I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2014/03/31 / 00:28

2010年に死去したロニー・ジェイムス・ディオ。

現在、ヘヴィ・メタルと呼ばれるジャンルを聴いている若い世代でディオの名を知らない人はどのくらい居るのだろう、とふと考える。因みに自分は、ビートルズもストーンズも、ディープ・パープルもレッド・ツェッペリンもアルバムを通しで聞いた事が一度も無い。興味が全くないからだ。故に、RJDの存在を知らない人がいたっておかしくないだろ・・・と思う。

そんなロニー・ジェイムス・ディオのトリビュート盤が発売された。

Dio Tribute
"Ronnie James Dio ~This Is Your Life" V.A.

トリビュート盤、というとハッキリ言って1回か2回聴いて終り、あとは記憶から消えてしまう類のものが大半だ。今でも折に触れて聴いているのは VADERやIMMORTAL が参加したMAYHEMのトリビュート盤くらいなものだ。しかし今回の企画はちょっと違う。

トリビュート盤のキモは「原曲をどのように料理するか」なのだがRJDの場合、あのVo故に原曲自体をいじれない・・・BLACK SABBATHのとトリビュート盤におけるSCORN みたいに曲を完全にぶっ壊すようなアレンジが出来ない・・・いや、しちゃならんだろう、それは!という事なのかどうかは知らないが、どのアーティストも原曲に忠実に仕上げてるのが高得点。あとは参加してるバンド/アーティストの豪華さである。ANTHRAX, Biff Byford & MOTORHEAD, SCORPIONS, DORO, Rob Halford, METALLICA といった超一流どころが顔をそろえる豪華盤である。

個人的に一番好きなのが MOTORHEAD & Biff Byford の "Starstruck"。決して音域が広いわけでも声量が凄いわけでもないビフとレミーだが、実にシブいアレンジでカッコ良く仕上げている。SAXONが得意とするブギー/シャッフルのリズムを持つ"Starstruck" を選曲したのも勝因だろう。そして久しぶりに聞いたSCORPIONSだがやはりクラウス・マイネの歌の上手さは脱帽する。"Temple Of The King" という選曲も良い。あとDOROの"Egypt" も艶っぽい仕上がりでカッコいい。

逆に面白かったのがRob Halfordの「銀嶺の覇者」で「ロブってこういうコブシの回る曲って歌いこなせないんだ(笑)」と意外な発見があった。METALLICAのメドレーについては「あ~メタリカね」という感じ。しかしそれ以上でも以下でもない。ジェイムズ・ヘットフィールドの独特の歌い方・・・言葉の途中で音程を下げるとか語尾の発音等・・・ってもう職人芸だよな、とは思う。あと意外な健闘だったのが日本盤ボーナス・トラックとしておさめられていたSTRYPERによる "Heaven & Hell" 。これは良かったね。

というわけでRJDを知らないよ、という人も自分の好きなバンドが収められていればそれを切っ掛けに聴いてみるのもいいのではないかな、と思う。

最後に2つだけ不満を言わせてもらえれば "Die Young" をカヴァーしてるバンドが居ない事、日本盤ボーナス・トラックを入れるならDIO "This Is Your Life" の前にして欲しかった、という事だけだ。このアルバムは、ラストをロニー自身の声で〆る事に意義があるのだから。

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