I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2012/02/14 / 01:15

予てから見物したかった明治大学博物館・刑事部門に行ってきた。徳川時代や中世ヨーロッパの刑罰や拷問関連の器具や文献、図版等が展示されている。ニュールンベルクの処女・・・所謂「アイアン・メイデン」が展示されている事でも有名である。

これらを見ていると改めて人間が人間に対して苦痛を与える事に関するイマジネーションの豊かさに舌を巻く。そして人間が内包する残虐性というのは古今東西、変わらぬものなのだろう事を改めて認識する。

よく江戸時代や中世に過大な憧れを抱いている人達がいるが、そういう人達は当時の身分制度だの差別だのが現代とは比べ物にならぬくらい厳しく、且つ人権意識など無いに等しかった、という事実は見ないことにしていうのだろう。池波正太郎の時代小説に出てくる「庶民」のように美味いもの食べて芝居見物して、時には吉原なんかにも繰り出して・・・という甘い幻想など一撃で打ち砕かれる事、請け合いだ。

因みに徳川時代にあっても拷問は簡単に許される手法ではない。あくまでも老中に「この重参が罪を犯した十分な証拠があるいも関わらず口を割らないので拷問する許可をいただきたい」と言う趣旨の報告をしてそれが受理されなくてはならない。だからこそ、責めるからには「その途中で死亡しても致し方ない」という事にもなるのだろうが。

Iron Maiden guillotine.jpg
アイアン・メイデンとギロチン台

十手
十手の数々。笹沢左保「地獄の辰」シリーズに登場する実戦用長十手はなかなかの物。

石抱き
石抱き

磔刑
磔刑台

鋸引き
鋸引きの刑。罪人を往来に首だけ出した状態で埋め、通行人に鋸で首を斬らせる、という壮絶な刑。勿論、そんな事をする人は居ないので数日間晒した後、磔獄門に処す。

図録1 図録2
ミュージアム・ショップで購入した図録

図録3
こんな切れ味悪そうなハサミで舌を切られたら堪ったもんじゃない。「ソドムの市」かよ。






                 


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