I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2012/10/08 / 01:33

10月も1週間が過ぎて漸く涼しくなってきた。今朝方は雨が降ったせいもあり、窓を開けると秋の鈴風が吹き込んでくる。今季初めて、袖無しの革ジャンを着て外に出る。

久しぶりに高円寺BOYへ行き、取り置きをお願いしていた音源を受け取る。滅多にアナログは買わないのだが、やはり持っていたい一枚というものはある。

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       VOIVOD "War And Pain" LP

以前にも書いたかもしれないが、このアルバムとの出会いはリリースされた1984年に遡る。当時、よく足を運んでいた渋谷の「マンドレイク・ルート」で、この変なアートワークのアルバムが目に留まった。LPに貼付されている説明書きを見ると

「レーベルがメタル・ブレイド・レコードなのでメタル・バンドだと思うのですが・・・・」

とある。買って帰り、針を落としてぶっ飛んだ。

どちらかというと旧態然としたハードロック&メタルを推す店であるマンドレイク・ルートが本作を「メタル」だと思わななった理由が直ぐに分かった。尤も俺がハードコア・パンクを聴きはじめるのは85年くらいからだから当時はまだこの音がメタルよりはハードコアに近い事など露知らず、だったのだが明らかにMETALLICAやSLAYER、ANTHRAX 等のスラッシュ・メタルとは異質な「何か」があった。

VAN HALEN が大好きだった友人が言った「こんな弾き方したらギターが可哀想だ」ノイジーなギター、コンクリートの破壊音のような音の質感、金切声/叫び声に近いVo、手数のやたら多いドラム、唸りまくるベース、そして気が触れたようなアートワークとフォント、それを体現する歌詞の世界観。一気に引きこまれた。

以後、彼等はスラッシュ・メタルから離れた音をプレイしている現代まで、非常に質の高い作品をリリースし続けるのだが、やはり自分にとってVOIVODの最高傑作を1枚選べ、と言われれば即断即決で本作を選ぶ。やはり最初に聴いた衝撃、刷り込みはなかなか越えられない。そしてそれが人生に大きな影響を与えたりするわけだから原体験というヤツは侮れない。



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