず、ボビー・バードの姿を丁寧に描くことによってJBという稀代のスターの持つ特異性、カリスマ性、そして異常性を浮き彫りにしているのが面白い。映画の原題にもなっている "Get On Up" は名曲 "Sex Machine" においてJBの♪ゲラッパ!♪に次いでボビー・バードが入れる「合いの手」であることからも、この映画のもう一人の主役がバードであることがわかるだろう天上天下唯我独尊で常に「俺様!」であったJBにあるときは傷つけられ、翻弄されつつも生涯の友として関係を保てたことは非常に興味深い。クライマックスで、JBのバンドから離れていたバード夫妻の元へJBが現れ、「いい席だ」とコンサートチケット2枚を手渡し、そしてコンサートで客席のバードに向けて"Try Me"の1コーラスをアカペラで歌う場面では泣きそうになってしまった。

また、バード以外にもマネージャー役のダン・エイクロイドの演技も光っている。「ブルース・ブラザーズ」シリーズでJBと共演しているだけに感慨もひとしおだったことだろう。パリでのライヴにおけるブーツィー・コリンズの姿(ベースの持ち方!)も実際の映像に良く似せてあって面白い。

というわけで、ロードショー公開は終わってしまった(のか?近所の映画館では取り敢えず終わった)が、また機会があればデカいスクリーンで体感したい傑作である。

しかしだな・・・いくらリトル・リチャードがゲイだからといって字幕までオネェ言葉にしなくてもいいじゃねぇか、と思うわけですよ・・・



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