I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2014/12/24 / 22:17

メリー・クリスマス!(笑)

先週、土曜日から今日まで、代休を使って5連休である。例によって都内に潜伏し、映画を見たりライヴや画廊に行ったり、買い物したりとまぁ、「終日のたりのたりかな」状態で生きていた。

当然、食べるものはインド料理に決まっている。何故「ハレの日」にファミレスや「スシロー」みたいなコハダも置いてないような回転寿司に行かなくちゃいけないのだ?

渋谷で「Filmage / The Story Of DESCENDENTS / ALL」の2回目を見た後、久しぶりに麹町「アジャンタ」へ。日テレが麹町(要するに店の前だ)にあった昔は終夜営業若しくは明け方4時まで開いていたらしいが最近はラストオーダーが2330の日もあり、このときはギリギリでセーフ。

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サンバル・ライスとチキン・マッカーニ。激辛のサンバルライスと甘々のマッカーニ。よく「インド料理に『マイルド』はあっても『甘口』は無い」と言われるが、その常識を覆された逸品。このマッカーニ、ずばり甘口である。普通、この手のコッテリしたクリーミーなカレーは北インド/ムガール王宮風の料理という印象を持っていたのだが、それを南印度(アーンドラ)料理の「アジャンタ」で体験するとは思わなかった。

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パニール・パコラ。以前はパコラと言えばヴェジタブルばかり食べていたが最近は、このカッテージ・チーズの揚げ物が美味くてたまらない。

此方もアジャンタ。月曜の昼時に訪問。

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昼のセットメニューでカレー2品、スープ、ライス又はパン類、飲み物が付く。カレーはマトンとチョーレイ(ひよこ豆のマサラ)、スープはラッサム。パン類は要らないので、その分、ライスを大盛にしてもらう。

ライスにラッサムをかけて混ぜ、ラッサムライスにしてから戦闘開始。「アジャンタ」の「売り」であるアーンドラ地方ムールティ家のカレー、であるマトン。久しぶりに食べたがそのマスタードシードの香りと突き抜ける爽快な辛さはブレが全くなく、非常に美味。

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あとお店ではレトルトのチキンカレーも売っている。ちょっとお高いが、店と変わらぬ味わい。自分はこれでカレーうどんを作るのが好きである。

レジでフロア・スタッフから「久しぶりだけど全然変わらないねぇ。まだ埼玉に居るの?早く戻ってこられるといいのにね。そうしたらまた通えるじゃない?」と言われる。そうなんだよなぁ・・・早く埼玉から脱出したいのだよ!

続いて新規開拓。

月曜の夕刻、葛西臨海公園から水上バスに乗って浅草まで。二天門で船を降り、厩橋まで歩き、蔵前の「ニューデリー・ハウス」へ。

このお店、屋号の通り北インド系のレストランなのだが、最近よくみる「インド料理を謳っても実際はネパール料理」であったりカレーが数種類しかない「日本人にはナンとこの程度のカレー」という手抜き店とは違うことはメニューを見ればわかる。マトン、チキン、野菜、シーフードとそれぞれ6種類くらいのヴァリエーションがあるので目移りしてしまう。

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最近の定番、パニールパコラ。これは三角柱状。

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ジンガーアナル・・・ではなくてジンガーアナリ。ザクロ風味豊かなタンドール焼きエビ。最近はエビも食べるようになった。香りが良くて美味しい。

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ハンディ・ゴーシュト(マイルド&クリーミーなマトンカレー) とロティ。全く辛くないカレー。カレーというよりは完全にホワイトシチュー。軟らかく煮こまれたマトンの食感、良し。

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もう一品、辛口のカレー(チキン・ジャルフレッジ)とターメリック・ライス。此方は「辛口のチキン・ミートソース」といった味わい。こっちをロティで、ゴーシュトをライスで食べればよかった・・・が此方も辛さとトマトの酸味との混合加減がうまみを引き出す一品。

お店の対応はとても丁寧で、且つ料理も美味い。浅草エリアというと「下町カレー食堂KORMA」閉店以後、「夢屋」しか選択肢が無くなってしまっていたので、嬉しい一軒。次回は野菜のカレーを食べてみよう。

そして〆は毎度おなじみ「今週のデリー」である。

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六本木ミッドタウン店で昼飯。ビーフカレー・クラシックとヴェジタブル・キーマ。以前も書いたようにキーマは味が単調で、食べていると飽きが来るのであまり食べないのだが、此方は野菜がいいアクセントになり、飽きずにぺろりと食べきれる。

此方、久しぶりに夕方の湯島(上野)本店。

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水曜日限定のタンドリー・チキン・ドライカレーとコンチ。左上に少し写ってるのはラッシーではなくダヒ(ヨーグルト)。これをタンドリー・チキンの上にスプーンで掛け、ドライカレーと混ぜて食べると、とても美味い。タンドリー・チキンとドライカレーという売れ線メニューを融合させたボリューム満点の逸品。

やはり本店で人の少ない平日の午後~夕刻にかけてゆっくりと料理を堪能し、甘いチャイを飲みながら過ごすひと時は格別である。

番外編・・・今週のハズレ。

大門(浜松町)に程近い某店。一応「南インド」を謳っているのだが、例によって「ナンが付く」というクソみたいな、そしてありがちなオハナシ。ナンは要らないのでライスでとオーダーしたらこうなった。

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「南インド」なのにタンドール料理とコールスローのようなサラダが付く。右手にある小さ目のカトゥリに入っているのはジィーラ・ライス。カレーは「南インドの野菜カレー」と「南インドのチキンカレー」だというので「野菜カレーはサンバルの事ですか?」と尋ねると、北インド~パキスタン系の顔立ちをしたフロア・スタッフ「そう・・・で・・・す。」と口ごもる。出てきたブツはこれ。全然サンバルではないし、どちらも何が「辛口」なのかわからない気の抜けた味で落胆した。ただしズィーラ・ライスは美味いので、ちゃんとした南インド料理を作る能力はあるのだろう、と思う。

問題なのは客層で、結局、何処の料理だろうが「インドカレー」という文字を見ると「ナン」しか思いつかない「サラメシリーマン」や「ランチ(嘲笑)OL」のように低レベルの日本人客ばかりが集まってくると、店としても料理のレベルをそいつ等クソ共に合わせなければならず、必然的に味は低下する、という悪循環なのだろう。

以前「この程度の国民にはこの程度の政治家」という言葉があったが、料理でも音楽でも全く状況は同じだ。いくらインド料理やタイ料理が「人気」とメディアで取り上げれられても、結局は「本質」までたどり着くのは極々少数という結果になってしまう。

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