I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で

2014/04/27 / 23:15

さて、性懲りもなくPt.2、行ってみようか。

前回のラストをアウトロー・カントリーのDavid Allan Coeで〆たのは、実はアメリカにおいてカントリー或いはサザン・ロックがパンク、特に「レッドネック」と言われる言い方は悪いが「田舎者の保守層」に与えた影響は非常に大きく、それはパンクについても例外ではない、という事を言いたかったわけだ。逆に言えば、保守的な南部だからこそ、その反動からテキサスのような土地でMDC、DICKS, BIG BOYS のようなゲイのハードコア・バンドが生まれたのではないか、と思えてくる。

一口に「パンク」とは言ってもみんな左翼/反国家思想に染まってるわけではない、という事だ。もっと言い方を変えればこういうバンドの場合、右とか左でなく基本的に魂が「アウトロー」なのだと思ったりもする。

そんなわけで保守的な方々を色々とご紹介。

日本ではレコード屋の刷り込みか「GGファミリー」なんて言い方をするが、実際にアチラでは "Confederacy Of Scum" (C.O.S.) と呼ばれる一派がソレに当たる。言いだしっぺは「カンザスの無法者」COCKNOOSEらしい。

antiseen dawn shirt
そんなわけで先ずは、ANTiSEEN から。実際に彼等の仕切りで "C.O.C Supershow" というライヴイヴェントが毎年1回企画されており、会場近くのホテルはヒゲ!ハゲ!デブ!ハーレー!素肌にレザーのベスト!ショットガン!グラサン!バンダナ!ビール、ビール、ビーール!!!な人相風体の良くないオヤジ共で溢れ返る・・・のかどうかは知らないが、最近はやってるのだろうか。

cosshirt.jpg
その "Confederacy Of Scum" のシンボルマーク・シャツ。昔、参加バンドの曲を集めた編集盤CDもリリースされており、この絵がジャケになっていた。

vat front vat back
RANCID、ではない。RANCID VATである。あんなファッションパンクよりも活動歴は遥かに長い。先日、元Vo.でASTEROID B62のVo.として、或いはANTiSEENのライブMCをしても御馴染みだったCosmic Commander Of Wrestling(Cosmo) が亡くなったばかりだが、VATはやはりコズモが歌っていた頃が最高だった。因みに、リーダーのウィスキー・レベルはかなり右寄り・・・いや、アレっぽい人だがな。余りにも差別思想が強すぎてCOSから除名されたという噂のある BOOTLEG BILL辺りとも付き合いがあるらしいし。

hellstomper shirt
此方はカントリーの影響強め、なHELLSTOMPER。ANTiSEENも彼等の"Hellstomper" をカヴァーしているが曲の後半部が映画"Smokey And The Bandit" (トランザム7000)でジェリー・リードが歌った"East Bound Down" に転調する最高な曲である。一時解散していたが最近はまたライヴをやってるらしい。

Cocknoose front cocknoose back
前出「カンザスの無法者」COCKNOOSEのかなりレアなシャツ。とはいえこんなブツに価値を見出すのは俺くらいなものかもしれないが。因みにこれまた先述の David Allan Coe を知った切っ掛けが彼等が7インチEPでカヴァーしていたDACの "Living on The Run" だった・・・というわけで音楽もどんなリンクから他へ繋がるかわからない、という好例(?)。

因みに"C.O.S."一派と見られるバンドは他に Tunnel Rats, Bad Vibes, Dead Kings 等々あるのだが興味ある人は調べて頂戴ね。

スポンサーサイト

バンドTシャツ / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/27 / 22:33

昔から、ハードコアやメタルと並んでサザン・ロックが大好きである。

なのでその手のTシャツも数は多くないが色々と所有している。

blackfoot front blackfoot back
BLACKFOOT 82年のUK野外フェス出演時のブツ。本国アメリカでなくイギリスでのみリリースされた名盤中の名盤 "Highway Song Live"LPが同じ年。キャリアの絶頂期である。実体験したかった。

molly front molly back
レーナード・スキナードと並ぶサザン・ロック・レジェンド、MOLLY HATCHET。Vo.ダニー・ジョー・ブラウン一時脱退時代 "Beatin' The Odds"LP (ランサー版 "Conan The Conqueror" の表紙と同じフラゼッタの絵を使ってるアレ)のツア
T.

LS last front LS last back
御大、レーナード・スキナード。アルバム "The Last Rebel" の頃。90年だか91年だかの再結成後初来日公演を新宿の郵便貯金会館(だっけ?)へ見に行って感動したものだ。

ZZ front ZZ back
テキサスひげオヤジ、ZZ TOP "皆殺しの挽歌" 時代のベースボール・シャツ。アメリカ人って本当にこの手のシャツが好きだな。サイズはLなんだけど腹回りだけが異様に大きい。そして丈がやたらと短い(笑)

dac front dac back
サザン・ロックからはちとズレるが、ウィリー・ネルソンを始めとする「アウトロー・カントリー」の裏番長、David Allan Coe のロンT。自分はこの手を聞き始めて「アメリカで一番危険な音楽ってハードコアでもデスメタルでもなく、実はカントリーなんじゃないか」と思い至った。

そんなわけでPt.2に続く。

バンドTシャツ / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/27 / 22:00

大型連休、突入。

自分は5月2日に出勤するだけ。あとは4月26日から5月11日までず~~~~っと休みである。夏休みや年末年始の休暇よりも遥かに長いのだが、これまでの勤務時間を考えればこのくらい貰っても罰は当たらないどころか毎日2万円くらいの休暇手当を支給してもらいたいとすら思う。

そんなわけで、久しぶりに神奈川の実家に帰って来たので先ずは、海。京急に乗って横須賀中央まで。

エラワンレッド&カオジャオ

横中(ヨコチュウ)に着いたら取り敢えず、飯。「タイ・エラワン」でタイ料理。初めて来て以来かれこれ10年は経つが相変わらず兵隊、MLCを問わず米軍関係者が多い。メニューも「日本語/タイ語」の表記でなく「日本語/英語」表記になってるのが流石、基地の街、である。タイ仕様、日本人に全く手加減抜きの激辛ゲーンペッとカオジャオ。横須賀地区、いや神奈川最強の美味さ。

馬堀BW1

馬堀BW2

再び京急に乗って馬堀海岸駅、下車。休暇に入るらしい大荷物を抱えた防大生がちらほら。俺が居た頃は、まだ横浜横須賀道路が馬堀海岸まで開通していなくて佐原どまりだったのだが、今では馬堀海岸出口の脇にはスーパー銭湯まである御時勢だ。

猿島
手前に猿島、奥に横須賀港、そして彼方に横浜港。

千葉富津
対岸は千葉。君津界隈のコンビナート。

走水 浪打

クレイジー・ケン・バンドの「タイガー&ドラゴン」で♪どす黒く淀んだ ィ横須賀の海の~♪と歌われるも、汚いのは港湾だけ。走水まで来ると海は澄んでいる。相変わらず「味美食堂」前には行列が出来ている。土日にこんなところで並んでいるなど野暮の極みだ。

走水神社
その「味美食堂」の向かいにある走水神社。

水雷
何故か日露戦争時代に拾ってきたらしいロシアの水雷が置いてある。

水神社
社殿裏手にある「水神社」。カッパの置物がかわいい。

観音崎灯台1
岬を回って観音崎灯台まで。

観音崎灯台2
この周辺、以前は時々来ていたが灯台に登ったのは初めてである。海風が心地良い。今から転職して灯台守になろうか、と一瞬思った。

トンネル
観音崎灯台から東京湾海上交通センターを経て山中をひた歩き。以前、何度もこのコースは走っており防衛大学校の訓練場付近まで道は繋がっているのだが・・・・

横須賀美術館
久し振りに来たので道を間違えて横須賀美術館裏へ出てしまった。

観音崎公園まで戻って鴨居の海岸から浦賀まで歩いて抜けようと思っていたのだが、ちょうどバスが来たので乗ってしまった。まぁ、いい感じで歩いて汗もかいたので良しとしよう。

しかし今日は本当に暖かくて気持ちがいい休日だった。やはり青い空と海と豊かな緑のある神奈川は良い。今年こそはなんとしても埼玉抑留生活に別れを告げて、神奈川か都内へ転勤したいものだ。

東京百景 / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/23 / 23:50

「TRIPTYKON と BLOOD FARMERS の新譜、カッコいいね」とか書きたいネタは色々あるのだけど、時間が無いのでまたエスニック料理の写真などを貼り付けてお茶を濁しておこう。

最近、よく飯を食っている御茶ノ水ソラシティのタイ料理店「サイアム・セラドン」だが此処の料理は本当に美味しい。久しぶりにドツボにハマりそうな予感がする。

そんなわけで先週末は

DSC_2124.jpg
パット・マラコー(青パパイヤの炒め物)

DSC_2126.jpg
ゲーン・ハーンレー(タイ式ポークカレー)「タイのカレー」と聞いてイメージするものとは全然違い、インドに近い濃厚な味わいが堪らない。

続いて此方も時々出没している大宮駅東口のタイ料理店「マリタイ」。本当は東口ロータリーから東へ伸びる直線道路を挟んでほぼ線対称の位置にある「テープタイ」に初めて行ってみようかと思ったのだが閉まっていた。道路拡張の立ち退き問題で閉店してしまったような気がしないでもないのだが、まぁいい。

というわけで

DSC_2127.jpg
ホイチョー(海老の湯葉巻揚げ)食感としては揚げ焼売に近い。

DSC_2128.jpg
クィッティオ・ゲーン。本当はタイ仕様の激辛レッドカレーを食べようと思っていたのだがメニューを見ているうちに面が食べたくなって心変わり。麺はセンヤイ(平太麺)、肉はヌァ(牛)に変えて貰った。濃厚且つマイルドなココナッツミルクの風味が堪らない。麺を食べ終わった後のスープはカーオスワイ(ジャスミン米)にかけて食べると2度美味しい。





/ TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/21 / 00:58

神保町シアターで3月から上映されているゴジラを始めとした東映特撮シリーズの一環で「海底軍艦」を見て来た。

公開が昭和38年なので勿論、生まれていないが海底軍艦・轟天号の形だけは子供の頃から知っていた。ひょっとしたらプラモは作っていたかもしれない。しかし実際に映画を見るのは初めて・・・だと思う・・・最後まで見た記憶のある場面が一つも無かったからな。

kaitei300.jpg

粗筋は・・・土木関係の技術者が次々と失踪する事件が発生。その背後にはかつて栄華を極め現在では海中に没してしまった「ムー帝国」の陰謀があった。やがて人類に宣戦布告したムー帝国の兵器によって町や港湾は次々と破壊されていく。ムー帝国の野望を阻止できるのはかつて帝国海軍の軍人であり終戦直前に行方不明になった特殊戦艦艦長の神宮寺大佐たちが帝国の再興を祈念して開発した海底軍艦・轟天号だけだった・・・というもの。

エジプトにしか見えないムー帝国人の衣装や見てくれの中で「レインボーマン」のダイバダッダを髣髴とさせる天本英世演じるムーの長老が異彩を放っているのが笑える。あとあの時代にして既にバブリーな遊び人オーラを撒き散らしている高島忠夫もかなりイイ線行ってる。田崎潤(晩年はNHK「連想ゲーム」に出てましたな)の山下中将を髣髴とさせる神宮寺大佐もカッコいい。加えて、神宮寺大佐の娘・真琴とムー帝国の女王というヒロイン2人が非常に美形であるのも燃える。やはり「昭和の美人」ってイイよなぁ・・・と思ったり。

そして肝心要の海底軍艦。衝角がドリルになっているのだが常に回ってる(笑)のがミソ。ついでに何と!空も飛んでしまう。おまけに動力は原子力らしい。もう一度整理してみよう。神宮寺大佐が失踪したのは終戦直後である。彼等は南方の孤島に秘密基地を建設し、海底軍艦の開発に携わっていたのだが、どうやって原子炉だの飛行技術を開発したのだね(笑)・・・・なんて野暮な事は言っちゃいけない。笑いながら突っ込みいれる程度にしないとな。

そしてクライマックス、ムー帝国の心臓部たる動力室に突っ込んでいく轟天号と船内から出てムー人に白兵戦を挑む挺身隊員の姿を見て「これ石森章太郎原作でアニメ放映された『氷河戦士ガイスラッガー』のソロン攻撃の元ネタじゃないだろうな」と思ってしまった。

しかしこういう昭和のSF/特撮を見ると自分が幼稚園や小学生の頃に憧れた宇宙や科学技術なんてものを今更のように振り返りたくなってくる。その頃に読んだ「21世紀の未来」は戦争も貧困も無く、どんな病気も注射1本で完治し、高度に文明化されたクリーンな都市でビルからビルに伸びる透明チューブの中をエアカーで移動し、くだらない雑務や力仕事は全てロボットとコンピューターがやってくれる筈・・・だったんだけどね。

しかし最近、仕事していて思うわけだよ。「パソコンを使うようになって絶対に仕事量は増えたよな。あと無駄に捨てる紙も増えたし。」と。21世紀の世界ってこんなじゃなかった筈なんだけどね・・・・


映画 / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/21 / 00:13

映画にしろ小説にしろ、「フィクションなのに、なに大真面目に批判してんだ、コイツ」と思う事は多々ある。

例えば、スタローンの映画に対し「実際の戦争はあんなもんじゃない!」等、あたかも2時間前に戦場から帰ってきたばかりのような勢いで非難する連中が居るが「だったらお前等はハリウッドの娯楽作なんか見ないで、岩波ホールでケン・ローチの作品でも見てろよ」と思う。

映画ってのは別に「何かしら鋭い社会批判や後世まで残るダイナミックな描写や名場面が無くてはいけない」という堅苦しいものではない。昨今大量に作られているアメコミの実写化作品や「特攻野郎Aチーム」のように見て「あ~面白かった!」しか残らない作品があっても良いに決まってる。

以前から言っているが、

自分はシルヴェスター・スタローンの映画が大好きだ。

Grudge_Match_8.jpg poster2.jpg

そんなわけでスタローン&デ・ニーロ主演「リベンジ・マッチ」を見て来た。

かつて宿命のライバルと言われたライト・ヘヴィ級のボクサー2人が30年の時を経て再戦する、という単純明快な話。当然、お客はかつてデ・ニーロが「レイジング・ブル」で、そしてスタローンが「ロッキー」でボクシングをやっていた事は百も承知で見に来ている筈・・・だよな?

映画の中でスタローンはボクシング界から引退の後、貧困状態に転落。妻(キム・ベイシンガー)とも別れ造船所で働きながらかつてのトレーナーだったライトニングの介護費用を支払っている。一方のデ・ニーロは引退後、自動車ディーラーと飲み屋の経営で成功。金持ちで女たらし。30年前の引退騒動等々に絡んでお互いの因縁を晴らせぬまま時は流れ・・・ひょんな切っ掛けから「再戦」の話が持ち上がる。

此処で間違えてはいけないのは、この作品はボクシングを中心に据えてはいるが決して「ロッキー」「レイジング・ブル」のようなストイックなスポ根作品ではないという事。それを期待して見に行った方は、100%期待外れに終わるだろう。陳腐な言い方をすれば30年という時を経て老齢になった男達の再生の物語である。

かつては「役柄に合わせて変幻自在に体型も変えられるカメレオン俳優」と言われたデ・ニーロも70歳になった。現役のアクション俳優として「エクスペンダブルズ」「ランボー」で未だ身体を作るためのトレーニングをしているスタローンと比べては可哀相というものだが、それを含め「30年」という時の流れを感じさせてくれるのも良い。2人を取り巻く家族・人間関係の描き方も時に(というかかなり随所で)お下劣な台詞を交えつつ泥臭く、生臭く非常に人間的である。どうしようもない爺さん2人(ライトニングを入れれば3人だが)と比べ、息子と孫が真人間に描かれているのも笑える。そしてその全てが大団円でハッピー・エンドになるのも嬉しい。やはりこの手は笑顔で終わらないとな。

しかし毎度の事ながらスタローンの身体の作り方は凄い。67歳になってもトラック引っ張ったりタイヤひっくり返したり、筋トレ前に生卵飲んだり、という「巨人の星」的アナログなトレーニングをして見せる。スタローン作品を見ていると「よし、俺も明日から腕立て伏せの回数を増やそうじゃないか!」というモチベーションが上がる。クライマックスの試合の場面にしてもデニーロと2人でガチンコの殴り合いをして見せる。今の御時勢、CGでもスタントでも使える筈なのに、男と男が真っ向から殴り合うだけ、というかつての西部劇みたいなオールドスクールな決着のつけ方も、肘も膝も関節も何でもアリ、な昨今だからこそ余計に感動する。笑って、感動して、そしてエンドロールで爆笑させてくれる作りも素晴らしい。

あと劇中で使われている音楽の選曲センスの良さも秀逸。因みにデニーロの入場シーンではDROPKICK MURPHYSが、スタローンの入場シーンではAC/DCがテーマ曲に使われてる。

というわけで、やはりスタローン作品は楽しい・・・という毎度のお話。


映画 / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/18 / 23:46

何を隠そう、普段はかなり粗食である。

朝はパン1つ。昼は社食の不味さに耐えかねて最近はカップ焼きそばの麺ににニッスイやいなばや明治屋が出しているタイカレーの缶詰を掛けて食し、夜は蕎麦とかおにぎりとか、である。それで昼間、運動してりゃ痩せて来ない方がどうかしてる。

というわけで週の中日と週末くらいはマトモな物を食べるよう心掛けている。しかし大宮という土地は本当に外食産業不毛の地。大手チェーン店の縮小版みたいな店ばかりでホトホト嫌になる。その中でもタイ料理店はなかなかの健闘ぶりである。「サワディ」「プーケット」そして「マリタイ」等、かなりイイ線の店が多い。尤も「タイと同じ味付けと辛さで出してください」という条件付きでの話だが。それを言っておかないと、

「タイ料理は好きだけど~、辛いのとパクチーとココナツミルクはダメ!」という一体何が食いたくてタイ料理屋に集まってくるのか全く分からないランチ(笑)OL

向けに味をチャラくした料理を出されかねない。

そんなわけで水曜日は大宮駅東口「マリタイ」へ。クンオップ・ウンセン(海老と豚肉と野菜の生姜風味蒸し)、ゲーン・マッサマン・カレーとカオスワイ(タイ米)、デザートにカノム・クーシャイ(タイ式餃子餅)、ファンタメロン。

うんせん
辛いのもパクチーもココナッツもダメ!ならクンオップ・ウンセン食べりゃいいじゃないか、と思う。海老を剥くのが面倒臭くなければ、という条件付きだが。生姜の香りも良く、全然辛くないのに身体が内側から温まってくる。

松さまん
イスラム式カレー、ゲーン・マッサマン。最近はゲーン・ペッ(レッドカレー)よりもマッサマンを食す機会が多い。マイルド且つ濃厚なココナッツミルクの風味が好きな人には堪らない筈。

カノムクーシャイ
カノム・クーシャイ。餅餃子。中華のにら饅頭が一番近い。ナンプラーを更に濃く甘くしたようなタレをつけて頂く。とても美味しいが、これが「デザート」なのは驚く。

続いて金曜日。埼玉では珍しい南インド料理店、北浦和「サティアム」へ。京浜東北線で北浦和下車。駅前のバスターミナルからバスに乗って約10分。こんな辺境にあって商売やって行けるのか、と心配になって来る。

因みに同店を訪問したのは2回目である。初回は約3年前。新宿から埼玉に左遷された当初、ウェブで検索して来た。しかしながら当時は震災直後で計画停電絶賛実施中の時代だった。大宮の駅まで行っても街は闇に沈んだままという体たらくで何とか北浦和まで行き、バスに乗り店に着いたはいいが材料が手に入らずサンバルとサッラムが作れないため南インドの料理は出せないという。仕方ないので取り敢えず作れるものを、と北インドのプラウとカレーを食したのだが脂っこくてどうしても馴染めず、心の中で「2度と行かない店」指定していた。しかし最近、考えを変え「でも南インド料理店を南インド料理で判断しないのは不公平だな」と思い再度訪問した、という次第。

というわけで注文は、メドゥ・ワダとヴェジタリアン・ミールス、〆のマドラス・コーヒー。

DSC_211311.jpg

BlgOL6yCcAAnCy6.jpg
食べてビックリ!埼玉の辺境で、こんなに美味い南インド料理が作れるのか!!と驚く。都内でいえば「ダクシン」「アーンドラ・ダイニング」レベルの美味さである。ヴェジ・ミールスは大盛のバスマティ・ライスにチャパティ2枚、パパド1枚、サンバル、ラッサム、ダール、サグのカレー4種、ポリヤル、カード(インド式プレーン・ヨーグルト)でそれぞれの量もかなり多め。お代わりせずとも満腹になる。食後に出していただいた甘いヨーグルトのデザート、そしてマドラス・コーヒーの風味もまた、良し。

BlgOYyMCcAAJZjA.jpeg

店内は広くて清潔だしスタッフの対応も気持ちがいい。考えてみると震災直後は出したい料理が出せない悔しさや苛立ちもあったのだろうな、と思い立ち、当時は自分も何かに苛立っていたなと思い直して反省することしきり。これを機に、また機会があれば足を運びたいと思う。美味礼賛。ごちそうさん。

/ TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/17 / 22:26

4月に入ってから、日没後ではなく仕事の合間、午後2時くらいからランニングをしている。

別に、今の時期から気合を入れて日焼けをして、夏までには黒マッチョなビーチボーイになろう、なんて魂胆では全くない。単に昨年から手掛けてきた大きな仕事に一段落ついて、いくらか時間に余裕が持てるようになったというだけの話だ。

そんなわけで仕事を終えて帰って来ると、ストレッチをやりながら中世の異端審問所で身体の引き伸ばし機で拷問にかけられてる連中のような体勢でゆるゆると音楽を聴いたり本を読んだりしているので、先週末買ってきた音源などを御裾分け。

ripcprd demos
RIPCORD "Compelete Demos"CD

80年代中期~後期を駆け抜け、HERESYと共にUKハードコア・ルネサンスの中核的役割を果たしたRIPCORDのデモ音源全てにソノシート"Damage Is Done" の没ミックスを加えた編集盤。これまで、広く流通している"Fast 'n' Furious" tape は聴いていたがその他の音源については未聴だったので嬉しい企画盤。

内容について、もう彼方此方で書かれていると思うのだが、凄いのが何と言っても1st Demo。例えば、SODOM のデビュー・ミニLPや1stフルレンス・アルバムのようにサンド・プロダクション劣悪でド下手、というのは此方も「あはは!こりゃひどい!」と笑ってカルト盤認定できるのだが、超高音質でド下手というのは六本木のアークヒルズ・クラブに全裸の浮浪者が乱入してくるのを目撃したように、目が点になる。明らかに曲のスピードについていけてない(自分達の曲すらまともに弾けない)ギター、凄すぎ。

そんな彼等がメンバー・チェンジを経て次第にアノ!御馴染みのボストン・ハードコアのスピードにスラッシュ・メタルから影響を受けたかのようなギター・リフが乗る"Westcoast Thrash" を確立していく過程がよくわかる。そして全編を通して、ジョン・ミラーのドラミング、カッコいいなぁ!!と思う。

あと日本盤CDのオビがTOY'S FACTORY仕様に似せてあるのもニヤリとさせられる。NAPALM DEATHやE.N.T.、HERESYなどEARACHE Rec.のバンドは当時から続々と日本盤がリリースされていたが、そうでない彼等の国内盤がリリースされたのは実は今回が初めてである。「真打は最後に現われる」というのは故・立川談志師匠の言葉だが、真打か否かは置いといて21世紀に入って漸く彼等のCDが国内盤でリリースされた事を素直に喜びたい。

これを機に・・・というわけでもないのだが、是非ともex.RIPCORD のVIOLENT ARREST とex.HERESYのGERIATRIC UNIT のカップリングで日本に来てくれたらなぁ、と願わずにはいられない。

もう一枚。こっちはガッカリしましたよ!盤。

Uniform Choice Live
UNIFORM CHOICE "Getting The Pont Across"CD

80年代カリフォルニア、オレンジ・カウンティ・ハードコアUNIFORM CHOICE のライヴ盤。こんなの出てたとは知らなかった。まぁ出しているのがLOST & FOUND なので限りなくブートに近いのだろう。曲名を見ても期待できない事は察しが付くのだが「腐ってもUC」である(笑)

考えてみると、1st LPであれだけ熱狂し、2nd LP でドン底に突き落とされたHCバンド、という意味でU.C.は自分の中では完全に黒歴史化している。"Screaming For Change"LP の頃はSICにしろROSEROSEにしろMINK OILにしろその手のバンドを見に行くと必ずと言っていいほどUNIFORM CHOICEのTシャツやパーカーを身に着けた客が着ていたし、自分も蒲田のROBBYで "Use Your Head" "Straight & Alert" のシャツを買い、頻繁に着ていた。後者については2009年の東京マラソンに出た時にも着ていた。そのくらい大好き(だった)U.C.だが今以て聞くのは1stだけという体たらくである。

そんな彼等のライヴ盤。のっけから"Indian Eyes" でコケる。音質もウォークマンを持ち込んで録音したレベルで辛い。でもって1stの曲をやっても全然此方のギアが上がらない。"Use Your Head" "Screaming For Change" にしてもなんかサラッと流れてしまってる感じである。尤も、自分がもうそういう冷めた目でしか見ていない事も原因であることは分かっており、88年当時に聴いていたらもっと擁護していたかもしれないが(苦笑)

音楽 / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/16 / 00:47

「なぎら健壱」という人を初めて見たのは、深夜番組「ギルがメッシュNIGHT」だった。

当時俺は細川ふみえ目当てで当該番組を見ていたのだが、当時はフォークシンガーだという事など全く知らず仕舞いで終わってしまった。それから時は流れて幾年月。書店でふと、目について手に取ったこの一冊が滅法面白かった。

Bk8qy0FCUAAf6hO.jpg
なぎら健壱「東京路地裏暮景色

内容は・・・東京の路地裏を歩き、酒場の扉を開けば、あの頃の記憶と夢と現実とが交錯する。酒場の思い出、出会った人物の面影、酒と紫煙と、音楽…文章と写真でつづる私的東京町歩きの記・・・というもの。

此処に登場する街は、或る意味「本物の」東京である。白金高輪、六本木、有明、豊洲、お台場などという場所は全く出て来ない。吉祥寺は出て来るが、最後の最後で「東京の匂いを感じない」と一刀のもとに斬り捨てられているのがまた、いい。何代も前から東京で生まれ育った人の考える「東京」と、田舎から移り住んで来た人の考える「東京」の温度差があることも良く分かる。語られる言葉は優しいが、其処に宿る「代々東京っ子」の持つ矜持・・・「粋の美学」といっても良い・・・が見て取れるのも嬉しい。

その中でも特に「東京オリンピックとあたし」で語られている「オリンピックと引き換えに失った東京らしさ」は印象に残る。以前、池波正太郎の随筆で、同じ内容がもっと激しい言葉で語られていたのを読んだことがあるし、また自分の親も日本橋の上に高速道路が作られた事に対する怒りと失望感については同じ熱量で語っていた。池波氏の言葉を借りるなら「田舎から出てきた東京に愛着など何もない役人どもが街を勝手に作り変えてしまった」という発言は東京という街で代々暮らしてきた、逃げ帰る「田舎」のない人達の本音だろう。

昨今は「下町ブーム」なのか何なのかは知らないが、良く足を向ける神保町で本も買わない癖に「さぼうる」や「ミロンガ」に行列し、その前で記念写真を撮影する観光客を見るにつけ、結局、街のもつ文化的側面なんかはどうでも良くて「東京っぽい上澄み」だけ掬って、それで知ったつもりになってるのだろう、と思ってしまう・・・なんて自分も似たような事を言ってるな。

因みに自分の親が生まれ育ったのは新橋(銀座8丁目)~築地、なぎら氏が生まれたのが東銀座。言ってみれば「ご近所さん」である。自分は生まれは築地だが、その後、東京、神奈川、静岡、山梨を流転しているので、親の世代と自分を繋ぐミッシング・リンクのような感覚で話を読み進めることが出来た。

あと個人的におおっ!と思ったのは以下2点。両国の「フォークロアセンター」の名前が出て来た事。此処は一度だけ行ったことがある。チャールズ・ブコウスキーのポエトリー・リーディングのビデオ上映会だった。ライヴハウスとは名ばかりの民家の2階で、客は俺を含めて5人。上映の後、「いやぁ~家を出る時にストーブに油入れようとしたら灯油が掛かっちゃって」とズボンに大きな油染みを作ったオッサンがやってきて解説を始め、2人で来ていた女子はドン引きして逃げるように帰って行ったのが笑えた。今でこそメジャーなブコウスキーだが当時は「知る人ぞ知る」存在で詩集はまだ翻訳されていなかったので、原書を読んでいる人でないと意味不明だったのではないか、と思う。そんなフォークロアセンターも今はもう無いらしい。

もう一つ。神保町について語られた箇所で「最近は専らビアレストランの『ランチョン』に行ってる」旨、記されていたのだが先日、「放心亭」に行ったら俺の席の真ん前の壁になぎら氏の似顔絵入りサイン色紙が貼ってあったのは笑えた。でもやはり神保町ってのは本が好きな人には優しい街だよな、と改めて思った次第。

そんなわけで「放心亭」で食した牛タンの塩漬けなど。

DSC_2101.jpg

あと銀座「天國」でまたもや穴子天丼。

DSC_2098.jpg

新宿「ピッチーファー」でタイ料理のバフェ。

DSC_2099.jpg

とまぁ東京の生活は楽しいですよ、と。




書籍 / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

2014/04/14 / 01:04

土曜日、東高円寺の二万電圧へ MAX OVERHEAT 企画 "Hy-Blood Energy Vol.55" を見に行ってきた。

Hy-Blood Energy 55

出演は、出順に AKUTRE、スパルタンZ、STRIPPER、ROTALY BEGINNERS、ROCKET、MAX OVERHEAT の6バンド。AKUTARE とMAX以外は初見のバンドである。

しかし何をトチ狂ったか、東高円寺で降りなければいけないのに新高円寺で降りてしまい、目の前に「すき家」があったので牛皿定食を食べてから会場に行ったら既に1番手のAKUTAREは最後の2曲だった。

この日の初見バンドに関していえば、どれも日本語の歌詞に拘りを持つバンドだな、という印象を受けた。特に印象深かったのがROCKETで、これまでにも名前は良く聞いていたのだが、ルーズでブルージーなロックから速いハードコアまで幅広い曲調でありながらブレは皆無で真ん中に1本、芯がビシッと通ってる感じでこんなにカッコ良かったのか、と驚いた。初期SEPULTURAのような見てくれのVo.もポイント高い。

あと意外な伏兵だった(笑)のがスパルタンZで、忌野清志郎メイクなVo.が日本脳炎+(ちょこっと)スライダースなR&Rに乗せて歌い、アクションをキメ、あたかも武道館で公演をしているかの如く客席(笑)を煽り、数曲で引っ込んだかと思うと「アンコール」で再度登場して曲をやる、という演出含めとても楽しかった。これまでにも千葉のバンドってジャンルを問わず初見で「おおおっ!」と思うものが数多くあったが、また機会があればライヴを見たいと思ってしまった。

トリはMAX OVERHEAT。久しく見ないうちにセットリストが若干変わって初期の"神威" "Fly Again" が入ったのは嬉しいかぎり。特に前者をライヴで聞いたのは多分10年以上昔だ。そして昔の曲を聞くとまた "赤斑" とか "Bullfighter" が聞きたくなったりする。しかしMAXの曲、何時聞いても見てもカッコいいな。ハードコアのスピード感とキレのいいR&Rな曲構成、特にギターのリフ&ソロの融合は独特の個性だと思うのだけど。

というわけで開始が早かったので6バンドで22時過ぎには終演。先週に引き続き子今回も出演バンド皆、素晴らしいバンドばかりでいい感じに疲労した。Hy-Bloodも55回目という事でこれから益々楽しみである。

音楽 / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP

ホーム / NEXT