I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2012/04/10 / 00:12

先日、レコード店で喋っていた事について彼是。

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再結成したAMEBIXやANTISECTといった往年のハードコア・バンドについて話していて、話題が "Chaos In Tejas" の事になった。これは毎年テキサス州オースティンで世界中のハードコア、デス/ブラック・メタル/グラインド・コアのバンドを集めて数日間に渡って行われるライヴ・フェスなのだが、メンツを見ると再結成組が非常に多い事に気付く。日本のBASTARDやJUDGEMENT も"Chaos In Tejas" でライヴをやるために再結成している。MOB 47 も THE STUPIDS も再結成して初来日したし秋にはSNFUがやって来る。


「結局みんな、昔のバンドが見たいんじゃないですかねぇ?」

「やはりハードコアって音楽が一番アツかった時期に活動していたバンドを見たいってのはありますよね。実際、音源にしても某レーベルの某さんが『最近は新しバンドの音源が全然売れない。売れるのは再発物ばっかりだよ』とこぼしてましたけど、私もその通りだと思います。」

「うちでも同じですね。」

「最近、ハードコアってもう終わってるムーヴメントなのかもしれない、って思うんですよ。」

「確かに・・・そうかもしれませんね・・・。僕たちは一番いい時代を実体験してるからって事もあるんでしょうけど、今の子たちがハードコア聴いて僕たちみたいに感じるとは思えないんじゃないかって。今はみんなヒップホップなんですかねぇ・・・それとも、もう音楽なんて聞いてないのかもしれないなぁ・・・」

そんな事を話していて、昨年、横浜で九狼吽のライヴを見た時の事を思い出した。VoのムネさんがMCで言っていた言葉。

「ハードコアが一番過激な音楽じゃなくなって20年・・・」

確かに、冷静に考えればそうなんだろう、と思う。映画「アメリカン・ハードコア」でex.CIRCLE JERKS, ex.BLACK FLAG, OFF! のKeith Morris が「ハードコアは1986で終わった」と話していたが、それは時期尚早としても90年代初頭にはある意味最も過激でカッコいい、且つ先鋭的であった音楽としての役割は「終わっていた」のではないか、と思う。

音楽の過激さ、カッコ良さは時代と共に変わっていく。マイルスがビバップ~ハード・バップをやっていた時代、尤も過激でクールな音楽はジャズだった。それからロックが台頭し、ハード・ロックが派生し、メタルになり、パンクになり、ハードコアになり・・・ヒップホップになり・・・サイコビリーになり・・・と時代の中で「最も過激な音楽」の定義は変わってきた。

俺が学生だった80年代、ハードコア・パンクって「怖い」音楽だった(苦笑)。今は当たり前みたいに編上げのブーツだのを履いているが、当時そんなものを履いてペイントだらけの革ジャン着て、伸ばしっ放しの長髪などという恰好で電車に乗れば一斉に視線で刺された。今じゃドクター・マーチンのブーツなんて何処でも売ってるし、その辺の小僧でも履いてる。ちょっと通販サイトを覗けば、ロンジャン「もどき」だって安価で簡単に手に入るし、全然ハードコアやパンクとは関係ないようなチャラい小僧がピラミッドベルトをしていたりする。ライヴに行っても前のモヒカンのベルトにナイフが吊るしてあるとかマイクスタンド投げられたり、蹴りを食らったりすることも無くなった。まぁハードコアに限らず、昔からジャンルを問わず「過激な音楽が好きな連中」なんて多かれ少なかれ、こういう要素を持っていたのだろうと思う。それだって、時と共に移り変わっていく。「宿命」なのだよ、多分・・・いや、間違いなく。

職場の後輩で、

「CDを買った事が無い」

という奴が居た。

「じゃぁ音楽聴かないの?」
「ダウンロードで十分です。アルバムとか聴かないし。」

もうそういう時代になっているのだろうか・・・と悲しくなる。俺は、何と言われようが音楽にしろ書籍にしろ手に持って重さのある「形」が無いと絶対にイヤだ。例えメディアなんとかでDLしておいても、本当に欲しい音源は買う。音源買って、ライヴに行って、気に入れば物販も買う。これが本当の音楽ファンの正しい在り方だと思うからだ。

前出、九狼吽のMCの続き

「・・・・それでも俺はハードコアをやり続ける。何故なら、俺自身がハードコアだからだ。」

俺は、別段アウトローでもアウトサイダーでもない。組織中で仕事して給料もらい、社会のルールに縛られて生活しているただの人に過ぎない。ただし、仕事に関しては相手が誰であっても言うべきことは言うし、通すべき筋は通す。其処で怯んだり、折れたりしたら将来までカモられ続けるような奴に成り下がってしまうだろ。結局、自分にとってのハードコアって自分に対する宣戦布告だったりするんだな・・・・ってまさに BLACK FLAG "My War" じゃないか。

だからどんなに音楽のトレンドが変わろうが、俺もハードコアを聴き続ける。それは、間違いない。


此方、御馴染み本家、BLACK FLAG "My War"


そして此方、何と Rorschach によるカヴァー!!!

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斬って悔やまず、抱いて愛さず / ホーム / GWには海いって鎌倉のT-SIDEで南インド料理食べてだな・・・


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