I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で

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2014/07/29 / 22:35

昔から職場で、ネット上で繰り返し言っている言葉。

「人間は社会性の動物である」

これは裏を返せば「社会性の無い者は人ではない」という意味でもある。
では「社会性」とは何か?安易にWikipediaから抜粋すれば

「人間関係を形成し、円滑に維持するための社会生活を送る上で欠かせない特質」とある。

では此処で質問。

「究極の貧困」とはどんな状態に置かれることなのだろうか?

それは、ただ単に食物、金銭、物品について困窮する、という話ではない。これらの要素に加え、「社会性が欠如していることを肯定せざるを得ない状況下に追いやられた状態」ではないか、と思い至る。

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石井光太「レンタル・チャイルド~神に弄ばれる貧しき子供たち」

読了。

インドの社会最底辺にいる子供達(乞食)を描いたノンフィクションである。ハッキリ言って、マフィアなどの「悪い人達」が憐れみを誘うため、誘拐してきた(あるいは捨てられた)赤子の手足を切断し、或いは目を潰して片輪にしたのち、乞食として使役する、という話には何の新鮮味もない。同じエピソードは、アルベルト・アンジェラ「古代ローマ人の24時間」にも登場する。つまり、人類に文明の曙光が差したその日から現代まで、世界各地にそのような子供たちは存在し続けていた、という事実に他ならない。

マフィアによって集められ、物乞いとして使役された子供たちがやがて少年~青年となり自分たちがやられた事と全く同じことを子供たちに行っていく連鎖の過程についても新鮮味はない。冷めた感想を言えば「あ~、やはり洋の東西は違えども、何処でも同じなんだな」ということだ。

では「お前はどの箇所に心を動かされたのだ?」と問われそうだが、自分が一番面白かったのは、浮浪少年たちが老山羊の足を紐で木の枝に縛りつけて後ろから犯す場面である。そこから目を背けようとする作者に浮浪少年のリーダーが言う。「俺たちは街の女からは相手にされない。だから体力のある奴は女乞食を強姦するか、片輪で強姦できない奴はヤギを犯すしかないんだ!」と。シンナーで目がぶっ飛んだ子供が陰茎をしごきつつヤギに近寄り、その肛門に自分のモノを突き立てるというのはちょっとやそっとでお目に掛かれる光景ではない。

もう此処には生で獣姦して病気がどーの、倫理がこーの!という境界など存在しない。残されているのは「暖かい粘膜の中で射精したい」という動物的本能のみである。事自分の身に振り返って、現在の生活環境でヤギと生で肛門性交をヤリたいか、と問われれば即座に「ノー!」と否定する。日本人の99.99999%がそういうだろう。

以前、職場の宴会で同僚女子に尋ねられたこと。「もし無人島にブサイクな上司某子とたった二人で流されたら抱けますか?」俺は即答した。「あんなのとヤルくらいなら、堀北真希の写真集でオナニーしている方が遥かにいい」と。何が言いたいかというと、ある一定以上のレベルに発達した文明や社会においては性欲解消の選択肢が多岐にわたる・・・つまり「SEXの快楽とオナニーの快楽は別物!」と言い切れる人間が先進国には多いのではないか、ということだ。その端的な事例がSMであって、例えば後進国やアラブ諸国において「鞭打ち」というのは単なる刑罰でしかない。この鞭打ちの苦痛を「快楽」に変えるコンバーターが脳内に存在する人間が日本や欧米諸国には数多くいる、という事実を鑑みてもわかるだろう。

インドに話を戻そう。前出の通り、乞食少年には「強姦か、獣姦か」という2者しか選択肢がない。下水管が壊れ糞尿が溢れ出す公衆便所の脇に住み、濁った不衛生な水を飲み、食べられるものは何でも口にし、死ねば半日待たずに晩期死体現象が現出するようなすさまじい気温と湿度の中、怪我や切断された創傷から膿を滴らせ、それでもまだ「獣でもいいからヤリたい」という本能が突出している。此処には「社会性」というものは皆無であり、獣と化した状態に追いやられた人間が生きている。これこそ、究極の貧困ではないのか、と思う。

とはいえ、そこに思い至ったからと言って自分には何ができるわけでもない。冷たい言い方だが人は自分が持って生まれてきたカードの絵柄で勝負するしかないのだから。昔、親がよく言っていたものだ。「上を見ればきりがない。下を見てもきりがない。だから自分のいる場所で人は生きていくしかない。」と。

そんなことを思いつつ、俺はインド料理店のインド人スタッフに

「このビリヤニ、香りが良くてすごく美味しいですね!あと塩味のマサラ・ラッシーも追加でお願いします!」

と笑顔で話しかける。

※ 社会や文明の成熟度と性欲の解消方法のヴァリエーション、或いは人間の知的レベルと生殖能力の強弱等に関する研究書ってのは無いのかね・・・・

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2014/07/28 / 22:39

土曜の夜から酷い喘息の発作で寝込んでいる。今日は久しぶりに仕事を休んで病院に行き、薬をもらい午後はローズマリー・サトクリフのケルト英雄譚をぱらぱらと読みながらうつらうつらしていた。

夜になっていくらか体調が戻ったので先週のことなどを少々。

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現在、世田谷文学館で開催中の 「SFの国~日本SF展」  (詳細はクリック)に行ってきた。京王線に載るのは何年振りだろう・・・と思いつつ芦花公園駅で下車して会場へ。

来たのはいいが・・・考えてみると自分は日本のSFというのを殆ど読んだことがない。

今回の展示は、星新一、筒井康隆、小松左京、真鍋博の各作家に纏わる生原稿、資料、雑誌等々といった内容なのだが、小松左京の作品で読んだのは「宇宙漂流」「青い宇宙の冒険」の2作だけ。筒井作品については中学生時代にかなり読んだが自分の中では風刺/ナンセンス/ギャグ小説という括りであって「SF作家」ではない。その証拠に代表作であろう「七瀬ふたたび」「時をかける少女」も読んでいない。前者についてはかつてNHKでドラマ化されたときに見て「多岐川裕美、エロいなぁ」と触れてはいけない大人の女の色香に触れたようなドキドキ感ばかりが残り、内容は全く覚えていないという結果となった。星新一作品にしても筒井作品と同様小学生~中学生のころにかなり読んだが筒井のような毒がなかったせいか、話は全く覚えていないという体たらく。豊田有恒も「地球の汚名」しか読んでない・・・こんな俺がこの展示を見て、どんな感想を抱けというのか・・・と思いつつ展示されている昔のSFマガジンを見やりつつ「あ~『キャプテン・フューチャー特集号』『ノースウェスト・スミス特集号』欲しいなぁ~~!!」と・・・要するに自分の場合、日本の作家よりも外国作家の影響の方が遥かに強かったわけだ、SF(とミステリ)に関しては。

会場には手塚治虫の貴重な生原稿も展示してあるのだが、考えてみると手塚作品も「アトム」1冊と「火の鳥」1冊くらいしかまともに読んだことがない。一体お前は何が見たくてこの展示会場にやって来たんだ、という罵声が飛んできそうな雰囲気である。

そんなこんなで会場を見ていると足が止まった作品。真鍋博のイラスト。そう!自分にとって「SFの入口=真鍋博のイラスト」であったのだ。初めての出会いは小学5年生の時、ガーンズバックのジュヴナイル「27世紀の発明王」だった。そのシンプルな線が描き出す「夢と希望に満ちた素晴らしい未来絵図」に惹かれた。図書館に行って真鍋イラストの本をパラパラめくるようになった。そして中学に入り、E.E.スミス「レンズマン」シリーズと出会った。これが決定打だった。ハッキリ言って今再版されている生頼範義による滅茶苦茶カッコ良い「レンズマン」の表紙よりも自分は真鍋絵の方が好きである。

そして中学の時、真鍋博と同等、いやそれを上回るインパクトを与えてくれた画家、武部本一郎画伯によるバローズ各作品「火星」「金星」「ペルシダー」「ターザン」、そしてリン・カーター「ゾンガー」、ハワード「コナン」(でもコナンに関しては旧創元版の柳柊二イラストの方が雰囲気を捉えてるように思う)によってズルズルと冒険SF/スペースオペラの道に引きずり込まれ、ハードSFがダメな人間に成り果ててしまうのであった。

そう考えると、自分にとってのSFとは文章ではなく「絵」だったのだな、と改めて思う。現在のようにSFといってもCGやゲームでイメージが簡単に具現化できる以前のSFというのはまさに「空想」科学小説だった。どんな形をしてるんだろう、どんな武器なんだろう、どんな生き物なんだろう・・・それ故に、挿画によるイメージの刷り込みも大きかった。考えてみると最近、SFに限らず小説から挿絵や口絵が消えてしまった。映画「ジョン・カーター」公開に合わせて再発された「火星のプリンセス」には絵の類が一切ない。自分のような年寄りからすれば、武部画伯のデジャー・ソリスが描かれていない火星など火星ではない、という感覚なのだが、やはり今の世代の人たちは違うのかもしれない。

とまぁそんなことを彼是考えつつ会場を後にした。これから(日本の)SFはどんな方向に進むのだろうね。

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2014/07/23 / 00:28

タイトルを「お前のことなんか知ったこっちゃない」から「今週のデリー」に変えようかと思っている・・・・というのは真っ赤な嘘だ。

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最近、よく顔を出すようになった「六本木ミッドタウン店」。マイルドなカレーが多いのだが、その中でもやはりこのビーフカレー・クラシックスは白眉である。今回はこれをヴェリー・ホットにできるか否か尋ねてみたところ「できますよ」ということなので、辛口のビーフカレー。やはり、絶品の美味さ。

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此方、現在の週替わり(ウィークリー)カレーであるパンチフォロン・チキン・ダル・パーラックとホット・カシミール・ポーク。前者はダールをベースに野菜とチキンまで食べられてしまう3所責めなお得料理。考えてみるとインドカレーってこういう「ミックス」は珍しいのではないだろうか。とても良い香りのするマイルドなカレーで、最近のウィークリーの中では一番気に入っている。

続いて、20日にライヴを見に行った帰りに入った湯島「ナワブ」にて。

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時々、無性に豆のカレーが食べたくなる。豆のカレー、特にチャナマサラを食べるときは、ご飯より、チャパテイより、バトゥーラ(揚げパン)が一番合うように思う。

最後は先週初めて訪問してビリヤニの美味さに度肝を抜かれた上野(稲荷町)の「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」を2日連続で再訪。

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アルティキ。都内だと秋葉原「アールティ」で食べられることで知られているスナックだが、こちらは同じ名前でも見てくれはかなり違う。もっと「揚げ物」風味でミント・チャットニーをつけて食べる。

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パニールムスカ。トマトとピーマンと玉ねぎの間にカッテージチーズを挟み込んで串に通し、タンドールで焼いたヴェジタリアン料理。非常に美味い。

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前回はチキン・ビリヤニを食べたので、今回はマトン。やはり外れなしの美味さ。米ってこんなに美味いのか!とアジア人なら思う筈。

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トマトスープ。ネパール料理店でよくお目にかかるマイルドでとろりと甘いトマトスープに比べると酸味が強いのが特徴。

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マッシュルーム・サグ・パコラ。見た通り。マッシュルームにほうれん草を挟んで揚げてある。成形の素晴らしさもあるのだが、揚げても濃厚なほうれん草の旨みを残しているのが特徴。

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ラム・ヴェンテェンナ・マムスム・カレーとバスマティ・ライス。メニューによれば「ブラウンオニオンにたくさんのスパイスを使った(辛い)ラムカレー」とあるが、先週食べたラム・ビンダルーとどこが違うのかと問われれば「う~ん・・・ビンダルーはビネガーを使ってるから若干、酸味が強いんじゃないかなぁ・・・」程度にしか違いが判らない(苦笑)コカ・コーラとペプシコーラの違いのようなもんだろうか・・・と言ってしまうと立つ瀬がないのだが、次回はベースはラムで、また違うカレーをオーダーしてみようか、と思う。

いずれにしてもこの店、カレーのヴァリエーションが非常に多いので、ビリヤニ以外の料理も含め、期待大。

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2014/07/21 / 21:03

もうすぐ、梅雨明けだ!!

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突然降り出したゲリラ豪雨の中、ライヴを見に行く。場所は西荻窪Pit Bar。CRUCIAL SECTION のHiroさん達が開店したライヴのできるバー・スペース。思いのほか広くて当然のことながら、綺麗である。ライブチャージのみで、どこのライヴハウスでも通行税のよううに取られる「ドリンク500円」が無いのが最大の魅力。ちゃんとウィルキンスン・ジンジャエールも置いてあり、小ジャレたダイニングやバーでボッタクられるられるより、値段もはるかに良心的。

というわけでこの日(7月20日)のライヴは、CRUCIAL SECTION と北海道の WOLFGANG JAPANTOUR の2マン・ギグ。

先手はCRUCIAL。ステージと客席の段差や仕切りがないのでメンバーもガンガン前に来る。ジャンプする。外国のファンジンに載ってるライヴ・ヴェニューみたいな感じで燃える!スタジオでのリハを見てるような臨場感が実にいい。

続いて WOLFGANG JAPANTOUR。

見るの2回目。ミッド・テンポ主体の曲、時にジャキジャキ刻み、時にメロディックなフレーズを弾きまくるギター、躍動感のあるドラム、そして(これが最大の特徴!)透明感ありありのクリーンな女性Vo. シャウトでもなく、デス声でもく、全く力みの無い声とメロディ。初めて見たときは、ハッキリ言ってなんと表現して良いかわからず 「う~~~~ん」 と思っていたのだが(申し訳ない!) 今回見て、2曲3曲と進んでいくうちに、ジワジワと体と脳に音楽が浸透してくる感じで、段々とリズムに合わせて身体が動き始める。約20曲近いロングセットが終わるころには熱狂して手をたたいていた。

全曲終えて、アンコールが2回。そして2回目のアンコールが終わったあと、斉藤由貴「青空のかけら」を1フレーズだけアカペラで歌ったのを聞いて、「あ、なるほど!これなんだ!」と思ってしまった。(自分はかつて、斉藤由貴の大ファンでアナログ時代の音源は必ず買っていた)

お客さんもノリノリで、ツアーが終わってまだ日本に滞在していた THE SHINING のメンバーを含めた外国人のお客も手をたたき、しきりと動画や写真を撮っていた。自分としても、この年になってこういう音楽と出会えたことは素直に、うれしい!また機会があったら、ライヴみたい。

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というわけで先行発売されたディスコグラフィCD、買いました。お店に並ぶのはもう少し先だと思うのだけど、見つけたら、手に取って損はないと思う。

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2014/07/18 / 00:02

まだ新しいパソコンの調子が良くない。

考えてみるとPCを買い換えて暫くは何かと不具合(?)が続くのだが、彼方此方いじくりまわしているうちに何時の間にか是正されている・・・というのが毎度のパターンなのでまぁなんとかなるだろう。

そんなわけで旧PCから膨大なMP3データーを移し替えて漸く音楽をガッツリと聞ける環境になったので最近入手のブツなど御裾分け。

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CORROSION OF CONFORMITY "IX"CD

最早誰もハードコアやクロスオーヴァー・バンドだと思っていないであろうCOCの新譜。

セルフ・タイトルの前作から再び"Animosity" 時代の3人編成に戻った。とはいっても今更、あの当時の音を出すとはこれまた誰も思わないわけで・・・それまでのへヴィ・ロック・・・彼等の音はドゥームとかストーナーってのとは違う。へヴィ・ロックという表現が一番適していると思う・・・・路線は変わらず、若干80年代のフレーヴァーを加えた音になった。スピーディーな展開もあるが1stや"No Core" 時代の速さとは全く違う。昔からBLACK SABBATH、SAAINT VITUS といったバンドの影響を強く受けてきた「ハードコア」バンドである。21世紀の今になってもリフの随所にその影響が見て取れるのも面白い。

以前にも書いたように、自分は年取ってますますホームレス顔に拍車が掛ったマイク・ディーンのヨレヨレなVo.が好きなので是非、現在の編成で日本公演をやってほしいと切に願う!

次。

live in austin
ANTiSEEN "Live In Austin"LP / DLL

先日、ANTiSEENのサウンドメーカーとして長年、リーダーのジェフ・クレイトンと共にバンドの屋台骨を支えてきたギタリストのジョー・ヤングが急逝した。ギターの
最初の一音が出ただけでもう「あ、ANTiSEEN!!!」と分かるセンスが消えてしまったのは涙、涙であるがすぐに後任のギタリストを加入させて活動再開するのもまた、タフな彼等らしい姿勢だったりする。

本作はジョー・ヤング存命時、2011年のライヴ盤。現在の住処にアナログ・プレーヤーがないので基本的にLPは買わないのだが本作にはデジタル・ダウンロード・コードが封入されているのでプレーヤーがなくとも音が聴ける。有難い時代になったものだ。

演奏曲は初期の"Up All Night" に始まり目下の最新作"New Blood" から"Exploding Barbwire Death Match" 等を含め、定番の"Cactus Jack""Fuck All Ya'll" からロッキー・エリクソンの"Two Headed Dog" で〆る全16曲。獣のような見てくれに反して安定した演奏力と質の高いソング・ライティング(GGもそうだったよな。作曲のセンスに関しては)。アメリカン・プロレスを彷彿とさせるステージング(ジャケ写でジェフ・クレイトンはW INGのTシャツを着てる!)は本当にカッコいい。日本でももっと人気出ればいいのに、といつも思うんだけどねぇ・・・・

ラスト。

Shining madness CD
THE SHINING "The Infinite Reign Of Madness"CD

CRUCIAL SECTIONとの来日公演で買ってきたダッチ・スラッシャー THE SHINING の 2ndアルバム。ステージでもテンションと演奏力もえらく高かった彼等だがこちらのスタジオ盤もライヴの勢いそのままなアツい傑作盤。冗長な展開など一切なく突っ走り刻みまくるクロスオーヴァー・スラッシュ。ライヴの感想でも書いたが、自分としては今のMUNICIPAL WASTE(アルバム出すごとにつまらなくなっていくよな。別働隊のIRON REAGANの方がイイよ)よりも好み。

クロスオーヴァーというのは、実に難しい音楽だと思う。メタルとハードコアの間の細い稜線でバランスを取らなくてはいけないのだから。自分にとって80年代はACCUSEDだった・・・DRIは自分の中ではクロスオーヴァーでなくハードコアだから・・・90年代は HOLIER THAN THOU? だった・・・短命だったけどな。現代は・・・THE SHINING このままの勢いでガンガン行ってほしいものだ。ハードコア好きよりもむしろスラッシュ・メタル・ファンにもっと受けていいと思うんだけど。お店で見つけたら値段も安価なのでぜひ、聴いて欲しい。

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2014/07/15 / 23:48

新しいパソコンが以前のブツと全く同じとようにサクサク動かないのはまことに以てストレス以外の何者でもない。

「どーせウェブを見るのがメインだからマイクロソフト・オフィスなんか入ってなくてもいいだろう」と思っていたのだが、やはり入ってないと何かと不便で仕方ない。旧ノートPCについていたマイクロソフト・オフィスのディスクが何処へ仕舞い込んでしまったのかわからないので(苦笑)本当にクソ食らえ、と思ってしまう。

そんなPCのセットアップだの環境設定だのの合間、本だの漫画だのをめくるのは良い息抜きになる。先日10日に発売された
沙村広明「春風のスネグラチカ」
を先週末、ようやく神保町で入手。

スネグラチカ

ちゃんと販促用のパンフも付いてて良かった・・・とは言えこのインタヴューは「スネグラチカ」第1回目が掲載された「マンガ・エロティックス・エフ」誌の特集「沙村広明、女子を語る」からの抜粋で既に自分は読んでいたのだが。因みに自分は週刊、月間、季刊等のマンガ雑誌を殆ど買わない。まとめて単行本になってから読むほうが好きだから、というのがその理由なれど、「エフ」についてはよく足を向ける銀座の画廊の物販コーナーで見つけて魔が差してしまった。そこから待ちに待って約1年余、ようやく完結した形で単行本化されたのはとてもうれしい。

話の舞台は1930年代、まだ帝政ロシアの欠片が其処此処に残っている時代のソヴィエト連邦。主人公は両足の無い車椅子の美少女ビエールカ(栗鼠)と隻眼の従者シシェノーク(子犬)。明らかに偽名である氏素性の全く分からない奇妙な2人連れが次第に共産党の締め付けが過酷になっていくソヴィエトで何をしているのか・・・・は話すと全てネタバレになってしまうので話せない(笑)各回を読み進めるごとに筍の皮を剥ぐように・・・というかパズルのピースが一つ一つ嵌っていくように、次第に全体の「絵」が見えてきて、2人の正体がわかるあたりで第一話冒頭のエピソードがリンクして、残った1つのピースを大団円で見事にハメこんでしまう話の構成力は流石である。なんといってもこれ1冊で完結してしまっている、という潔さが良い。

しかし毎度の沙村作品、不幸の影を曳き摺る(体の一部が欠損した)美女を描かせたら間違いなく、当代一だろう。まぁ自分がこういう顔の造形が好き(同僚からこないだ「目つき悪い系の顔、好きですよね!」と指摘された)ということもあるのだろうが、自分の場合、薄幸の美少女よりは「無限の住人」の百琳、「おひっこし」の赤城さん、「ベアゲルター」の忍といった姐御系の方が(性的には)遥かに燃えるのだが。

そんなわけで、興味の湧いた方はぜひ、御一読を。ただし

「巻末の人物紹介はネタバレなので絶対、最初に読まないように!」




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2014/07/15 / 00:49

続き。

近所の・・・というほど近所でもないのだが、埼玉は鉄道博物館駅に程近い・・・いや、近くもないか・・・タイ料理店「プーケット」へ。

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トードマンクン(エビのすり身揚げ)

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ゲーンペッガーイ(鶏肉のレッドカレー)当然、自分がオーダーするからにはタイ仕様の激辛である。

大宮はインドに比べてタイ料理のほうがはるかにレベルが高いのだが、個人的に一番美味いと思うのが此処。ただし小さなお店で料理を作ってるのはタイ人のおばちゃん一人だけなので混んでると料理が出るのに時間がかかるのが難点と言えば難点。

次。

新宿2丁目「ボスポラス・ハサン」でタイ料理。

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メゼ(前菜)とエキメッキ。トルコ料理屋に来るとやはりこれは食べてしまう。焼きたてのパンによく合うのだよ、冷たいメゼが。

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ラムの煮込みとバターライス。土鍋がぐつぐつ煮えた状態で持ってくるので当然アツアツ。此処にバターライスを投入して汗をかきかき、暑くなったらアイラン飲んでクールダウン。やはりムスリムの肉や煮込み料理はうまいねぇ。

ラスト。

新宿西口のタイ料理店「ピッチーファー」。以前はこちらが2号店だったのだが小滝橋通り沿いの本店(NATレコードの並びの地下)が無くなってこちらと統合された。

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プラトードガティアム (白身魚のニンニク揚げ)

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ゲーン・マッサマン・ガーイ(イスラム式じゃがいもと牛肉のカレー)

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クルオイケック (揚げバナナ)

どれも刺激的で美味い逸品である。この店、食べログなどで見ると低い評価が書き連ねてあったりするのだがはっきり言ってお安いランチバイキングを食った程度で何を言ってやがる、と思う。その店の本当の味を知りたければ、安い昼のセットメニューでなくて、ある程度の金を出してアラカルトを食べてみなさいよ、ということだ。

おまけ。

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ココイチのインド風チキンカレー。

自分はココイチって結構、好きである。ライヴが終わって夜遅くなるとほぼ100%の確率でココイチにいる。ココイチのすごさは、埼玉にある工場で全てのカレーを生産し、それを物流ネットで全国の店舗に送ってる・・・つまりどこで食べても同じ味のカレーが食べられる事である。四谷二丁目、牛込柳町、横須賀、東陽町、大宮、京都河原町、沼津、京都下賀茂本通り・・・どこで食べても確かに同じである。辛さは店によって同じ辛さでオーダーしても若干の差はあるが(10辛で一番辛かったのが四谷2丁目、一番辛くなかったのが沼津グルメ街道)基本的には同じ。好みの差もあるのだろうけど、自分はふんぞり返った欧風カレー店なんかに入るくらいならココイチのほうがいい。

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2014/07/15 / 00:30

4年ぶりくらいでノートパソコンを買い換えた。

しかし毎度買い換えるたびに思うのだが、以前使っていたブツから膨大な音楽データだのブックマークだのプログラムだのダウンロード保存してある姫咲しゅり嬢のAVだのを移し替え、通信環境を整え、以前と同じ状態でサクサク使えるようになるまでは本当にストレスがたまる。

というわけでストレスが溜まったときはライヴに行くか、美味いものを食うか、だろ。

新規開拓のインド料理店。上野は稲荷町に程近い「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」へ。

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のっけからピンがまたしてもボケボケだが、此処のビリヤニは本当にうまい。これはチキン・ビリヤニとライタ。味と作り方で言えば神保町~小川町の名店「シャヒ・ダワット」で出している壺入りビリヤニに酷似している。都内でこれだけ本格的なビリヤニを出す店は多くない。

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巷ではポーク・ビンダルーが夏のトレンドらしいが此方はマトン・ビンダルー、そしてチャパティ。カレーはマトンがゴロゴロ入った激辛仕様。こちらも非常に美味い。

上野~御徒町エリアと言えばエスニック料理の激戦区だが、こんな自分好みの味の店があったとは仏様でもご存じあるめぇ!というわけで近々再訪予定。お店の対応もフレンドリーで気持ちがいい。

次。

おなじみ「デリー」六本木店、先週のウィークリー、メティ・マライ・チキンとチェイサー代わりのインドカレー。

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マライ・チキンがマイルドでクリーミーなカレーなのでチェイサーはいつものデリーカレーでなくちょい辛のインド。湯島本店と銀座で、インドとデリーだけは辛さと肉を変えられない、というイメージがあったのだが六本木はポークに変えられるからうれしい。デリーというと激辛のカシミール、濃厚なコルマが看板なのだろうが、このようにマイルドなカレーも多く非常に美味しいのでぜひ試していただきたい。

次はちょっと変り種。

小腹が減ったので日暮里のチュニジア料理店「クスクス」で軽く煮込みライス。

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チュニジア料理と言えば以前、大久保で一度だけ入ったことがあり店の奥にはなぜか保守系評論家として有名な金○齢&取り巻きがいるという絶妙の環境。おまけにその取り巻きがピーピー煩くてむかっ腹が立ったので肝心の料理の味は全然覚えていないという体たらく。当然、再訪はせず仕舞いだったのでかれこれ・・・・5年ぶりくらいのチュニジアン。イスラム圏ということもあるのだろうが、トルコ料理の煮込み&バターライスに極めて近い味わい。

というわけで・・・次へ続く。

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2014/07/10 / 23:55

久し振りに、ライヴ!

オランダのクロスオーヴァー・スラッシャー THE SHINING と日本の CRUCIAL SECTION によるツアー。場所は北浦和KYARAの「関東ガラシャツ集会」。大宮で仕事をしているくせに、初めてのキャラ、そして初めてのガラシャツ、そしてTHE SHININGも見るの初めて、という初物尽くしの1日。

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仕事を終えて雨の中、駅からとぼとぼ歩いて会場に入ると CRUCIAL がセッティングをしている。最初の2組、NAMASTEと三日月爆音団には間に合わず残念。しかし危なかった。出るのもっと後だと思っていたので職場前からタクシーに乗らず、のんびりバスなんか待ってたら見逃してしまうところだった!

というわけで出順は、CRUCIAL SECTION、FINAL BOMBS、THE SHINING、PEST 。

観るの数か月ぶり、のクルーシャル。1曲目からギア上がる。客席が小さく、ステージとの距離が近いのでいつも以上の迫力。ラスト2曲、"Let's Rise Your Hands" "Warning" は何時聞いても燃える。そして此方は久しぶりでも「数年ぶり」ではないかと思えるくらい久し振りの FINAL BOMBS だが "Grave New World"期の DISCHARGE と 後期 ANTISECT を融合させたスロー/ミディアムでリフを刻むメタリックなハードコアはいぶし銀のカッコよさ。

そしてオランダからやってきた THE SHINING。予想の遥か上を行くカッコよさ、そしてタイトな演奏に驚く。ハッキリ言って、今の MUNICIPAL WASTE よりも断然イイ。余計な展開やテンポ・チェンジによるスローダウンも無く、ひたすら速く、刻み続ける曲は圧巻。ハードコアよりもむしろ、スラッシュ・メタルを聴いているファンに訴える要素の方が大きいのではないか、と思ったり。しかしディスク・ユニオンを始め、メタル系の店/売り場では彼等の音源を全然売ってない。知名度だって決して高くない・・・自分自身もクルーシャルとのツアーが決まるまで名前すら知らなかった。だからこそ、もしまだ間に合うなら日曜のファイナルまでの間に是非一度、ライヴを体験してもらいたいし、音源だって手ごろな価格なので見つけたら聴いてみても絶対損はしないと思う。デスだのブラックだのデスコアだのというジャンルが氾濫する今だからこそ、80’sハードコア/スラッシュの伝統を継承する彼等のようなバンドはとても貴重だ。

SHINING Tour T

THE SHINING 終わってトリはPEST。前までの3バンドと全く違う音なれど、最後まで踊って盛り上がって楽しい夜だった。帰りに物販で THE SHINING の新譜とツアT買って会場を後にする。雨は何時の間にか上がって、綺麗な月が出ていた。いい汗かいた。気持ちが良いね。








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2014/07/07 / 23:58

七夕・・・は俺の爺さんの命日でもある。

考えてみると、生まれてから一度もこの目で「天の川」というものを見た事が無い。勿論「攻殻機動隊」ではないのだから「人の目を借りて」見た事も無い。北海道の原野へでも行けば見られるのだろうか、天の川。

なんて事を考えながら最近入手した音源を聴いている。

Bulldozer exorcism
BULLDOZER "The Exorcism" CD

アナログは昨年リリースされていたが漸くCD化されたイタリアン・スラッシュ/ブラックの1984年発表の同名Demoに"Fallen Angel" EP 収録の2曲を加えた7曲入りCD。

ハッキリ言って、自分は昔から熱心なBULLDOZERファンではない。当時、どうしてファンジンのF.E.T.U.辺りがキチガイみたいに彼等を推しているのか全く理解できなかったし未だに「名盤」と言われる3rd "IX"の何が良いのかわからない。自分としてはむしろ1st "Day Of Wrath" の方が好きだったりする。

という程度のファンでしかない自分がこれを聞いて「おっ!カッコいいじゃないか!」と思うのだから多分、熱心な人が聞いたならもっとギアが上がる筈だ。今更ながらの話だが、VENOMに強い影響を受けたベースの「のたくり」具合とかVo.とか、本家を凌駕するスピード感とか・・・変な話、カトリックの御膝元イタリアでこんな不潔で不道徳なメタルを信念もってやってる連中がいるというのは称賛に値する。

もう一枚。

7 seconds leave a light on
7 SECONDS "Leave A Light On" CD

前作"Take It Back ..." から約9年ぶりに発表された新譜。もうそんなに経ったのか・・・と驚く。80年代リアルタイマーである自分にとって 7 SECONDS というバンドは思い入れの強い存在である。それこそ熱狂しまくった初期EP~超名盤"Walk Together" を経て、何を血迷ったかU2化して失意のどん底に叩き落とされた "Praise" EPから延々と続く80年代後半~90年代後半の暗黒時代を通り抜け、99年の"Good To Go" 以降は初期の音に回帰して良作をリリースし続けている。

90年代にはもう完全に彼等を見限っていたので、「また初期の音に戻って速いハードコアをやってるらしい」と聞いた時も「どうせ懐古趣味だろう」と大して興味も持たなかった。それがまた彼等の音を聞き「あぁ、いいなぁ」と思えるようになった理由・・・は俺自身も歳を取った、という事が一番大きいのかもしれない。俺のようにバンドをやってるわけでもなんでもない「いちリスナー」と、実際にバンドでツアーをやって音楽を生業としてるミュージシャンは違うんだろうなぁ、という当たり前のことを当たり前に考えるようになれたという事も大きいのだろう。

そんなわけで新譜。前作も力強い傑作だったが本作はそれを上回る作品である。速い曲は無論のこと、今回はスロー/ミディアムな曲が充実していて印象深い。特にタイトル・チューンの"Leave A Light On" は名曲だと思う。ケヴィン・セカンズ自身、俺よりも年上なはずなのだが未だ

Leave a light on when you leave
And think before you use up
All the best of everything
Tread a light step where you go
Our time is limited
And you are gone before you know

なんて青臭い歌詞を書ける感性は素晴らしいと思う。彼等の歌詞は1st収録の名曲中の名曲 "Trust" に代表されるポジティヴな信頼関係を扱ったものが多いのだが、未だにその気持ちを持続させるのはなかなかできるもんじゃない。CDだとかなり歌詞の文字が小さくて読みにくいのだけど、音を聞きながら是非、歌詞も一緒に読んでいただきたい。ハードコアやパンクが必ずしも政治的な意味での反権力や左翼思想を標榜しなくてはいけないわけではないことがよく分かる筈だから。

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