I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2014/07/07 / 23:58

七夕・・・は俺の爺さんの命日でもある。

考えてみると、生まれてから一度もこの目で「天の川」というものを見た事が無い。勿論「攻殻機動隊」ではないのだから「人の目を借りて」見た事も無い。北海道の原野へでも行けば見られるのだろうか、天の川。

なんて事を考えながら最近入手した音源を聴いている。

Bulldozer exorcism
BULLDOZER "The Exorcism" CD

アナログは昨年リリースされていたが漸くCD化されたイタリアン・スラッシュ/ブラックの1984年発表の同名Demoに"Fallen Angel" EP 収録の2曲を加えた7曲入りCD。

ハッキリ言って、自分は昔から熱心なBULLDOZERファンではない。当時、どうしてファンジンのF.E.T.U.辺りがキチガイみたいに彼等を推しているのか全く理解できなかったし未だに「名盤」と言われる3rd "IX"の何が良いのかわからない。自分としてはむしろ1st "Day Of Wrath" の方が好きだったりする。

という程度のファンでしかない自分がこれを聞いて「おっ!カッコいいじゃないか!」と思うのだから多分、熱心な人が聞いたならもっとギアが上がる筈だ。今更ながらの話だが、VENOMに強い影響を受けたベースの「のたくり」具合とかVo.とか、本家を凌駕するスピード感とか・・・変な話、カトリックの御膝元イタリアでこんな不潔で不道徳なメタルを信念もってやってる連中がいるというのは称賛に値する。

もう一枚。

7 seconds leave a light on
7 SECONDS "Leave A Light On" CD

前作"Take It Back ..." から約9年ぶりに発表された新譜。もうそんなに経ったのか・・・と驚く。80年代リアルタイマーである自分にとって 7 SECONDS というバンドは思い入れの強い存在である。それこそ熱狂しまくった初期EP~超名盤"Walk Together" を経て、何を血迷ったかU2化して失意のどん底に叩き落とされた "Praise" EPから延々と続く80年代後半~90年代後半の暗黒時代を通り抜け、99年の"Good To Go" 以降は初期の音に回帰して良作をリリースし続けている。

90年代にはもう完全に彼等を見限っていたので、「また初期の音に戻って速いハードコアをやってるらしい」と聞いた時も「どうせ懐古趣味だろう」と大して興味も持たなかった。それがまた彼等の音を聞き「あぁ、いいなぁ」と思えるようになった理由・・・は俺自身も歳を取った、という事が一番大きいのかもしれない。俺のようにバンドをやってるわけでもなんでもない「いちリスナー」と、実際にバンドでツアーをやって音楽を生業としてるミュージシャンは違うんだろうなぁ、という当たり前のことを当たり前に考えるようになれたという事も大きいのだろう。

そんなわけで新譜。前作も力強い傑作だったが本作はそれを上回る作品である。速い曲は無論のこと、今回はスロー/ミディアムな曲が充実していて印象深い。特にタイトル・チューンの"Leave A Light On" は名曲だと思う。ケヴィン・セカンズ自身、俺よりも年上なはずなのだが未だ

Leave a light on when you leave
And think before you use up
All the best of everything
Tread a light step where you go
Our time is limited
And you are gone before you know

なんて青臭い歌詞を書ける感性は素晴らしいと思う。彼等の歌詞は1st収録の名曲中の名曲 "Trust" に代表されるポジティヴな信頼関係を扱ったものが多いのだが、未だにその気持ちを持続させるのはなかなかできるもんじゃない。CDだとかなり歌詞の文字が小さくて読みにくいのだけど、音を聞きながら是非、歌詞も一緒に読んでいただきたい。ハードコアやパンクが必ずしも政治的な意味での反権力や左翼思想を標榜しなくてはいけないわけではないことがよく分かる筈だから。

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