I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2012/02/27 / 02:18

2月は大御所の新譜リリースラッシュである。まさに「溜めといてドバッ!」状態である。海外モノだけでも、CORROSION OF CONFORMITY, TERRORIZER, AUTOPSY, ASPHYX, NAPALM DEATH 等々。その中で最も待ち遠しかった2枚から。

    COC new CD
    CORROSION OF CONFORMITY
            "Corrosion Of Conformity"CD


Vo.のペッパー・キーナンが離脱して"Animosity"時代の所謂「オリジナル・スリー」マイク・ディーン、ウッディ・ウェザーマン、リード・ムリンでの新譜。個人的にCOCは80年代クロスオーヴァー期から現在に至るまで20数年間でACCUSEDやPOISON IDEAと並んで「最もTシャツの着用頻度が高いバンド」であるだけに思い入れは強い。だからこそ、ペッパー・キーナンが専任Voに就任し「メジャー・アクト」になって以降の作品は「悪くはないが物凄い違和感のある」ものだった。

尤も、ラインナップが"Animosity"時代と同じとはいえ音楽の変遷を考慮すれば、先行してリリースされた"Your Tomorrow"EPを聴いても明らかなように今更 "Horier" "Prayer" "Center Of The World" "Citizen"といったガッツリ速い曲を連打するなどとは此方も思っていない。




3人体制復活後のライヴ。やはり"Prayer"は名曲だ。しかしドラムとベースのデュアル・ヴォーカルって凄い。

そして遂にリリースされた本作。期待以上の出来・・・どころではない。"Blind" 以降では間違いなく最高傑作だと思う。所々で速いパートも織り込んでいるのがミソ。そして3人バンドならではの「マジック」「ケミカル」と言われる独特のノリ。久しぶりに聴く、マイク・ディーンの歌。やはりCOCのVo.はマイク・ディーンでなければならない。それに加えて音の屋台骨を支えるリード・ムリンのドラム。曲の良さ、キレと重さも秀逸である。聴いていると節々にBLACK SABBATH を髣髴とさせるフレーズが出てきて「あー、やっぱり(昔っから)サバス好きなだけあるんだな。」と今更のように思う。ウェスタン風味のインストもいい感じ。Welcome Back!!! あとはこのラインナップで来日してくれ!!

続いて、

     Terrorizer new CD
     TERRORIZER "Hordes Of Zombies"CD

ハッキリ言おう。誰が酷評しようが復活作である前作"Darker Days Ahead" は名作である。しかしまさか再度、死の灰の中から生き返るとはだれも想像していなかったであろう彼等の新譜発表のニュースを見た時はかなり驚いた。そして届けられた本作・・・もまた名作である。

ブラストビートを使うバンドは昨今、星の数ほどいるが、ブラストを叩いてスピード感が死なないバンド、というのは殆ど居ない。例えばブラジルのKRISIUNみたいにずーっとブラストし続けていると何時しかスピード感が消えてしまう。その後でKOROとかFIXを聴くととてつもなく「速く」聞こえる。彼等やREPULSIONはそのスピード感が死なない稀有なバンドだと思う。だからこそカリスマたりえたのだろう。

そんなわけで本作。彼方此方で書かれている通り、ピート・サンドヴァルのドラムは兎に角、素晴らしい。狐憑きではないが、何かが憑依しているとしか思えない。あと前作からVo.になったアンソニー・レズホークの歌唱も個人的にはとても気に入っている。何と言っても重低音のデス・ヴォイス(っていうの?www)でありながら言葉がキチンと聞き取れるのが凄い。



先述のCOC同様、此方だって今さら"World Downfall Pt.2" など期待しては居ない。あくまでも現行の凄味で聴かせて/乗らせて貰えればいい。そういう意味で本作、長いブランクを全く感じさせない名作である。

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