I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2014/04/21 / 00:58

神保町シアターで3月から上映されているゴジラを始めとした東映特撮シリーズの一環で「海底軍艦」を見て来た。

公開が昭和38年なので勿論、生まれていないが海底軍艦・轟天号の形だけは子供の頃から知っていた。ひょっとしたらプラモは作っていたかもしれない。しかし実際に映画を見るのは初めて・・・だと思う・・・最後まで見た記憶のある場面が一つも無かったからな。

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粗筋は・・・土木関係の技術者が次々と失踪する事件が発生。その背後にはかつて栄華を極め現在では海中に没してしまった「ムー帝国」の陰謀があった。やがて人類に宣戦布告したムー帝国の兵器によって町や港湾は次々と破壊されていく。ムー帝国の野望を阻止できるのはかつて帝国海軍の軍人であり終戦直前に行方不明になった特殊戦艦艦長の神宮寺大佐たちが帝国の再興を祈念して開発した海底軍艦・轟天号だけだった・・・というもの。

エジプトにしか見えないムー帝国人の衣装や見てくれの中で「レインボーマン」のダイバダッダを髣髴とさせる天本英世演じるムーの長老が異彩を放っているのが笑える。あとあの時代にして既にバブリーな遊び人オーラを撒き散らしている高島忠夫もかなりイイ線行ってる。田崎潤(晩年はNHK「連想ゲーム」に出てましたな)の山下中将を髣髴とさせる神宮寺大佐もカッコいい。加えて、神宮寺大佐の娘・真琴とムー帝国の女王というヒロイン2人が非常に美形であるのも燃える。やはり「昭和の美人」ってイイよなぁ・・・と思ったり。

そして肝心要の海底軍艦。衝角がドリルになっているのだが常に回ってる(笑)のがミソ。ついでに何と!空も飛んでしまう。おまけに動力は原子力らしい。もう一度整理してみよう。神宮寺大佐が失踪したのは終戦直後である。彼等は南方の孤島に秘密基地を建設し、海底軍艦の開発に携わっていたのだが、どうやって原子炉だの飛行技術を開発したのだね(笑)・・・・なんて野暮な事は言っちゃいけない。笑いながら突っ込みいれる程度にしないとな。

そしてクライマックス、ムー帝国の心臓部たる動力室に突っ込んでいく轟天号と船内から出てムー人に白兵戦を挑む挺身隊員の姿を見て「これ石森章太郎原作でアニメ放映された『氷河戦士ガイスラッガー』のソロン攻撃の元ネタじゃないだろうな」と思ってしまった。

しかしこういう昭和のSF/特撮を見ると自分が幼稚園や小学生の頃に憧れた宇宙や科学技術なんてものを今更のように振り返りたくなってくる。その頃に読んだ「21世紀の未来」は戦争も貧困も無く、どんな病気も注射1本で完治し、高度に文明化されたクリーンな都市でビルからビルに伸びる透明チューブの中をエアカーで移動し、くだらない雑務や力仕事は全てロボットとコンピューターがやってくれる筈・・・だったんだけどね。

しかし最近、仕事していて思うわけだよ。「パソコンを使うようになって絶対に仕事量は増えたよな。あと無駄に捨てる紙も増えたし。」と。21世紀の世界ってこんなじゃなかった筈なんだけどね・・・・


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