I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で

2012/06/27 / 01:34

週末釣果、その3

所謂「ロンドン・パンク」のようにだらしないスタイルが大嫌いなので、ハードコアは聴いてもパンク・ロックというものを殆ど聴かないのだが、現行バンドの中でANTiSEENだけは別格で大好きなのはひとえに彼等のスタイルがパンクでありつつサザンロックであり、ブルーズでありカントリーであるからだ。

そんなわけで入手して来た

   Antiseen-New-Blood.jpg
     ANTiSEEN "New Blood" CD

此処数年間にリリースされたEPをまとめた全13曲。以前、ディスク・ユニオン渋谷店に広中氏(下北沢MURDER JUNKIESさん)がいらしたころはGGやANTiSEEN及びCOS(Confederacy Of Scum・・・RANCID VAT とかCOCKNOOSE とか)関連バンドの音源を探しに足繁く通ったものだが最近はアナログ盤のエサ箱を漁る機会もめっきり減ってしまい、「EP買い集めなくともそのうち編集盤CDが出るだろう」というものぐさ太郎に成り下がっていた自分にとっては願ったり叶ったりのリリース。

個人的に、彼等を一番聴きこんだのは "Eat More Possum" "One Live Son Of A Bitch"(オリジナル盤ね)の時期である。近作の"Brutalsvill" "Badwill" も悪くないが「このままRAMONES色が強くなっていくのかな・・・」という一抹の不安も感じさせる出来だっただけに、こうして最近のEPを纏めて聴いて、また荒っぽくてヴァイオレントなANTiSEENが戻ってきてくれたのは大変うれしい。

音の方はもうANTiSEEN節全開。ベースとドラムが何度変わろうが、ジョー・ヤングのギターの音一発ですぐに彼等だと分かるのは流石。其処に「小さなブルーザー・ブロディ」ジェフ・クレイトンの野獣Vo.が乗れば掴みはOK!である。カントリーからブルーズからサン・ラーまでカヴァーするセンスも素晴らしく、今回はRAMONESとCOCKNOOSE等(あとわからない)のナンバーを披露。初期の"Death Train Comin'" のライヴテイクもスピードアップしておりとてもカッコいい。

パンクとサザン・ロック、プロレスとホラーが大好きなら、一辺聞いてみて損はしないと思う。


アルバム1曲目を飾る "Deconstruction" 久々に速いパートが入ってる。


此方、ロキー・エリクソン"Two Headed Dog" のカヴァー。クレイトンの衣装、ザ・シークかいwww

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2012/06/26 / 01:05

週末釣果、その2。

NAssault demo
NUCLEAR ASSAULT "Atomic Waste!
                Demo & Reharsals"CD


NYのクロスオーヴァー・スラッシャーNUCLEAR ASSAULT のデモ&リハ音源集。アナログは初期デモ2作収録の13曲だが、CDは"Survive" 期のリハテイクを含め全23曲。

NY周辺でクロスオーヴァーというとハードコア寄りの音を想像しがちだが彼等の場合は基本のラインがズッポリとメタル。故に自分はジョン・コネリーの高音Vo.と時々入ってくるスローな曲が大層苦手・・・というか大嫌いなのだが速い曲は兎に角、カッコいい。やはり、"Cross Of Iron" 最高だ!



あと本作、CDに追加収録の10曲は全てインストなのだが、これらがガッツリと速い曲ばかり。音の感じとしては完全にANTHRAX~S.O.D.ラインのゴリゴリ&ザクザクのベース&ギターが堪らない。"Great Depression" "Technology" "Survive"もVo.無しの方が遥かにカッコいいではないか!!!いっそのこと、Vo無しでやっていけばいいのに・・・と一瞬、考えてしまう。

余談だが、ブックレットに載っているINTENSE MUTILATIONとの写真、笑える。

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2012/06/25 / 09:04

昨夜は「平清盛」見ながらカレーうどんを食している最中に緊急の呼び出しが入り、戻ってきたのは25時だったので今日は昼から出勤。

そんなわけで週末の釣果など。

MANTAS DBM
MANTAS "Death By Metal"Deluxe Edition 2CD

入手。

DEATHのファンであればブートであれ何とかアップロードであれ、音だけであれば何らかの形で殆どの人が聞いているであろう音源が、リハやデモに加え、アウトテイクも収録して曲数盛りまくり、2CD仕様で正規再発されたのは驚いた。しかしながら、3枚目以降、次第にテクニカルになると同時に所謂「一般ヘビメタ誌」にも取り上げられるようになっていくDEATHに違和感をおぼえていた初期のファンにとっては嬉しいリリースなのではないか、と思う。

DEATHというとやはりチャック・シュルディナーなのだろが、MANTAS~激初期DEATHにおける音の核となっていたのはキャム・リーだと思っている。チャックのDEATH派か、離脱したキャム・リーのMASSACRE派かという好みもあると思う。個人的には、後者。そしてこのような形で一気に当時の音源を聞いて感じるのが、やはりキャム・リーのドラム&ヴォーカルのカッコよさ。今聞いても震える、というか鳥肌立つほどカッコいい。これだけ手数の多いドラミングをやりながら歌う、ってのは堪らない。

以前から言っているように、自分はドラム&Vo.という形態が大好きなので、ダン・ビーラーやZOETROPEの故バリー・スターンと並んで好きなミュージシャンの1人である。

リリースしてくれたRelapseレコードに心から感謝したい。


84年にしてこのスピード感と確かな演奏技術を持っていたことに驚く。こういう音源を完全に黙殺してきた日本のヘビメタ誌が如何にクズかよくわかるだろう。



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2012/06/24 / 09:56

ひところに比べれば、雑誌等での宣伝も功を奏して(?)「南インド料理」というものも一般に浸透してきたように思う昨今。しかし実際問題として南インド料理の大きな「売り」であるミールスを「混ぜて」食べない客が非常に多いように見受けられる。これは何時頃、誰が言いだしたかは分からないが「カラーを混ぜて食べるのは汚い」という風潮が刷り込まれてしまったためだろうと思う。

混ぜ1

よく

    「カレーを混ぜて食べるのは是か非か」

という問いを見かける。ヤフー知恵袋辺りで検索しても色々と出て来る。双方、言い分はあるのだろうが結論はひとつ。
 
    インドにおいてカレーは混ぜて食べるものである

それが嫌なら、カレーなど食べなければよい。

百歩譲って、インドを植民地にしたにも関わらずスパイスを使いこなせなかったイギリス人が苦肉の策として(笑)考案したカレー粉がベースになった日本のカレー、或いはやたらと客と店員がスカしてふんぞり返っているが「ヨーロッパじゃそんなもの食べちゃぁいませんぜ、旦那!」というなんちゃって「欧風カレー」については混ぜても混ぜなくても個人の自由でお好きなように、と思う。しかしインド料理においてカレーを混ぜる、という行為はスパイスと味の混交により、全く違った旨味が出る、という結果に直結する。つまり混ぜるか混ぜないかで生じる結果が全く違うのだ。

そう書くと、

   「最終的に口の中で混じってしまうのだから混ぜても混ぜなくても同じ」

と主張する人間が居る。所謂「屁理屈」である。
そういった輩には

   「じゃぁ貴方はコーヒーを飲む時、先にコーヒーを口の中にいれて、あとからミルクと砂糖を口に入れてぐちゅぐちゅぶくぶく混ぜるのだね?」


と返せばいい。

要するに、ターリであってもミールスであってもビリヤニであっても、プレートの或いはバナナの葉の上で他のカレーやサブジ、ヨーグルトとぐちゃぐちゃに混ぜる事こそ、インド料理を最高に美味しく食べる最善の道、なのだと思う。

と書くと今度は

   「確かに美味しいかもしれませんが見た目が汚いのはマナー違反です!」

と主張する奴が現れる。
じゃぁ

   貴方は食事の際、本場の食べ方や味よりも見た目を優先させるのか

と思う。

汚いか汚くないか、というのは衛生上の問題が無ければあくまでも主観論であり「後天的な刷込み」である。などとかくとまたぞろ「お前は普段から、食事の際にクチャクチャ音を立ててる人間を糾弾してるじゃないか」と言う輩が現れるのだろうが、それとこれとは問題の根本が全く違う。インド料理は混ぜて食べるのが正しい食べ方であるのに、それをマナー違反という事に自分は異を唱えているのであって、クチャクチャ音を立てて食べる事についてはだれも「それは正しい食べ方です」とは言っていない。

本論を外れるが、食べる時の音について。自分は日本の蕎麦、うどんを手繰る、食べる時は音を出す。それが正しい食べ方だからだ。半面、タイ料理やシンガポール料理店で麺類を食べる際は極力、音を出さない。それが正しい食べ方だと聞いたからだ。シンガポール、マレー料理の場合はちゃんとスプーンのエッジで麺を短くカットして、スプーンで食べる。音や見た目も含め、正しいのはその国の流儀で食べる、という事だ。

話を戻して、ゲッペルスの発言「大きな嘘でも繰り返すことに依って真実になる」のと同様、そしてオウムの「お布施するぞお布施するぞ、もっとハードにお布施するぞ」と同様、インド料理を食べた事も無いようなどこぞのマナー講師、マナー評論家のような婆さんが「カレーを混ぜるのが汚い」と言い始める、それが繰り返されると何時しか「嘘も真実」になってしまう。

銀座・三原橋交差点のすぐ横に「ナイルレストラン」というインド料理店がある。都内では「アジャンタ、中村屋、デリー」と並ぶ4大老舗の一つである。そのナイルレストランの一押しメニューであると同時にその推し(笑)が一見の小心者を固まらせてしまう「ムルギランチ」というプレートにカレー、サブジ、骨付きチキン等が盛られた料理がある。これを普通どおり食べようとするとすかさずナイルさんや1階常駐の恰幅のいいインドおじさん(名前失念!)がやってきて

    「まじぇて(混ぜて)たべてね!」

と言う。3代目がお店に出るようになって昨今はあまり言わなくなったが昔は混ぜ方が足りないと

    「もっと混ぜて、混ぜて。混ぜた方が美味しいよ!」

という檄が飛んでいたものだ。自分はムルギランチを食べたのは2回だけでいつもは他の料理を食べているので言われたことは無いが、行くたびにこの光景を目撃するのはある種の「風物詩」である。これを見聞きすると「あ~、ナイルに来たな」と思う。混ぜた方が美味しい、そしてインドでは混ぜるのが常識、という事をいち早く体現、日本人に教えてくれていたのがナイルさんだった、というわけだ。

つまり、

当のインド人自身が「カレーは混ぜて食べる」のは当たりであり、それが正しい食べ方であると教えている。それを日本人が「マナー違反だ」と言えるのだろうか?だったらあなたはカレーを、少なくともインド料理を食べに行くべきではない。


ではもし、日本の握り鮨を食べる際、ごはんからネタを剥がし、それだけ醤油につけてたべてからご飯を口に入れて食べるのが「マナー」だという国があったとしよう。日本人なら「その食べ方は違う!」と誰しもが思うだろう。インド料理についてもそれは全く同じ。「郷に入れば郷に従え」である。その国の人が当たり前に食べている手法を「それは汚らしいからマナー違反」と否定するのが如何に本末転倒で誤った指摘であるか、という事である。

だから、インド料理店に行った際はできれば自分の右手指で(そして更に可能であれば拇指、示指、中指の3本の指のみを用いて)、プレートに乗せられた色とりどりの料理をグチャグチャニ混ぜて食べる事に挑戦していただきたい。日本のわけのわからない「マナー」などに囚われていたら損をする。そんなもの店に入ったら捨ててしまえ。

混ぜ2
混ぜ混ぜ最終形態。でもちゃんとラッサムとヨーグルトは確保。この後、これにヨーグルトをかけてさらさらっと頂く。

FT.jpg
此方、フィッシュ&チップスのマサラ風。英国パブの定番料理F&Cがインド式に生まれ変わった一品。ちゃんとライタ(ヨーグルト)がついているのが高得点@八重洲「南インド&バル エリック・サウス」



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2012/06/21 / 02:01

たまには昔のアニメでも・・・と思い、寺沢武一原作

  51L9apamFlL.jpg
    「ゴクウ Midnight Eye」DVD

を見ていた。

寺沢作品と言えば一般的には何と言っても「コブラ」なのだろうが、自分はこの「ゴクウ」が一番好きである。

時は2014年(再来年だ!)。元刑事であり現在は東京で私立探偵を営む風林時悟空。とある武器商人を追っていたかつての刑事仲間が次々と自殺。調査に乗り出すが悟空自身も敵の刺客・孔雀の催眠術に幻惑され、自殺に見せかけて殺される寸前、ナイフで自らの左目を突き、その苦痛で催眠から逃れ九死に一生を得る。その一連の流れを見ていた「謎の存在」は悟空の左目に、世界中のあらゆるネットワークに侵入できるコンピューター端末を仕込んだ義眼を、そして自在に伸縮しエネルギー波を発射できる武器・如意棒を与える。悟空は「謎の存在」から与えられた能力を活用し、巨悪に挑んでいく・・・と言う話。

本作が誌上に発表されたのが1987年。サイバー・パンクの先駆けとなったウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」が世に出たのが1984年(邦訳は86年)この時点で既に「あらゆるネットワークをハッキングできるコンピューターを仕込んだ義眼」を装着した主人公という設定、そして「攻殻機動隊」が誌上に出たのが89年だという事を考えれば本作が如何に先鋭的だったかが良くわかる。主役の悟空が左目以外は生身の身体であり、「神の左目」という設定があるにせよ基本はヴァイオレンス&エロスな大人向けSF&ハードボイルド・アクションだという点も気に入っている。



そして今更ながらに見直して面白かったのは街の様子や衣服、生活スタイルといった部分。このOVAが発売されたのは89年。時はバブル絶頂期。当然描かれている風俗にもバブリーな香りが色濃く残っており、近未来の話でありつつ何処か懐かしい、という不思議な感覚に捉われる。如意棒を使い、大都会の夜景に消えていく悟空の姿は今見ても本当にカッコいい。



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2012/06/18 / 02:02

80年代末期~90年代初頭は、ハードコアにとって試練の時代だったように思う。

80年代のオリジネイター達の姿は無く、音は次第にメタルやラップと融合を始め、ニュースクールが台頭、ハードコアはどんどん詰まらなくなっていった。Vermiform や Ebullition, Gravity といった所謂「激エモ」のシーンもBORN AGAINSTの登場によって一時期盛り上がりを見せたが、これまた次第にハードコアから離れて、ただの軟弱な「エモ」に成り下がるバンドが増えて行った。個人的にはSTILL LIFEみたいな軟弱でクソつまらないバンドが出て来た辺りで完全にシーンに見切りをつけていた。

この時期、熱心に聞いていたハードコアはBORN AGAINSTとECONOCHRISTくらいなものである。ライヴにしてもハードコアやメタルから離れ、ガレージ系ばかり見聞きしていた。多分、俺と同じように思っていたハードコアの人達は多かったのではないかと思う。だからこそ、94年に"Short, Fast & Furious" というハードコア以外の何物でもないアツい音を引っ提げて登場した LOS CRUDOS があれだけの熱狂を以て迎えられたのだろう。

そんなわけで、何故か今頃になって突然発売された

  TRR201CD.jpg
 MOSS ICON "Complete Descography"2CD

当時、アルバムとEPを買っていた数少ないエモ系バンド。自分としてはここら辺までが許せる境界線だったりする。超がつくくらい久しぶりに聞きなおしてみたがやはり性に合ってるのはLPだけだな、と改めて思った・・・と買ってきたのに身も蓋もない感想だが事実なのだから仕方ない。レコード屋の提灯記事みたいに「伝説のバンド」「待望のCD化」なんて思わないのでね。実体験組の自分としては HELLNATION が言っていた "At War With EMO" の方に共感してるから。

そんなわけで口直しにECONOCHRISTとLOGICAL NONSENSE 聴いてますよ、はい。




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2012/06/17 / 11:05

キノコホテル単独実演会ツアー2012「水も滴る好いおんな」@恵比寿リキッドルーム へ行ってきた。

ライヴを見るのは今年の3月 「サロン・ド・キノコ 河原町炎上」@京都磔磔 以来3か月ぶり。開始直前に入ってもサクサクっとギター前まで行けた京都公演とは打って変わって全然前まで行けない。やはり東京での人気は凄いな、と改めて実感。

VELVET UNDERGROUNDかよ!なサイケ映像が投影される中、開始時間を15分ほど(時計持ってないから分からない。テキトー)過ぎてライヴ・スタート。支配人、何と昔の鉄アレイみたいに(笑)客席の中から登場。途中でスカートの中に手を突っ込まれたらしい。

セットリストは新曲、多め。ハッキリ言って、新しい曲はまだ練り込みが足りないかな、という印象。レコード化されている曲はかなりアップテンポ且つハードなアレンジになっておりロック濃度倍増。ギター弾きまくりのケメさんはいつも以上にカッコよかった。歌の節回しや曲調等、昭和歌謡やGSのイメージを出しつつも、ライヴでのギターソロや支配人のスクリーム&オルガン狂奏っぷりを見ているとやはりIGGY & THE STOOGES やDMZ辺りを否応無く思い出してしまうのも事実・・・というかそういうギャップがカッコよさなのだろうが。

終盤「いままでキノコホテルではやったことないんだけど・・・聴きたい曲、ある?」の問いかけに客席から「あたしのスナイパー」だの「夜の花びら」(これは是非一度、ライヴで聴いてみたかった!)だのといった声が上がるのを無視して「じゃぁ出なかった曲をやるわね」と「夕焼けがしってる」を始めるあたりの演出も憎い(笑)

そんなわけでアンコール2回を含む2時間弱、楽しかったね。

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今回は物販買うの止めておこうと思ったのだが結局、ツアT買ってしまった。実際、これを着て何処へ行くんだ?と問われれば「・・・・」だがツアーだのライヴだのってのはお祭りみたいなものだから、此方もギア上げて楽しまないと!

あと、昨夜は雨降りだったので傘を持って行ったのだが、入る時ロッカー脇に置いておいた傘が終演時まで盗まれず置いてあったのは嬉しい驚き。考えてみればアースダムとかウォールでやってるハードコアのライヴみたいに人相風体のヨロシクナイ人達が多数集まるハコでも今まで傘持って行かれた事が一度もない。やはり日本のモラルの高さなのだろうな、と思ったり。

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因みに此方は高円寺のタウン誌に掲載されていた支配人のインタヴューなど。






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2012/06/17 / 09:53

昨夜はキノコホテルのライヴだったので、会場入りする前に早めの夕食で腹ごしらえを・・・とやって来たのは最近のハマりネタ、東京八重洲地下街の南インド料理店「南インドカレー&バル エリック・サウス」

これまでランチ・ミールス、菜食ミールスとミールスばかりだったので今回はチキン・ビリヤニとケララ風牛肉のなんちゃら。

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ラージサイズでこの分量、そして約1300円という破格の安さなので味はどんな塩梅だろうか・・・と思っていたのだが、バスマティ・ライスを使った真っ当な(炊き込み)ビリヤニで骨付き鶏肉が幾本も、勿論カレーリーフも入ったものだったので大満足。写真のとおりライタとサンバルがちゃんとつけられているのも高得点。以前にも書いたけど、これを食べてしまうと他店で倍額出して南インド料理食べよう、という気はかなり減退する。

この小さな店面積と立地条件、あと料理の味も含めて考えると品川駅中の「シターラ・ダイナー」に近いのだが此方の方がよりオープン且つカジュアル。カウンターがメインなので一人でふらっと入り、ミールスをサッと食べて出る、という気取りの無さが自分の性に合っている。

唯一の不満は、食後のマドラスコーヒーを作る際、砂糖を混ぜてくれないので、せっかく泡立って出て来たコーヒーに砂糖を入れ、スプーンでかき回さなくてはいけない野暮と、温度が高すぎて自分でもう2度3度「滝落とし」をやらないと飲めない(俺、猫舌だからね)事くらいだろうか。

あと食べながら地下街を見ていると、結構店の前に立ち止まってメニューに目を遣る人達は多いのだが、入店せずに立ち去る人たちが存外に多い事に気付く。どうせ「なんだ・・・この店、ナンが置いてないのか」という奴等なのだろうが、もういい加減「インド人の主食はナン」みたいな変な思い込み、やめろよと思う。

個人的にはお店の前にライヴのチラシの如くドッと貼られた "MEALS READY!" の貼り紙が凄くいい。一枚欲しい(笑)

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2012/06/16 / 14:16

子供の頃から「人形」というものにある種の恐怖を感じていた。

実家には、俺が生まれた年に買ってきた日本人形が置かれているが、小僧の時分は夜になると勝手に髪が伸びるのではないか、と大層怖かった。小学生の頃、自転車に乗って見知らぬ街まで行った時、ふと目にした「人形の家」という看板。足を踏み入れると部屋の中に置かれた何十体という西洋人形が此方を見ている。身体が恐怖で強張った。仕事で足を運んだ某警察署。「この人形を動かすと、必ず事件が起こるんですよ。だから掃除の時でも動かさないよう、言っていますよ(笑)」生無き筈のものが人間を畏怖させる。三国志の逸話

「死せる孔明、生ける仲達を走らす」

は現代でも通用する。

先日、銀座のヴァニラ画廊で開催中の人形作家、清水真理さんの個展「Metamorphoseー変容ー~傷みが悦びに変わるとき~」を見に行ってきた。清水さんの人形を知った切っ掛けはMUCC "アンティーク" のジャケット写真だったのだが、この目で作品を見たのは今回が初めてである。

     DSC_0705.jpg

廊内に展示された人形・・・開腹処置を施され、或いは磔刑に処せられ、そして義足を装着した少女達。全身を苦痛が支配しつつも何処か悟ったような表情を浮かべる美しい顔、そして彼方此方に飾られた十字架やロザリオ、そしてダンテの神曲といった宗教的モチーフとの融合に惹きこまれる。

肉体的な苦痛、痛みというのはあくまでも「痛み」でしかない。しかし精神力によってそれをある種の愉悦に昇華することが可能な場合がある。それはジムでのハードなウェイト・トレーニングでもいいし、SMクラブにおけるプレイでもいい。苦行を重ねて解脱に至る修行僧然り、前出の「神曲」、地獄めぐりから始まり煉獄を経て、天界に至ってもまだベアトリーチェから禅問答のような追及をうけるマゾ野郎ダンテも、また然りである。まさにCATHEDRAL "Reaching Happiness Touching Pain"ではないか。自分自身、つまり内なる自分と対峙することによる苦痛の享受と愉悦への昇華。開腹された人形たちも含め、これは内宇宙的な表現なのではないか、と思った次第。

加えて自分が清水さんの人形が好きな理由。それは顔の美しさ、である。有名なCMではないがやはり「人形は顔が命」だと思う。清水さんの人形の、ふっくらとした頬、そして鼻梁から人中を経て顎に至る正中線の美しさは本当に惚れ惚れする。今回は人形に加え、ポスターも貼付されていたのだが、其処に映る天草四郎はとても美しかった。

    DSC_0706.jpg

帰りに物販で、サイン入り作品集「Miracle~奇跡~」を購入。実際の展示で見るのとは違い、よりダーク且つフェティッシュ、そしてゴシックな表現、そしてそれを映しだす写真が素晴らしい。


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2012/06/13 / 01:02

先週末は出張で群馬に行き、梅雨入り初日の大雨に祟られ疲弊して戻ってきた。

基本的に、疲れている時に考えるのは、食べ物の事である。「あー、激辛カレー食べたい」「う~、クラッシュド・アイス浮かべたコーラを大ジョッキで一気飲みしたい」という事しか考えられない。例え、帰ってきて自室の扉を開けると目の前に全裸の栗山千明さまが立っていたとしても

  「君、今夜はもう遅いから、服を着て帰りたまえ。」

と言って速攻で追い返すだろう。とどのつまり、「寝る>食う>>(越えられない壁)>>>抱く」なのだな、と改めて思う。

そんなわけで久しぶりに平日休みと相成った火曜日。昼飯を食いに築地市場まで。天気が悪いせいか、門跡周辺はそれなりに混んでいるが場内はそれほどでもなさそうだ・・・と「高はし」の前に行くと行列は無いし店内も空席ありなのでサッと入店。注文は赤メバルの煮付け定食。柔らかい味とあっさりとした煮汁の組み合わせがとても美味しい。以前ほど足繁く食べに来ることはできなくなってしまったが、それだけに此処の魚料理を食べると何時に無く幸せな気分になる。

「高はし」を出て「魚河岸水神社」に参拝したのち、「中栄」でインドカレー。久しぶりのハシゴ。以前は、「天房」の後に「高はし」、「洋食たけだ」の後に「豊ちゃん」で乗っけ、といった具合に2店攻めすることが多かったのだが最近は年と共に胃袋が小さくなったせいか、どうも摂取量が減っていけない。

それから買い物したり画廊を見たりして、早めの夕食は先日訪問した、東京駅八重洲地下街の南インド料理店「エリック・サウス」再訪。前回は昼時で食べられなかった、フルサイズのヴェジタリアン・ミールス、そしてアーンドラ式茄子のマリネ、食後のマドラス・コーヒーをオーダー。

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御馴染みのサンバル、ラッサムに加え、ニンジンのクートゥ、根菜のなんちゃら等々、6品目。当然、サンバル、ラッサム、ライスのお代りは自由。これで1300円程度なのは非常~~にお得。しかも値段が安くても味はしっかりしており、スパイシーで大満足。コーヒーも200円程度で他店の半額以下である。ウルトラ級にコストパフォーマンスが高い。これを食べてしまうと他店で2500円~3000円近く出してミールスを食べようという気はかなり減退する。

店主とカレーブロガー&その取り巻き共が幅を利かせているような店ではなく、このようにカジュアル且つ低価格の南インド料理店がもっと増えて、「キーマとナン」だけではないカレー料理の美味さがもっと広く伝わればいいな、と思う。




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