I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で

2013/12/31 / 20:21

毎年恒例の12枚選定。

国内勢が多いのは、それだけ良質の作品が多かったことに他ならない。海外勢としてはイマイチ期待外れだった BLACK FLAG、予想通りの甘ったるさで1回聴いたら全て忘れてしまったCARCASS等、新譜を買おうという食指の伸びるバンドが少なかったように思う。その中で、クソ未満の食わせ物だった BLUDWULF とは全く違う汚らしさとキャッチーな曲作りで予想を裏切る面白さだった SHITFUCKER は今後、さらに期待。

毎度の事ながら、リリースは昨年でも聴いたのは今年、なブツは此方に入れてあるのであしからず。

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BOSTON STRANGLER "Primitive"

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BAD RELIGION "True North"

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DUSTPAN "Hell Hath No Fury... Like DUSTPAN"

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SHITFUCKER "Suck Cocks In Hell"

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RAGING FURY "Black Belt"

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IRON REAGAN "Worse Than Dead"

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CRUCIAL SECTION "Friends In The Circle Pit"

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SHOOTMASTER "Scum Charged Attitude"

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BL'AST! "Blood!"

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ROSEROSE "Fucking Crap Fucking Chaos"

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FUNERAL BITCH "The Demos CD"

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OUT COLD "A Heated Display"

こんなところかな。

来年も、いい音聴いて、ライヴに行きませう!!

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2013/12/31 / 19:30

もう毎年恒例となっているが、27日から30日まで、都内のホテルに投宿してダラダラと年末を送っていた。

何時もであれば12月29日は BUCK-TICK "Day In Question" 武道館公演なのだが今年はチケットが売り切れるのが予想以上に早かった。昨年同様、「どうせ東西スタンドと北側を後から開放するだろうから、それでまたチケットを取ればいい」と思っていたのも災いし、当日になっても京都から来る相方の分と2枚、チケットが全く手に入らない状態だったので泣く泣く断念した。やはりCDの売り上げが全体的に下降線を辿る一方で、ライヴに足を運ぼうとするファンは増えているのだろう。まぁ言ってみればそれが音楽の本当の姿なのだがね。

というわけで27日、銀座の「ヴァニラ画廊」でエドワード・ゴーリー展を見に行く。平日だというのに予想外の大混雑で、自分達3人が入って暫くしてから入場規制が掛かったのには驚いた。移転前の旧店舗時代、オリエント工業のラヴドール展、サエボーグ展など週末に行列が出来たのは何度か見たことがあるのだが、平日では初めてだ。ゴーリー人気の高さを改めて知らされた。

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画廊を出て6丁目の「ライオン・ビアレストラン」で夕食を取った後、河岸を変えてフェティッシュ・バー「TABOO」へ。しこたま飲んだ相方をタクシーに乗せ、神保町のホテルまで戻り、撃沈。

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28日は神保町の古書店巡り。相方は東京に来ると神保町で「奇談倶楽部」等の昔々のエロ本を探すのが常となっているのだが、一緒に見て回るは楽しい。自分は、突然再読したくなった澁澤龍彦「高丘親王航海記」を新刊で購入。夕刻、行きつけの水道橋「海南鶏飯」で食事。朝方から皮蛋(ピータン)が食べたくて仕方なかったので満足満足。その他、毎度御馴染みのロティ・プラタとか海南鶏飯、ピサンゴレン等。

29日、先述の通りB-T のチケが手に入らなかったので、夕刻までホテルで休み、晩飯は鰻にするかタイ料理にするか迷った末にタイ料理。御茶ノ水駅前ソラマチ内に出来た「サイアム・セラドン」へ。洒落乙な場所柄「脳足りんのHanako OL 向けのチャラい店だったら・・・」と心配していたのだが、運ばれてきたヤムウンセんを一口食して杞憂である事に気付いた。

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ヌァ・ヤーン、トムヤム・ラーメン、カノムチーン、カノモーケン等。非常に美味。そしてキチンと辛い。特にカノムチーンのスープ。レッドカレーで安易に代用するのではなく、挽肉と骨付き肉と唐辛子をふんだんに使ったもので身体が内側から熱くなる逸品。デザートのカノモーケンの食感も絶妙で、もう一つ食べたくなってしまった。メニューを見ていると日本によくあるイサーン地方(東北)の料理と言うよりはチェンマイ周辺の料理らしいのだが、食べたくなるものが多く、また足を運ぼうと決意。

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最終日30日。ホテルを1200にアウトして靖国神社へ。御神籤を引いたら「吉」ただしこれから運気が上がってきますよ、という上り坂の卦が相方共々出ているので良き哉。考えて見ると靖国神社は以前から足を運んでいるのだが、御籤を引くのは初めてだったりする。

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その後、遊就館を見学しようと思っていたのだが此方は生憎26日までで終わり。北の丸の昭和館も既に休みに入っており残念無念。

昼飯は、神保町に戻って「放心亭」へ。ソーセージの盛り合わせ、ザワークラウと、クリームコロッケ、タコと胡瓜のカルパッチョ等々。考えてみると昨年の12月30日も「放心亭」で昼飯を食っていた事に気が付いた。

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その後、相方を東京駅まで送り、新幹線に乗せる。今回の東京訪問で来年11月、ヴァニラ画廊で個展を開催することも決まり、自分自身、非常に嬉しい年末となった。終わりよければすべてよし。来年は公私共に今年以上に飛躍の年にしたいものだ。

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2013/12/27 / 02:36

先日、「今年最後の3枚になるか・・・」と書いておいて案の定、ならなかった。まぁ「嘘も方便」だろ。

と言うわけで実家に帰らないとプレーヤーが無いので聞けないアナログEP3枚と昨日届いたばかりの新譜CD1枚。

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NO COMMENT "Live On 88.9 KXLU Los Angels"EP
ウェストコースト・パワー・ヴァイオレンス、NO COMMENT のライヴ盤。これまではディスコグラフィCDにしか収録されておらず、既に廃盤となり高値で(ユニオン価格で約7000円)で取引されているため、聴けなかった人達には嬉しいリリース。INFEST同様、ライヴでも上手い。そして音源と同じように速くて切れ味がある。録音状態も良いし、買って損は無い一枚。しかし・・・だ。俺の持ってるディスコグラフィCD,この間聴こうと思ってケースを開けたらディスクが無い!!!何処へ行ったんだい??????

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NECROS "Clubhouse Session November 1981"EP
NEGATIVE APPROACH と並ぶUS中西部ハードコアの雄、NECROSの完全未発表リハーサル音源6曲を収録した限定100枚のハンド・ペイントジャケ&カラー・レコード仕様。これに先立つ名盤 "Sex Drive"EPを例に挙げるまでも無く81年、82年でこのスピード感は脅威以外の何物でもない。日本ではやたらと評価の低いイメージのあるNECROSだが "Conquest For Death" までのレコード音源にリハ/ライヴ/デモ音源を加えた初期のディスコグラフィCDをもうそろそろ出してくれてもいいのではないか、と思う。

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LIP CREAM "Lonely Rock"EP
先日リリースされた未発表ライヴ音源"初期のリップクリーム"LP・CDと併せて正規再発された名盤1st EP。この時点で既に「リップクリーム節」が完成している事に改めて驚く。リマスターで音も良くなっているし、やはりこの手はCDも良いが、オリジナル・フォーマットのアナログで聞きたい。

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SHOOTMASTER "Scum Charged Attitude"CD
今年を〆るにふさわしい傑作盤。仙台のハードコア/スラッシュコア、SHOOTMASTER 待望の1stアルバム。ライヴはまだ2回しか見ていないのだが、タイガーマスクを被ったギターにミスター・ポーゴ・メイクのVo.が鎖鎌を振り回し、マイクスタンドのエルボーをかましながら歌うプロレス/デスマッチなステージは ANTiSEEN や RANCID VAT (R.I.P.Cosmic Commander Of Wrestling)と言った所謂「GG Allin ファミリー」(Confederacy Of Scum) の様式を踏襲してて非常に面白く、また曲もスピード感あふれる切れ味鋭いスラッシュ・チューンの連発で興奮したものだが、その勢いがそのままCDに落とし込まれている。曲も殆どが1分台、最長曲でも2分50秒というスピードで駆け抜ける爽快感が気持ちいい。

また、ずっくさんのアートワークも秀逸でバンドの音によくあっている。オビの裏に描かれている "Man Is The "Shining" Bastard" は・・・・ぜひ買って見てくださいませ(爆笑)

そんなこんなで、大晦日には「今年の12枚」でもやろかね。1位はダントツで BOSTON STRANGLER "Primitive" LP なんだけど。

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2013/12/27 / 01:46

もう一昨日の話になってしまったが、数十年ぶりで油壺マリンパークへ行ってきた。

基本的に長期休暇の時は、海に行くようにしている。海なしの埼玉なんぞに飛ばされると行きが詰まって仕方ない。海も無く、山も無く、東京から持ってきたチェーン店と人にぶつかっきて謝罪の一つもしない民度の低い連中ばかりの土地は本当に虫唾が走る。

油壺は神奈川県は三浦半島突端にある小さな町である。三浦半島は東京湾と相模湾にかこまれ、山あり海ありの田舎ではあるが豊かな土地である。本当は城ケ島へ渡って美味い魚でも食おうかと思っていたのだが、京急三崎口の駅へ降りて目に飛び込んできたのが、城ケ島行のバスを待つ長蛇の列だったので急遽計画変更、油壺を目指す事となった。

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件のマリンパークは今年で創業45周年らしい。逗子に住んでいた幼稚園の頃、親に2度連れて来てもらったことを覚えている。当時はとても広くて最新式の水族館・・・だったのだろう。数十年ぶりに訪問してみれば彼方此方老朽化しているのは否めない。平日だった事もあり、客もまばらだった。確かに葛西の臨海水族園に比べれば見劣りはする。が、それでも十分に面白い。

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体長10センチくらいの小さなエイが可愛い。

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イソギンチャク。突っ込んでみたわけじゃないので名器か否かは不明。

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ウツボくん。中学生の頃、臨海学校で行った伊豆の石廊崎で素潜りしながら銛でウツボを突き、浜で焼いて食べたことがある。一応、鰻みたいな味はした(笑)

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祝!WEHRMACHT 初来日!というわけで Shark Attack!!! part 1

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Shark Attack!!! part 2 3メートルくらいある鮫が回遊している様は圧巻。素手ゴロじゃ絶対勝てない。

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当然のことながらペンギンは冬の方が元気だろ・・・と思いきや何時、何処で見ても基本的にやる気なさげ。

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ダルそうなペンギンと眠ってるフクロウのアップ。

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イルカが寄って来た。

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1時の方向、小さく江の島。空も海も青く、陽射しは暖かく気持ちがいい。やはり海っていいものだ。早く神奈川か都内に転勤したい。

水族館離脱。マトモに昼飯を食っていなかったので腹が減った。かつて行きつけだった横須賀の「タイ・エラワン」が定休日なので久里浜まで戻って「博多せぶん」でラーメンでも・・・と思いきや調べてみたら此方も定休日。なら久里浜駅ビルの和幸でトンカツでも食べようか・・・と考えながらバスの車窓かっら外を眺めていたら、三崎口駅前に翻るネパール国旗発見!というわけでネパーリ。

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サモサ、マトン・ビンダルー、ジィーラ・ライス。こんな場所でズィーラ・ライスが食せるとは思っていなかったのでちょっぴり感動。味はまぁ無難な路線。ネパーリなのにダルバートもモモもチャウミンも無いのはやはりこの界隈では「インド料理=ネパール料理=ナン」な客が大半だからなのだろう。

京急で久里浜まで行き、横須賀線に乗り換えて藤沢経由で帰宅。楽しかったね。しかしマリンパーク、ペット同伴で入場可なのはいいが、犬のクソの始末くらいしろよな。館内の暗がりで踏んじゃったじゃねぇか!!!!まぁ年末の〆にウン(運)が付いたと考えればお後が宜しいようで・・・

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2013/12/25 / 22:10

90年代当時、ゼネコンに就職してリーマンやってた頃だから平成2年か3年頃か・・・ラップにハマってる時期があった。

ICE-T, ICE CUBE, N.W.A.,PUBLIC ENEMY 等々。個人的には東海岸よりも西海岸のギャングスタ・ラップが大好きで(苦笑)実際にクリップスだった ICE-T とかドラッグの売人だった Easy-E (N.W.A) のように「Oi Oi!!本当の犯罪者が音楽やってるよ!でも何処までが『武勇伝』なんだい」という感じで映画「カラーズ~天使の消えた町」等と併せてハードコアがある意味、停滞期に入っていた事も相俟って結構いい刺激になったのは事実。そんな時代に着ていたブツなどを晒してみよう。

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N.W.A (Niggers With Attitude) という危険な名前のユニット。背面の文字は連中の「フェラチオ・ソング」からの一節。「Yo メ~ン!今日は俺達N.W.Aがお前のビッチがフェラの時にチンコに歯を立てないよういい方法を教えてやるからな!」というバカ丸出しの曲である。

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個人的には最高傑作だと思ってる"100 Miles & Rinning" EPのジャケ。タイトル曲は今聞いても本当にカッコいい。



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写真が横になってしまったよ。最近のFC2ってやたらこれが多い。直すのが面倒なので横に寝転がってみて頂戴。こうしてみると ICE-T って結構、白いんだよね(笑)"Power""Iceberg""Original Gangsta"の3枚は本当に大好きだったね。

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映画 "New Jack City"に曲が使われて一気に知名度アップな頃のブツ。こうしてみると、西海岸のギャング・カルチャーって事もあるのだろうが、SUICIDAL TENDENCIES 辺りともファションの共通項って多いんだよね。シャツのセンスも近いしさ。


Ice-T のカッコ良さって、バックトラック選びのセンスの良さでもあるわけで、BLACK SABBATH を使うってのは後に BODY COUNT でメタルをやる布石は当時からあったわけだよね。


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2013/12/25 / 21:37

メリー・クリスマス(笑)

それはそうと、何で日本人はクリスマスに七面鳥じゃなくってケンタッキー・フライドチキンを食べるんだい?まぁ俺自身はクリスマスだろうが御釈迦様の誕生日だろうが第三次世界大戦開戦日だろうがお構いなしにカレーを食べてるわけなんだがな。

そんなわけで実家でダラダラ過ごしつつ、「そうだ、SODOM か MOONBLOOD のシャツでも着ようか!」と思い立ったのは良いのだが、何処を探しても見つからない・・・きっと実家裏の森に棲んでる小人が夜中に盗んでいったに違いない。腹いせに、その探索過程で出土したシャツを晒してみようか。

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来年開催予定のOBSCENE EXTREME FEST.ASIAにおいて初来日が決定しているイタリアン・グラインダー CRIPPLED BASTARDS の10年以上前に買ったTシャツ。イラストがTOMさんの作品なんだが、多分、勝手に使ってるのだろうな(笑)

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TOMさん繋がりで・・・SxOxB、OUTO の "Over The Top" ツアT。多分この時期、スタローンの「オーバー・ザ・トップ」(男泣きできる名画です!!!)が盛り上がっていたのだろうなぁ、と予測。

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見ての通り。俺も歳を取って最近は流石にコレを着て歩く度胸は無くなった。飲食店等、気付いた人は軒並み嫌な顔をするという魔法のTシャツ。

以下、NYHC関連。

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2nd LP発売当時のもの。プリントは小さいし、全然カッコ良くないのだがeBay辺りじゃ$100超で売りに出してる奴を見かける。誰がそんな金払うかってぇんだよ。

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此方も見た通り。SICK OF IT ALL 背面に書かれてる意味不明の漢字が失笑。

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CARNIVORE。ブートなんだろうが結構良いセンスしてる。キリル文字風の書体&ソ連の鎌で腐れ共産主義者っぽい危なさを演出。オフィシャルで出てた"Crush, Kill & Destroy" デザイン(アグノ2ndと同じ Sean Taggart の絵)欲しい!

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ダサいねぇ。金太郎の腹巻みたいな位置に "NYHC" と書いてある。蒲田のROBBYでノリ一発、買ったのは良いが2回くらいしか着てない。

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ラスト。見ての通り、CRO-MAGS ヨーロッパ・ツアーT。これもe-bayで高額の値がついていたブツ。結構着たんで雑巾のようにボロボロだ。買ったのはなんと!90年代当時、アメ横センタービルに入ってたTシャツ屋。

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2013/12/25 / 00:17

21日から絶賛冬休み満喫中である。

あれほど苦しめられていたウィルス性の急性腸炎も土曜の夜には治まり、食事も平時通りに戻った。健康で美味しいものが頂けるというのは何にも勝る幸福である。そんなわけで久し振りに高円寺へ行き、メタル系3枚を入手して来た。
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FUNERAL BITCH "The Demos" CD
MASTER / ABOMINATION 等で御馴染み、ポール・スペックマンがやっていたプロジェクトの86年/87年のデモ2本をまとめたCD。これまで名前だけは知っていたが音源は聞いた事が無かったので嬉しい初CD化である。そして驚くのが・・・というレベルではなく、ぶっ飛ぶのが!その内容。滅茶苦茶速い。特に86年のデモ。殆どREPULSION と化したドラム、そのスピード感が素晴らしい。

件のREPULION "Horrified" が録音されたのが86年、そしてNAPALM DEATH "Scum" が87年発売なのでまさに同時発生だったわけである。近年、DEATH STRIKE や本家MASTERを含め音源リリースが連続してるスペックマン界隈だが、個人的にはこれが一番好きだ。

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SHITFUCKER "Suck Cocks In Hell" CD
一部で話題沸騰中!デトロイト出身メタル・バンドのフルレンス1st。bandcampでこれまでにリリースされた2枚のEPとオムニバス収録曲はDLしていた(ちゃんと金は払ったよ!)ので音は知っていたが、このアルバムでそのダーティな・・・というかDirty ではなくFilthyって感じだが・・・スタイルが完全に確立されたのではないか、と思う。彼方此方で書かれている通り、メタルからもハードコアからも等しく影響された音であるが自分なりに表現するなら「GISMを若干キャッチーにしてGG Allinの汚らしさ、バカ丸出しスパイスを加え、初期GBHのリズム・パターンで演奏したもの」となる(笑)

海外でGISMの影響というとスウェーデンの Syphilitic Vaginasが思い浮かぶ(アメリカの 集団自殺 はGISM と言うよりはZOUOだね)が、SHITFUCKERの方が近い感じがする。各曲とも耳に残る曲作りは秀逸で購入してからヘヴィ・ローテーションしている。そして何度聴きなおしても飽きない。裏ジャケに書かれた「オフファックと死ぬか死ぬ!」というわけのわからない日本語もバカっぽさを更に加速させていて笑える。年末になって、こういうカッコいい盤と出会えるのは素晴らしい事だ。

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GRAVE "Necropsy - The Complete Demo Recordings 1986-1991"2CD
スウェーディッシュ・デスメタルの大御所、題字の通りデモ・ディスコグラフィ。MORBID ANGELやNIHILIST(ENTOMBED) 等もそうだったが既にデモの時点で音楽性が確立されている事が改めて分かる。これをSUNLIGHT STUDIOで録音すれば御馴染みの「アノ音」になるわけだ。つまりそれだけ「基本の基本」セオリーに沿った・・・というか彼等自身がセオリーを作ったわけではあるが・・・デスメタルが堪能できる。やはり過度にブラストを使わないオールドスクール・デスというのは良いものだ。

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2013/12/24 / 02:50

研修中、新訳で新書化されたユリウス・カエサル「ガリア戦記」を読んでいた。

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考えて見ると、改訂訳だの新訳だのが出るたびに買い求めているような気がするのだが、今回の新書版が一番文章として読みやすく、そして解説も丁寧で非常に好感が持てる。高校生の頃、岩波版の硬い訳文を読み解いていた頃とは隔世の感である。 

よく「ローマ(帝国)はなぜあれほどまでに領土を広げ、それを統治し得たか」という話がされる。その答えに関する大きなヒントが本書の中で既に語られている。性交の最大の要因・・・それは屈服させた/属領化した民族の文化や宗教を根絶やしにすることなく、ローマに対する人質の供出及び税という義務を課す一方で、ある程度の自治権を認めると共にローマ市民としての権利を与え、多民族からの侵攻を受けた場合には救援に応えて軍団を派遣するなどの安全保障を行った事だと思う。

では何故それが出来たのかと考えてみる。最も大きな要因は、当時のローマがキリスト教以前のつまり、一神教ではない多神教の国家であったことだと思う。では一神教と多神教の違いは何処にあるのだろう。それは「規範を置く対象」の違いであろう。一神教において物事の規範を示すのは神、或いは預言者、そして聖職者である。"God bless you." という言葉の通り、祝福は神様が与えてくれるもの、である。故に、その神に帰依しないものは全て「異端」として排除すべき存在とみなされる。ダンテ「神曲」地獄篇において、異教徒はこの世と地獄の中間地点に送られ天国、すなわち神の国に入ることは許されない。クリスチャンでないというだけで、生前にどれだけ徳を積もうが天国には行けないわけだ。乱暴な言い方をすれば、神の名の下に異なるものを排除して上塗りしていくのが一神教だと捉えることもできるのだ。

では、唯一神を信仰しなかったローマ人が規範としたものは何だろう、と考えるに、それは「法」ではないだろうか、と思い至る。戦いに先立って生贄の儀式をやる旨の記述は出て来るが、それは飽くまでも吉兆の占いの域を超えるものではなく、全ての行動規範は神の意志ではなく、人にゆだねられている。実際、戦記の中にもカエサルや軍団がガリア領内の巡回裁判行っている旨の記述があるし、属州の蛮族に対してもローマの支配下に居るうちはローマ市民として扱う場面が随所に記されている。ローマ人と生活を共にすることで緩やかにローマ化することは当然として、それまでの宗教や社会制度を決して根絶やしうにしようとはしないところに法に行動の規範を置くと共にそれを遵守しようとしたローマ人の矜持が伝わってくる。

本書、当然戦記物として読んでも面白いし、当時のガリア(ケルト)人やゲルマニア人の民俗を知る上でも役に立つが、こういう読み方をしても面白いのではないかと思う。まぁ読むたびに新たな発見あるからこそ、2000年余の時を超えて読み継がれる名著になり得たのだろうが、ね。

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2013/12/22 / 10:43

昨夜も酷い下痢が絶賛継続中で夜中も便所と部屋を往復していたので寝不足である。

おまけに夜中の2時過ぎだというのに、忘年会の帰りのようなバカが大声で笑って歩いていやがるのでショットガンでスラッグ弾を撃って射殺してやりたくなってくる。群れて酒を飲まないと本音も言えないような男に生きてる価値なんかないだろ。

というわけで、仕事を休んで部屋で飯も食わず(腹の調子が悪いから「食えず」が正しい)ベッドで寝転がってDVDを見ていた。ネタは「キカイダー」である。

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最近というか2年くらい前に京都の国際マンガミュージアムで石ノ森章太郎「仮面ライダー展」を見て以来、自分の中では仄かな石森ブームである。そう、自分の年代だと「石ノ森」ではなく「石森」なのだ、絶対に。以前にも書いたが、70年代~80年代に子供時代を過ごした人で、石森作品の恩恵を全く受けていない人、というのは日本に皆無だろう。しかし意外と、原作を読んだことが無い、と言う人は多いのではないだろうか。かく言う自分も、その一人。恥ずかしながらつい最近まで原作を知らなかった。友人が昨今「009」のフランソワーズに感化され、その影響でまた熱がぶり返した、ということもある。

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というわけで見ていたのは「人造人間キカイダー THE ANIMATION」DVD BOXと「キカイダー01」(前後編)のディスク計5枚。前者はフランス版のPAL仕様だが3枚組で2500円と大変お得。本当にこの国におけるアニメDVDの高値は何とかならないものかと思う。

内容は、彼方此方で書かれているとおり、原作をなぞっている。そしてアクション場面よりも人と機械との間で悩み苦しむジローの姿と「心の成長」を描いている。中盤、やはり不完全な良心回路を取り付けられたことでジローと同じく善悪の狭間で苦悩するダーク・ロボット、ゴールデン・バットとの会話は白眉である。そして後半に行くにしたがって深まるミツコとの愛情。見ている此方まで泣けてくる。

「01」以降は戦闘場面中心の作りになっているがやはりあのラストは何時見ても衝撃的である。「キカイダー」のラストでは良心回路の働きにより自らの手でプロフェッサー・ギルを倒すことが出来なかったジローが服従回路と良心回路の善悪を持った事により、「自らの意志で」仲間を、そしてギルを殺すことが出来たという件は「ピノキオ」のみならず人類最初の殺人者であり兄弟殺しとなる「ケインとアベル」の話とも重なる。

つまり石森作品と云うのは「キカイダー」であれ「009」であれ「仮面ライダー・ブラック」であれ「人間って一体何だろう、自分の存在意義って何だろう」というテーマを漫画という手段で問いつづけた作家ではなかったか、と今更のように思う。そう考えると「手塚治虫が石森章太郎の才能に嫉妬していた」という話も頷けるではないか。やはり良い漫画と云うのは、良い小説同様、いい年こいて再体験しても何某か昔とは異なった余韻を残してくれるのだな、と思った次第。

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そして改めて、石森作品に登場する女性・・・スランソワーズ(003)、ミレーヌ・ホフマン(009ノ1)、光明寺ミツコ、ビジンダー・・・と皆「姉属性」ではないか、と気が付く。昔、「石森氏のお姉さんが003のモデルであり、よく似ていた」と聞いた事があるのだが、どれもM男心をそわそわさせる年上気質の女子ばかりでゾクゾクする。特に「01」のビジンダー、ショートカットといいミニスカにブーツといい、小学校の時に好きだった(いじめっ子気質の)某ちゃんによく似てて堪らない。


サブロー/ハカイダーもメチャかっこ良いね!


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2013/12/19 / 23:27

この時期に来て、ウィルス性の急性腸炎とやらで下痢が2日間続いている。

初日は吐き気もあったが、WEHRMACHT のようにゲロゲロと一気に2リットル以上吐いたら胃のムカつきと吐気は止まった。結局、こうなったらあとは整腸剤飲んで2~3日、耐えるしか治療法が無いってのが泣かせる。

そんなわけで、苦しみつつも音楽は聴いている。最近のブツを2枚。

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BLACK FLAG "What The..."CD

ロリンズやキース、ドゥコウスキやデズといった旧メンバーが集結しFLAGの名前でBLACK FLAGの曲を演奏している昨今、本家本元の御大グレッグ・ギンがBLACK FLAGを再結成し新譜をリリース。Vo.はRon Reyes。このどうしようもないジャケットでは聞く気も失せるのだが、一応「あの」BFである。期待半分、不安半分でPCに取り込む。

出てきた音は・・・紛れもないBLACK FLAG / Greg Ginn の音である。曲も1分台でスピーディーなものが連発する。リズム隊もVo.もまさにBFそのもの。音源で言えば、"Damaged" 以前の曲を"Slip It In" の重さとスピード感で再現しました、という感じ。1曲目からグングン飛ばす、カッコいい!!!と快哉を叫びたくなる・・・が・・・4曲くらい聞くと飽きてくる。そう、キメ曲が無いのだ。全22曲、ラストは3分の長尺曲だが基本的に同じような曲がずーと続くだけ。ハッキリ言って一気に全部聞きとおすのは辛い。

因みにCDも歌詞カード等一切無しでジャケの印刷されたペラ紙が1枚だけ。自分は輸入盤を買ったのだが、日本盤はこの音源にどんな提灯記事(ライナー)が付くのか楽しみではある。まぁ商売の特性上絶対に「キメ曲が無くてつまらない」なんてことは書けないだろうからな(笑)

続いて此方。

CRIME "Murder By Guitar 1976-1980"CD

「サンフランシスコで最初の、そして唯一の」ロックン・ロール・バンドCRIMEのシングル3枚にスタジオ・テイク9曲を加えた編集盤。自分は2004年リリースの編集盤"San Francisco's Still Doomed"CD と再発された"Hot Wire My Heart" 7'EPしか持っていないのだが、兎に角、切れ味鋭いR&Rがカッコいい。

見てくれも秀逸で。パンク・バンドの癖に警官の衣装着て監獄でバンド写真撮ってるなんてのも粋だ。個人的にパンク・ファッションとしては BLACK MARKET BABY とタメ張るカッコ良さだと思っている。チープな言い方になってしまうが、まさに「不良のロックンロール」という表現がピッタリくる。同じ不良でも初期のSOCIAL DISTORTIONのような何処となく内面の弱さを滲みださせたようなタイプとは違い、もっとやんちゃな香りがするのもミソ。



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