I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2012/06/21 / 02:01

たまには昔のアニメでも・・・と思い、寺沢武一原作

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    「ゴクウ Midnight Eye」DVD

を見ていた。

寺沢作品と言えば一般的には何と言っても「コブラ」なのだろうが、自分はこの「ゴクウ」が一番好きである。

時は2014年(再来年だ!)。元刑事であり現在は東京で私立探偵を営む風林時悟空。とある武器商人を追っていたかつての刑事仲間が次々と自殺。調査に乗り出すが悟空自身も敵の刺客・孔雀の催眠術に幻惑され、自殺に見せかけて殺される寸前、ナイフで自らの左目を突き、その苦痛で催眠から逃れ九死に一生を得る。その一連の流れを見ていた「謎の存在」は悟空の左目に、世界中のあらゆるネットワークに侵入できるコンピューター端末を仕込んだ義眼を、そして自在に伸縮しエネルギー波を発射できる武器・如意棒を与える。悟空は「謎の存在」から与えられた能力を活用し、巨悪に挑んでいく・・・と言う話。

本作が誌上に発表されたのが1987年。サイバー・パンクの先駆けとなったウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」が世に出たのが1984年(邦訳は86年)この時点で既に「あらゆるネットワークをハッキングできるコンピューターを仕込んだ義眼」を装着した主人公という設定、そして「攻殻機動隊」が誌上に出たのが89年だという事を考えれば本作が如何に先鋭的だったかが良くわかる。主役の悟空が左目以外は生身の身体であり、「神の左目」という設定があるにせよ基本はヴァイオレンス&エロスな大人向けSF&ハードボイルド・アクションだという点も気に入っている。



そして今更ながらに見直して面白かったのは街の様子や衣服、生活スタイルといった部分。このOVAが発売されたのは89年。時はバブル絶頂期。当然描かれている風俗にもバブリーな香りが色濃く残っており、近未来の話でありつつ何処か懐かしい、という不思議な感覚に捉われる。如意棒を使い、大都会の夜景に消えていく悟空の姿は今見ても本当にカッコいい。



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まとめwoネタ速neo 2012.06.22 12:40

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