I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2014/03/16 / 23:00

今年はゴジラ生誕60周年らしい。

改めて調べてみると第一作「ゴジラ」公開が昭和29年。勿論、そんな時代には生まれていないが俺も子供の頃は、テレビで放映されていた白黒映画の「ゴジラ」を見て恐怖したものだ。

それから時は流れ流れに流れまくって21世紀。昨年の会心作「パシフィック・リム」のヒットで日本のお家芸である「怪獣」映画が再評価され、更にもうじきハリウッドでリメイクされた「ゴジラ」も公開になるという2014年。神保町シアターで絶賛公開中の「GODZILLA公開記念・生誕60周年ゴジラ映画総進撃」に行ってきた。

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見たのは「怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ」である。

話の粗筋は・・・新たに発見された木星の衛星「X星」を探査するために派遣された宇宙飛行士2名。そこで「X星人」と遭遇した彼等は襲来するキングギドラから身を隠し地下で生活するX星人の統制官から「キングギドラを撃退するためゴジラとラドンを貸して欲しい。その代わり癌の特効薬を作るためのデーターを提供する。」との提案を受けるが果たしてX星人の真意とは・・・という話。

ゴジラ、キングギドラ、ラドンという3怪獣三つ巴の戦い、というよりはX星人と地球人の興亡に話の力点が置かれているのがミソで、怪獣映画であると同時にSF映画としても楽しめる作りになっている。現代からみればまさに「古き良き時代のスペース・オペラ」というべき作りもまた、乙。噴射式ロケットの宇宙船で木星の衛星まで通常だったら数年かかるであろう(燃料はどうするんだ!)行程を一気に端折って見せる強引なところもまた、乙。X星からやってきた統制官と会談の場が設えられるのが国際会議場でなく湖のほとりで、周りにわけのわからない野次馬が沢山いたりするのも笑える。
X星人の造形も「プラン9・フロム・アウター・スペース」の宇宙人と「マトリックス」のエージェント・スミスを繋ぐミッシング・リンクと見るのは考え過ぎか(笑)

また若い頃、こんな妖艶な美人だとは全く知らなかった水野久美演じるX星人の女性は「謎の円盤UFO」におけるエリス中尉の元ネタになったのでは、とも考えてしまった。

あと、X星でいったんキングギドラを撃退したゴジラが何度も行う「しぇー!」のポーズ。当時、赤塚不二夫のギャグが如何に世の中に浸透し、且つ影響が大であったかを証明するものだろう。個人的にはキングギドラのカッコよさに改めて痺れた。こんな美しくて強い怪獣を生み出せる日本の美意識と底力に心を動かされる。

そんなわけで上映中、会場の彼方此方から笑い声も聞こえる楽しい作品だった。今週末は3連休なのでまた機会を見て足を運びたい。因みに同劇場では本ゴジラ企画のスタンプラリーも実施中。

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