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ニヒリズムとナルシズムの狭間で


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2011/07/30 / 23:59

銀座、「ヴァニラ画廊」にて開催中の

      「団鬼六・追悼絵画展『Dan Oniroku』」

を見に行ってきた。考えてみれば此処最近は頻繁に該画廊に顔を出しているような気が・・・・しないでもない。

          kinnbaku.jpg

廊内は団氏と生前交流のあった作家の方々による緊縛絵/責め絵等が四周の壁に所狭しと貼られており圧巻である。その中で扉を開けて真正面に展示されている「団鬼六」と白く染め抜かれた印半纏がなんともカッコいい。作品以外のインタヴュー記事などから作家紹介でよく言われる「アウトロー」よりは「粋な遊び人」という印象の方が強かっただけに納得してしまった次第。

そして一面の緊縛絵を間近で見ながら、縄というものを芸術の域にまで高めてしまった日本人の感性に驚くと同時にSMってヒエラルキー萌えとギャグの要素が強いのだな、と改めて思う。

格差とギャグに関していえば、前者は美しい良家の奥様や女性教師がチンピラだの薄汚い日雇い労務者に凌辱される設定が多いという事があげられる。後者は七夕の笹飾りを前にしたまんぐり返しだの、責められてる女性に猫をけしかける、或いは漁師が鰻を秘所に突っ込もうとするといった発想・・・などギャグ脳なくしては考えられないのではないか、と思う。

しかしながらそういった話を読む、或いは絵として見るにつけ男目線と女目線のSM観ってかなり隔たりがあるのではないか、と思ってしまう。まぁ自分の嗜好としては女性を「責めたい」とは思わないので責め手の心理というのはよくわからないのだが、少なくとも自分にとってのSMというのは「この人だからこそどんな責め苦にも耐えて見せよう」という(特定の)女性に対する崇拝/憧憬であり、苦痛に耐える自分へのナルシズムであるので、それ以外の女・・・例えば「M男に蹴り入れるのってストレス解消になるよね~」とか言っているバカOLなど・・・に対しては「だったら俺の蹴りにも耐えてみろよ、糞ランチ(笑)女」と思う。

言うなれば扉を開ける「同じ鍵」を所持している者同士でしか成立しない関係性、という事なのだが、ではM女さんから見たS男性ってのはどういうものなのだろう、と考える。少なくとも俺が女だったら、自分よりもヒエラルキーが低く、知力も劣るような男に責められるのは絶対に嫌だし、それで相手に屈服したり、ましてや其処に快感を覚えるなど有り得ないわけだが・・・とはいうものの、豊満な体に食い込む縄というのは見ていて何とも言えない色気があるのだな・・・とも思ったり。

などという出口のない堂々巡りのような事を考えつつ、午後のひと時を冷房の効いた画廊で過ごすのは良いものだ。個人的に一番気に入ったのは、わんこと2ショットで微笑まれている団先生の写真。

          seppuku.jpg

帰り際、物販で早乙女宏美さん絡みの切腹本を購入。因みにヴァニラさんの物販/図書コーナーは何気にツボ突きまくりで、国書刊行会から出されていた「黄金の夜明団」の魔術本(同社から出ていたアレイスター・クロウリー「魔術・理論と実践」は持っている)や「ユイスマンスとオカルティズム」なんて本に混じって、みうらじゅん&田口トモロヲ「ブロンソンならこういうね」(文庫Ver. 新書版は持ってる)があったり、これまで展示をされた作家さん達のグッズがあったり・・・と見ていて飽きない。

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