I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で

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2013/09/30 / 01:27

5月だったか6月だったかの恵比須リキッドでのワンマン以来、久しぶりのキノコホテルを見に下北沢Club Queへ。このハコへ来るのは昨年の「騒音寺 Vs キノコホテル」2マン以来である。

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20時頃、セッティングが終わり "エレキでスイム" でライヴ、スタート。全部で8曲か9曲くらいやったと思う。音源化されてない曲が3曲ほど。毎度の如く、自分はケメさんのギター・プレイが見たくてライヴに行ってるのだけど、今夜は支配人のキーボードとジュリ島さんのベースが兎に角素晴らしく、"Fの巡回" での延々繰り返される同じリフ(マイルスの "In A Silent Way" みたいだ)や "悪魔巣取金愚" 間奏部分でのちょぴりフリー・ジャズっぽい遣り取り、あとメンバー紹介時のショート・ソロでのベースのカッコ良さは際立っていた。考えて見ると、ベーシストが交代してから、これまで以上にリズムが腰へ来る演奏スタイルになり、曲に粘っこい強靭さが宿るようになったと思う。

あと支配人のキーボードも今夜はいつも以上に激しく、付け睫毛が落っこちる熱演だった。しかしあれだけ動きながらキチンと弾いてるのだから、どういうルーツを持っているのだろう、と見るたび感心する。こないだツイッターに貼られていた、これを見るたび、余計にそう思う。まさか John Zorn's Cobraのメンバーとしてライヴやっているとは知らなかった。



そんなわけで次回見られるのは、秋のツアー・・・かな。

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2013/09/30 / 01:04

週末、また都内某所に宿泊し、映画見てライヴ行って、美味い物を食って、買い物してぶらぶらとしていた。

今週は、まぁいつものデリーでも食事はしているのだが、たまには変わり種を。

土曜日の夜は、御徒町の完全ヴェジタリアン/ヴィーガン南インド料理店「ヴェジハーブサーガ」へ。考えてみるとこの店に行ったのは3年くらい前。それ以来の御無沙汰である。入店したのが21時過ぎだったので客は俺一人。

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オーダーは、サンバル・ワダ、タマリンド・ライス、アヴィアル、インド・コーヒー。

アヴィアルというのはヨーグルト、ココナッツ、野菜のカレー。メニューには「甘口の南インドカレー」と書いてあるが、全然甘くない(笑)ヨーグルトベースの爽やかな酸味がとてもいい感じ。タマリンド・ライスは厨房からの「辛くても大丈夫?」の声に「全然問題ないです。辛いの大好きですから」と答えて作ってもらった1品。当然の如く、ガッツリ辛い。それがアヴィアルとの良いアクセントになる。

自分はヴェジタリアン・フードも大好きで昔々、「ダバ・インディア」に足繁く通っていた時分はヴェジタリアン料理しかオーダーしなかったのである日、ノンヴェジのミールスをオーダーした時「お肉、召し上がるんですか?!ヴェジタリアンだと思っていました!」と言われたほどであるが、最近はどうも「肉食べたい!」に針が振れていた。

久し振りに此処のお店で食事して、またヴェジタリアン料理も良いな、と思った次第。同じ「菜食」を謳っている銀座の某店より、味も数段気合が入っている。お店の人からも「現地そのままの味で出しますから!」と心強い言葉を貰ったのでまた、足を向けてみよう。

続いて、東銀座・・・というか三原橋の「ナイル・レストラン」へ。数週間前から此処の料理が食べたくて仕方なかったのだが、台風直撃の臨時休業やら、店の前の行列だのに阻まれて訪れる機会が無かった。

席に着くや「いつもの?」と尋ねられたので「今日はメニューください」と言ったら「久しぶりだねぇ、メニュー見るの」と笑われてしまったので「いやぁ~、たまには違うのを」と答える。そんなわけで「たまには違う」物などを。

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ケララ風ムルギ、ターメリック・ライス、ヨーグルトカレー。この他にもダール・スープをオーダーしたのだがそっちは写真撮ってない。

ケララ風ムルギは見て分かる通り、名物「ムルギランチ」のチキンである。そしてこのヨーグルトカレー、前の晩いヴェジハーブ・サーガで食したアヴィアルに非常に近い味わいである。此方の方が幾分酸味控えめで辛味増大。そして此方もヨーグルトの酸味と柔らかいチキンの絶妙な掛け合わせが堪らなく美味。

因みにこのお店は行きつけのお店の中で、自分の仕事や素性が知られている唯一の店だったりするのだが(麹町の某Aでは何故か「インストラクターかなにか」だと思われていたらしい)通りかかるインド人スタッフに「今はどっちに住んでるの?アメリカ?日本?」と尋ねられたりすると、「いやぁ・・・アメリカに住んでるなんて一度も言ってないんだけど(苦笑)」と思ってしまう。そういうやりとりも含め、やはりナイルは楽しい、美味い。

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2013/09/28 / 12:38

最近は朝晩めっきりと寒くなった。

昨夜は、今季になって初めて長袖のTシャツを着て外へ出たし、扇風機を使わずに眠った。窓を開けておいたら、明け方、寒さで目が覚めた。もう夏は、去ってしまったのだな、と改めて認識すると共に、最終電車が出た後に鉄道の軌道を見つめるような気持ちになってくる。

そんなわけで最近の・・・でもないが、音ネタなどを。

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FLUX OF PINK INDIANS "Strive To Survive"3CD

UKのCRASS直系アナーコ・パンク・バンドの1stが30年ぶりに正規再発。自分もこれまで持っていたのはブートCDだったのでこれは嬉しいリリース。おまけに1st アルバム音源に"Neu Smell"EP を加えたDisc 1、1stのデモを収録した Disc2、2007年のライヴを収録した Disc 3 と3枚組仕様の大ボリューム。

音は今更いう必要も無いだろう。個人的にCRASSのダークな部分を更に増幅させて病的な方向に加速させたのがRUDIMENTARY PENI とすれば、CRASSの音楽を最もストレートに継いでいるのがFOPIだと思っている。(それをもう少しハードコア側に向けるとSUBHUMANSになる)

今回は再発に伴ってリマスターされた事で、強靭な音に生まれ変わった30年ぶりのフラックス。もっと店でも流通すればいいのに・・・と思う。

Coffins fleshlandCD
COFFINS "The Fleshland"CD

日本が誇るドゥーム・デス、COFFINSの最新音源。まさかリラプスからリリースされるとは思っていなかった。前作よりこれまでの3人体制に専属Vo.が加わって4人編成になった事でより、表現力が高くなったと思う。あと前作収録の"Grotesque Messiah"のような今までよりもスピード感のある曲が増えてきているのも大きな特徴。まぁ「スピード感」とはいっても檄速2ビートやブラストの速さではなく、BENEDICTIONのようなオールドスクール・デスな速さが堪らなくカッコいい。

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ACxDC "Antichrist Demoncore" MP3

以前から名前は知っていたが、最近聞いてドツボにハマったバンド。AC/DCではなくACxDC ・・・AntiChrist DemonCoreの頭文字を取ってACxDC。INFESTまるパクリなアートワークと言い、何処か人を食ったような感じが笑える・・・が、音は極上のファストコア/パワー・ヴァイオレンスである。DESPISE YOUとかNO COMMENT のようなINFESTにほんのちょっとだけメタル成分の粉掛けたような音。バンドの公式Bandcampから安価でDL出来るので興味ある方は是非!

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2013/09/28 / 11:52

近所に中華屋が出来た。

外食産業不毛のクソ埼玉なのでどうせ半年もすれば潰れるのだろうが、近場にはロクな店も無いのでスーパーで惣菜買うよりはいいだろう、と入ってみた。

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上から、担担麺、豚角煮、硬焼きそばなのだが・・・量が尋常ではない。軽く「王将」あたりの倍ちかく盛られている。特に豚角煮。俺の拳2つ分くらいある肉がドン!!!

最近は段々大盛りなんてモノも食べられなくなりつつあるのでこれは流石にキツかった。まぁしょっちゅう行こうとは思わないが、ファミレスだのチェーンの牛丼屋に入るくらいならいくらかマシというものだ。

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2013/09/24 / 01:11

結局、週末は日頃の粗食を挽回すべく、食べまくっている昨今である。たまにはチュニジア料理だのエジプト料理だの食べに行きたいのだが、足が向いてしまうのはいつもの店だ。

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金曜夜。職場の送別会でつかった都内某ホテルの料理がコレ。メインである肉料理の前段、魚がこの体たらく。肉にしても小さなポーションをウェルダンどころではなく鉱石レベルまで硬く焼いてあり、吐き気がしてくる。毎度毎度思うのだが、ホテルであっても居酒屋であっても「宴会メニュー」と名のつくものにロクな物はない。

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近所のタイ料理屋その1で久しぶりにゲェーンパー。通称「森林カレー」と呼ばれる最も辛い液状カレー。この突き抜ける辛さと仄かな酸味が堪らなく美味い。

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ライヴ前、水道橋「海南鶏飯」で昼ごはん。海南鶏飯(ハイナンチーファン)の揚げとピサンゴレン(揚げバナナのココナッツ・アイスクリーム添え)

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ライヴの後、夜食のココイチ。

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銀座「デリー」でマサラ・カバーブ(羊肉の串焼き)、ビンディ・マサラ(オクラのマサラソース炒め)、今月のマンスリー、チキン&野菜カレーとバトゥーラ。鶏肉のみならず、カボチャや冬瓜などの野菜も沢山入ったサラサラのカレー。今回はパンで食べたが次回はライスで食べたい。

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近所のタイ料理店その2でカイヤッサイ(タイ式オムレツ)とクイッティオ・ヌァ・ヘーン(汁無し牛肉麺)。これだけ食べれば、間違いなく「余は満足じゃ」の境地に達する。












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2013/09/24 / 00:49

22日の土曜日、毎年この時期恒例の"ICE PICK" に行ってきた。

ice pick 2013

昨年は行けなかったので2年ぶりの参戦である。今回の目玉は、現在ジャパン・ツアー中のアメリカのネオナチ・バンド BOUND FOR GLORY が出演する事である。色々な噂は聞いているが取り敢えず「百聞は一見に如かず」だ。

とは言うものの、新大久保駅に着いたのは18時過ぎ。EARTHDOMに入ると4番手の桜花が始まっていた。危ない、危ない!桜花のライヴは1年に1回、この "Ice Pick" でしか見られないので貴重だ。最後2曲"婆沙羅""不動魂"はやはり燃える。

此方も久しぶりにライヴを見る CRAWLER と壬生狼 を挟んでBound For Glory 登場。

ハッキリ言って、演奏も曲もかなり良い。出している音はハードコアやパンクの香りは殆ど無く、スラッシュ・メタルに極めて近い。スピード感満点でギターのフレーズもフックがありVo.の声も男らしい野太い声で好み・・・しかし、ナチなのだよ。

♪お前が何処に行こうが、俺は目の前にいる 俺はお前の最悪の悪夢だぜ、ニガーっ!!♪

なんて事を歌っている。「2次大戦で日本には神風がいたが、俺達にはシュトゥーカ・パイロットがいたぜ!」というMCの後、壁面に貼られたデカい日の丸の前でアメリカ人が「俺達」ドイツの戦闘機乗りの歌を歌うという良く分からない展開と、次第にテンションを上げ「ジーク・ハイル!」大会になっている前方の、バンドの取り巻きだか客だかわからないスキンヘッドの白人たち。

俺は当然、そんなものに興味は無いので、会場内の自販機で購入した「ぐんぐんグルト」とチビチビと飲みつつ後方で見ていたのだが、前方のテンションの高さとは裏腹に、冷たい空気が流れていた事は申し添えておきたい。肌が白いってことがそんなに偉いのかい。

しかし21世紀に、まさかこの有色人種の国、日本でネオナチ・スキンヘッドによる「ジーク・ハイル!」合戦が見られるとは思わなかった。因みにそういうものを実際に自分の目で見たのは初めてだったので、或る意味、とても面白かった。

そして改めて考えて見ると、戦後既に70年弱が経過し、本国ドイツはもとより世界で規制の対象になっている「ナチ/ナチス」が何故、今以て無くならないのか。答えは簡単。表面的に「差別は許せない!」と叫んでいても実際はナチが大好きな人達が沢山いるという事だ。思想は別として、軍服や装備品等のデザインがカッコいいから好きだ、という人も含め、未だに「ナチ/ナチス」が「魅力的な/気になる素材」である証明でもある。再三言うように、自分はナチ自体には興味など無いが、それでもやはり「百聞は一件に如かず」である。まぁ色々な面で考えさせられるライヴだった。

そしてトリは、鐵槌。この日はのっけから昭司さんが客席に飛び込んできて一気にテンションが上がる。ラスト"儚き花よ"、そしてアンコール"鋼"まで、渾身のライヴが心を動かす。

9月後半とはいえ、会場内は立っているだけでも滝のような汗が流れる暑さだったが、とても気持ちの良い汗をかくことが出来た。多謝。

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イヴェントの記念シャツと桜花のシャツを買った。



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2013/09/17 / 01:39

以前にも書いたが、最近仕事中は蕎麦か饂飩かコンビニの惣菜しか食べていないので、休みの時くらいはスパイスの効いた、血の通った料理が食べたくなる。勿論、人から誘われなければ絶対に自分からは入らないファミレスとかジャンクフードの店になど自分が入るわけがない。

水道橋「海南鶏飯」
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肉骨茶(バクテ)暑い時の滋養強壮剤はコレ。胡椒と鶏の出汁が良い風味を醸し出すスープが乙。

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ポークリブ・ブラックソース。甘味と酸味が合わさった真っ黒なソースで和えたスペアリブ。見た目はいまいちよろしくないが味は最高。

台風が関東地方を直撃した敬老の日。

当初は銀座「デリー」で今月のマンスリーカレーかチャナマサラをバトゥーラで食べる予定だったのだが、台風の影響で食材の入手とスタッフの出勤が困難という理由で本日休業の貼り紙が!気を取り直して「そうだ!さっき銀座線降りた時、エスカレーターで俺の前にいたの、たぶんナイルさんだよな!」と気が付いてバスで三原橋まで行くも此方も休業。仕方ないのでまたバスで数寄屋橋まで戻って入った ビアホール「ニュートーキョー」 で洋食。

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入口ディスプレイの蝋型でもひときわ目を引くこのデカブツ。黒豚のカミステーキ。この「カミ」が「紙のように薄い」のか「神がかった大きさ」なのか、はたまたその両方なのかは知らないが、こういう薄めのポークカツは昭和の香りがしてなんだか懐かしい。東京っ子なら勿論、ソースをドバッと掛けてキャベツと一緒に召し上がれ。

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此方、スペアリブ。最近、自分は本当にスペアリブが大好きなのだな、と改めて思う。やはり肉にかぶりつく食感、そして肉を外した後、骨の表面に貼りついた薄膜を歯で剥ぎ取り、つるつるになった骨を皿に並べておく快感は堪らない。

そして今夜。銀座は休業したが湯島本店はやっているとの情報を得て向かった「デリー」本店だが20時を過ぎているのに店の前には10人以上が並んでいる。俺は行列と相席は絶対しない事を信条としているのでとっとと河岸を変える・・・が、今日の〆は此処でチキン・バリVVHを食べようと思っていたので一日の最後にケチがつくのは良い気分ではないのだが、此処は気を取り直して湯島天神下の「ナワブ」にて夕食。

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チキン・マライ・テイッカ。よく「シディーク」等でジュージューの鉄板に乗ってくるタイプのアレ。

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ヴェジタブル・パコラ・・・だがこれは彼方此方で目にする「インド式精進揚げ」ではなくメンチカツ風味でなかなか美味しい。チャットニーが「デリー」でパコラを食べる時に付けてくれる辛いグリーン・チャットニーなのがとても良い。

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今日の〆。チャナマサラとバトゥーラ。今日のように豆のカレーをやたらと食べたくなることは時々あるのだが、漸く思いを遂げることが出来た。

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2013/09/16 / 12:46

たまには、音楽の話など。
最近入手した3枚がカッコ良すぎたので。

Crucial pit
CRUCIAL SECTION "Friends In The Circle Pit" CDEP
日本国内にとどまらず精力的に活動を続ける東京スラッシュ・パンク、クルーシャルの新作EP。

最近の・・・とはいってもかなり前からだが・・・ライヴでは1曲目に演奏されている "One Step Closer" を筆頭に発売前から既にライヴで演奏されている"Trial & Error" "Friends In the Circle Pit" を含む全4曲。音の路線は目下の最新アルバムである3rd と同じ路線でRIPCORDを思わせるスラッシュなスピード感に乗る日本語詞とキャッチーなコーラスというスタイル。

先日、実家に帰った折、久しぶりに1st LPやそれ以前のソノシート、EPを纏めて聴いていた。昔の音源も大好きだが、、やはり「今」のクルーシャルの音が最高だな、と改めて思った。此処2月ばかりは仕事が忙しすぎてライヴを見ていないのだが、これを聴くとまたライヴに行きたくなる。

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RAGING FURY "Black Belt" 2CD
大阪スラッシャー21年ぶりの2nd アルバム。これまでの最高傑作だと思う。

彼等の音を最初に聴いたのは、ファンジンのレビューを読んで取り寄せた"Wolf Spider Demo"でそれ以降、手に入る音源は(FETUが出していた海外向けオンリーのライヴテープとかは聞いていないけど)買い集めてきた。しかしこれまでライヴは1回しか見たことが無いので、あくまでも音源を聴いた感想でしかないのだが、1st以降「もう速いのは余りやらないのだろうか」と勝手に思っていた・・・が、本作はその危惧を完全に吹き飛ばす素晴らしい出来だった。

のっけから速い,速い!スピード感、切れ味鋭いリフ、重さとどれを取っても最高だ。中川さんの独特の声も変わりなく、何かというとすぐ「デス声」とやらに走りたがる昨今のトレンドとは関係なく自分のスタイルを貫く姿勢には頭が下がる。2曲目"冥府魔道"、最高だ。"刺客・子連れ狼。覚悟っ!"という台詞も入って若山富三郎先生演じる拝一刀Vs弁天来三兄弟との戦いが脳裏によみがえる。

加えて本作、Disc 2 にはこれまでリリースしてきたレア音源がリマスターで収録されている。アルバムよりもかなりスピードアップされて演奏されている"The Way Of Life"も良いし、また"Go To Eat!"V.A.LP 収録曲、そして"Wolf Spider"Demo、大傑作"Electric Brain"EP が漸くCDで聞けるのは感涙である。CASBAHとの結成30周年ライヴも秋に東京で予定されているそうなので今から見に行くのが楽しみである。

Lecherous gaze
LECHEROUS GAZE "On The Skids"CD
ex.ANNIHILATION TIME な彼等の1st アルバム。

前身A.T.の3rdの段階で初期のBLACK FLAGなテイストに大胆なハードロック路線を持ち込むという大技をキメてくれた彼等だがバンド名を変えてからはパンク/ハードコアのテイストは殆ど残らないくらいに後退し、完全なハードロック・バンドへと転身した・・・が、この変化は大正解で兎にも角にもドライヴしまくるギターが最高なのである。言い方は悪いが、所謂「デザート系」のストーナーをより70年代ハードロックに近づけた感じで、これもハードコアやドゥーム/ストーナーを通過してきたが故の結果なのだろう。

ギターソロを聴いていると不思議とFUNKADELICのエディ・ヘイゼルやマイケル・ハンプトンのプレイを思い出してしまう独特のうねりが気持ち良い。

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2013/09/16 / 10:29

現在、銀座「ヴァニラ画廊」にて開催中の

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「ジョン・サンテリネロス写真展」「ルイス・フライシャー展」

のダブルヘッダー企画、へ行ってきた。

前者、ジョン・サンテリネロスの作品は以前、「神保町画廊」で見ており、DVDも持っているのだが、また銀座で作品に出会えるとは思っていなかった。

宗教的・・・それもサンテリア、ヴードゥー、マクンバ、カントンブレなど、キリスト教と結びついたアフリカやカリブ海の民間信仰のモチーフが散りばめられた作品群は十字架が使われているのに何処か魔的で、映画「ブルースブラザーズ」において、階段室の暗がりからジェイクとエルウッドを見下ろすキリスト像のような薄気味悪さを湛えている。そして其処に重なる「血」のイメージ。SLAYER "Diabolus In Musica" 以降のアートワークと近い臭いがする。掌に打ち込まれた大釘から血がじわりと流れだし、床に滴っているイメージ。凄惨な事故や犯罪現場における飛散した鮮血とはまた違う意味で生血の暖かさを感じさせる不思議な感覚に引き込まれる。

後者、ルイス・フライシャー。ヴァニラ画廊の旧店舗にて展示・販売されていた(現店舗でも物販コーナーにあり)ターコイズ・ブルーの革製コルセットとそれを試着させて貰った同行者の姿を見て「カッコいいなぁ!」と思ったのが知った切っ掛け。

そのコルセットはどちらかというとワルキューレ的なイメージの作品だったのだが、今回はそれとは打って変わってより生々しい作品に埋め尽くされている。自分は写真よりもジャケット、全頭マスク、コルセット、バッグといった革製品が気に入ったのだが、その質感が"Leather"(革)でなく"Skin"(皮)であるのが凄い。京都を歩いていて塩小路橋を超えて崇仁地区に入ると目の前に現れる「皮ジャンパー」の看板を見た時と同種の驚き。エド・ゲインではないが「人間の皮膚で作った服」にしか見えない。そして素晴らしいのはそういった皮膚の質感に加えて金具の一つまでこだわった繊細な造形で真ん中の切れ込みから目玉が1つ覗いている"Eye Bag"という革製のウェストバッグ(?)は欲しくなってしまった。

というわけで、両者とも単に「ダークなゴシック」という言葉では表せない危うさと黒さを湛えており、とても画廊の入っているビルの外が炎天下であるとは思えないような異空間だった。
会期中、時間があれば是非再訪したい。

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2013/09/14 / 10:11

結局今週も、朝8時30分始業で上がるのが23時という体たらくである。

仕事が忙しいのは慣れっこになっているが、ランニングや筋力トレーニングをやる時間が全く取れないのは本当につらい。先日申し込んだ2014年の東京マラソンだが、たとえ抽選に通ってもこのままではかなりギアを上げて行かないと、今のままでは品川からの折り返しでぶっ倒れてしまいそうだ。

そんなわけで、ただでさえ読書については遅読なのに、それが輪を掛けて遅くなるのだが、

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マーク・グリーニー「暗殺者グレイマン」「暗殺者の正義」

を漸く読了。

「殺し屋」という仕事は、履歴書の職業欄に堂々と書くこともできないし、子供が小学校の作文発表などで「僕のお父さんは殺し屋です」なんて事も言えない。ハリソン・フォードの音声解説が入っていた「ブレード・ランナー」の初期Ver.の台詞ではないが新聞に「殺し屋の求人は無いな」という世界である。

「そんな世界」でトップクラスの成功率を誇る伝説の男、コートランド・ジェントリー、コードネーム:グレイマン。何の特徴も無く、人目に付かない男。凄腕の殺人技術を持ち、かつてはCIAの非合法作戦部門に属していたが、突如解雇されるのと同時にCIAからSOS(Shoot On Sight:見つけ次第射殺)の指令が発せられ、世界中から追われる男。そんなグレイマンの死闘を描くアクション小説。

1作目のターゲットは、恩ある知人と家族を人質にとったCIAであり、2作目のターゲットはアフリカの独裁者である。どちらも戦闘に次ぐ戦闘で最後は生きているのが不思議なくらい満身創痍な状態でミッションを果たす完全燃焼な展開で、読み始めたら途中で止めて仕事に戻らなくてはいけないのが嫌になるほど加速がつく。

では何故本作がそれほどまでに自分のツボを突いたか、といえば此処に漂うのが80年代の日本でも創元推理文庫から多数翻訳・刊行されていた「死刑執行人マック・ボラン」「殺人機械レモ・ウィリアムズ」「死の商人 リチャード・カメリオン」といったヒーローペーパーバックと同質のスピード感だからである。狙撃から近接戦闘、各種武器の取り扱いに至るまでとんでもない戦闘技術を持ち、冷徹にターゲットを消していく非情さ。そして時折覗かせる「人間性」が自らを窮地に追い込んでしまう因果。

しかしそういう類の、いわゆる「スーパーヒーロー」と異なるのはグレイマンが常に満身創痍であり創傷の応急手当てもままならならず、且つ休息も取れない状態で進行していく展開である。普通で考えれば、とっくの昔に銃創なり感染症なりで死んでいても全く不思議でない状態から生きのびてしまう凄さは「死なないだろう」とわかってはいても「おいおい・・・」と思ってしまう。読者が「一時的な窮地に陥ったとしても結局は余裕で助かるんだろ?」という目線で安心して読めるカッスラーのダーク・ピット・シリーズとは全く違う危機感、緊張感。

2作目のラストで更なる窮地に追い込まれたグレイマン・・・さて、彼の運命や如何に。というわけで続刊が楽しみ。

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