I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2011/11/14 / 00:49

最近の読書ネタはこればっかりで申し訳ないのだが、取り敢えず現在刊行されている6巻までは行こうと思っている。

そんなわけで、あっという間に読了してしまったジャック・キャンベル「彷徨える艦隊」シリーズ3巻

      Courageous.jpg
      「巡航戦艦カレイジャス」

まぁいろんな意味で「中だるみの中間地点」という感じ。相変わらずホーンブロワー等の帆船小説を髣髴とさせる艦隊戦は興奮するし、クルーの個性というのも更に浮き彫りになってきて面白味を増したが、「成り行きで肉体関係になってしまった」カラス共和星系副大統領ヴィクトリア・レオーネと「自分を崇拝し且つ仄かな恋心を抱いているらしい部下」である旗艦ドーントレス艦長ターシャ・デシャーニとの絶妙な三角関係に悩まされた挙句判断を誤り初めて大きな損失を出してしまうギアリー大佐の姿は「殿!御乱心を!」とまでは行かぬまでもかなり微妙。まぁ次巻への橋渡しと思えばいい。「ベルセルク」みたいにずーーーーーーーーっと中だるみが続くわけじゃあるまいし、な。

でもって3巻まで読み進めてきて今更ながらに気付いた点を2つ。

先ず、兵站(補給)が必ず書き込まれている事。軍事作戦なり行動なりにおいて部隊の配置や装備の状態も大切だが先ず、兵站(武器弾薬・糧食の補給、宿泊等)、そして通信である。

分かり易い例で話すと、例えばAKB 48が全国ツアーしますよ、という企画が持ち上がった場合、曲目がどうの振付がどうのという事以前に先ず、ライヴ開場を押さえ、48人+スタッフ分の食事、移動手段、宿泊所、セキュリティ等々を考えなくてはいけない。人数が多くなればBLACK FLAGみたいにヴァンに楽器と日用品を詰め込んで運転して何処へでも行く、というわけにはいかない。これが艦隊規模になれば如何に補給担当の士官・下士官が苦労するか・・・は言わずともわかるだろ。

作者はここらへん所を実にしっかり描いていて、次の星系にジャンプする、或いはシンディックとの一戦を終えると人員、武器弾薬、燃料の状態を確認すると共に補給品を如何に入手するか、を考えている。そして火力や防御力、機動力で戦列艦に劣る、しかし絶対に失ってはならない補助艦(補給艦)を如何に守るか、に心を砕いている。派手な戦闘場面にばかり目が行きがちなミリタリーSFにおいて、このように実務に即した面を描けるのはやはり作者が海軍士官として長期間軍籍にあったためであろう。実際に補給をやっていたのかもしれないが、ね。

2点目は女性乗組員の多さである。先述のレオーネとデシャーニ、そしてクレシダ、ティロシアン、ファレサ・・等々の艦長、そして宙兵隊(宇宙海兵隊)指揮官のカラバリ大佐・・・とかなりの人数である。

その「走り」になったのは間違いなくロバートAハインライン「宇宙の戦士」(スターシップ・トゥルーパーズ)において未来の宇宙戦で艦長の殆どが操縦適正上、女性になっているという一節に起因しているのだろうが、それにしても「オナー・ハリントン」やこれはSFでなくて純粋な軍事アクションものだが「ステルス艦カニンガム」のアマンダ・ギャレット&クリスティーン・レンディーノ等、女将校モノが多いのはそれだけ世の中にフェチ公/マゾ野郎が増えた、という事なのだろう。

そんなこんなでこの「彷徨える艦隊」シリーズ、映像化したらどうなるか・・・というわけで読んでいるときの脳内妄想キャスティングは・・・

ギアリー大佐:俺
ドゥエロス艦長:俺
デシャーニ艦長:栗山千明
カラバリ大佐:栗山千明
レオーネ副大統領:石原さとみ

ヌモス艦長:バカな上司A
ファルコ大佐:バカな上司B

我ながら、完全に頭の中に虫でも湧いてるとしか思えない極楽絵巻だな。

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