I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2011/10/24 / 02:23

子供の頃から海が大好きだったせいもあるのだろうが、南の島に船で行く、或いは旧式のプロペラ機で行く・・・という事に浪漫を感じていた。

というわけで、

      エレキテ島
      鶴田謙二「冒険エレキテ島」1巻

超寡作&遅筆な鶴田氏、待望の新作である。神保町の書泉グランデの漫画売場に行ったら新刊本の台の最前列ど真ん中に「ドリフターズ」2巻と並んでドンっ!と平積みしてあるのはそれだけ待っていたファンも多かった、という事なのだろう。

話の粗筋は、大島から小笠原諸島に複葉機で郵便を届ける女子、御蔵みくらが、祖父の遺した未配達の郵便を届けるため「エレキテ島」と呼ばれる蜃気楼の島・・・要するに「動く島」だな・・・を探す、というもの。

「冒険」とはいっても当然、絶体絶命の危機が次から次へと襲いかかり、銃弾が飛び交い、戦争映画並みにバタバタと人が死ぬ・・・なんて描写は皆無でゆったりとしたリズムで話が進行するのは「Forget Me Not」等と同様。このリズムが合わないと「起伏が無くて退屈だ」と感じる人もいるのだろうが、好きな人には安心して入り込める筈。港や街の風景、海、空、そして飛行機、といった風景、そして夏の香りがスクリーントーンをほとんど使わず細かく描き込む高い画力で、一コマ一コマがそのままポストカードになりそうなアングルで切り取られているのは本当に惚れ惚れする。惜しむべきは本編は全て白黒印刷だという事で、これがカラーなら鶴田作品の特徴でもある美しい青色がまた拝めたのに・・・と思う。

あと、毎度の事ながら本当に女体の描き方がエロい。別段、官能的な描写があるわけでは決してないのだが、何気ない仕草とか表情に漂う仄かなエロさがフェチ的感覚を刺激する。

というわけで、久しぶりの新作、とても面白かった。帯には「第2章、2012年顎間アフタヌーンで連載開始!!」とあるが本作の第2巻が果たして何時出るのか・・・は神のみぞ知る。

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