I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2014/06/05 / 22:51

入梅。

仕事の予定を見ながら、来週静岡に10日間出張で帰ってくればもうすぐ7月・・・・2014年もアッと言う間に半年終わるのか・・・年末の紅白はPerfume出るんだろうか・・・等と考えてしまう。

そんな時の流れの中で、流されそうになりながらも本を読んだり美味い飯を食いに行ったり音楽を聴いたりするのは自分が生きてる証が欲しいからなのだろう。

というわけで最近聞いた3枚。

Eyehategod new cd
EYEHATEGOD "Eyehategod"CD

スタジオ盤としては2000年の"Confederacy of Ruined Lives" 以来14年ぶりの新作。紆余曲折を経てまた前線に戻って来た事を素直に喜びたい快作。1曲目からいきなり速い曲、という予想外の展開だがこれが物凄くカッコいい。これからはもっと速い曲増やしても良いんじゃないか、と思ったりする。その後は御馴染みのEHG節で長期ブランクを全く感じさせない良い曲が続く。

彼等の音を表現する場合「BLACK SABBATH と南部テイストの融合」とよく言われるが改めて聴いてみるとサバスとはいっても"Into The Void" のような曲限定のリフの密度からの影響であり決してオジー時代のサバスが持っていた独特の「音の隙間」ではない事に気付く。サザン・テイストと言っても別にレーナード・スキナードやモリー・ハチェットを思わせる展開やフレーズが出てくるわけでもない。弾き語りをやっていた時代のジョン・リー・フッカーの暗い方へ引き摺り込まれるようなドロッとした粘りであったりハウリン・ウルフの咆哮であったりと、むしろブルーズの影響の方が強いのではないか、と思ってしまう。そういう腰の強さやうねり、煮詰めて味が濃くなり過ぎたブイヤベースのように、胸やけしそうに密度の濃い音が堪能できる。

No Fraud Revolt!
NO FRAUD "Revolt! 1984 Demos"CD

ヴェニス、という言葉は80年代にUSハードコアの洗礼を受けた者の一部に、強烈な印象・・・爪痕と言ってもいいが・・・を残した。サーフ&スケートのメッカ、SUICIDALを始めとするチョロ・スタイルのギャング・カルチャーとハードコアが結びついたローカルなホームボーイ共の絆。

かつては日本のDBX、そしてブラジルのBANDANOS等、ヴェニス・ハードコアの影響を受けたバンドも含め、未だに自分の中で大きな影響を与えてくれるヴェニス・ハードコア・・・燃えるぜ!そんな折、入手したこの1枚。なんか全然サーフ&スケートの香りがしない。調べてみて愕然とした。フロリダ州にもヴェニスという土地があり、NO FRAUDは其処の出身らしい、という事が。

と初手から勘違い炸裂で手に入れてしまった本作。しかしこれが予想外にカッコよく嬉しい裏切り。尤も此方も「Deep Sixが出すのだからそんなチャラいブツではないだろう」という先入観は持っていたわけだが。初期USHCの例にもれず、速く、軽く、アツいという3拍子。感覚からすると何の予備知識も無くN.O.T.A.の"Propaganda Control" "Disconnected" を聴いて魂が腸捻転になるくらいぶっ飛んだ感じ・・・といっても分からないか・・・・

兎に角、初期USHCが好きな人は要チェック。因みにバンドが後年出したアルバムはアマゾンでもMP3 DLが出来る。まだ聴いていないがね。

あと1枚。

The Shrine primitive blast
THE SHRINE "Primitive Blast" DDL

此方はNO FRAUD と同じヴェニスでもカリフォルニアのヴェニス出身。先日聴いた2ndアルバムがカッコ良すぎたので1stを探しに行ったら何処にも売ってない。仕方ないのでアマゾンくんでDDLした。

音は何処からどう聞いてもハードロックなのだけど、同時に所謂「スケート・パンク」「スケート・ロック」な感覚が色濃く残っているのがとても面白い。日本で「スケボーのBGM」というとハードコアで速い曲、というイメージがあるが、あちらの場合、例えばAGRESSION、Los Olvidados、Agent Orange とミッドテンポ主体のスケート・パンク/スケート・ロック・バンドが居たわけで、実際に映画「ロード・オブ・ドッグタウン」でスイサイダル以前のスケボーBGMがテッド・ニュージェントだったり、ブラック・サバスだったり、或いはジミヘンだったりという事を考えればTHE SHRINEの音というのは実に先祖返り的な感覚で受け入れられているのではないか、と思ったりする。だからこそ、Tee Peeが目を付けたという事もあるのだろうが、いずれにしても非常にカッコいい一枚。

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