I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で

2012/05/31 / 23:50

単独作としては "明日、陽はまた昇りますか?" 以来実に6年ぶり(!)となる

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  SLIGHT SLAPPERS "Moonlight"CD

入手。

以上。

いちいちレヴューめいた文章なんか要らないでしょ?

と済ませるわけにもいかないのでこれまでの音源を持ってる範囲でダーっと聴いてみた。

一般に「東京パワー・ヴァイオレンス」と言われるスラスラだが、初期~最新作に至る過程で音が変化している事に気付く。適切な例えかどうかは分からないが、BRUTAL TRUTHがグラインド・コアと呼ばれつつも3枚目の"Sounds Of Animal Kingdom" でノイズもグラインドも、勿論ハードコアも飲み込んだ混沌、且つささくれ立った音の奔流を作り出したのを思い起こさせる。12曲入りなのだが、(これもまた当然の如く)アッと終ってしまうのも潔い。

あと最新作に係るインタヴューで、ライヴ等でのユーモアのセンスが云々、という件について「別にユーモアでやってるわけじゃない」という発言があったが(笑)未だ西荻WATTSがあった頃、クリスマス近くに行われたライヴでメンバー全員、「探偵物語」の松田優作コスで登場した時(客席の彼方此方からは「ルード・ボーンズかよ!(笑)」という声が)はとても楽しかった。あれはやはり、ユーモアだよね。

そんなわけでまたライヴ、見たい。


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2012/05/31 / 01:04

つい最近までこんなブツがリリースされているとはつゆ知らず・・・だった音源

Birdman live texas
RADIO BIRDMAN "Live In Texas"

入手。

再結成後もボチボチとライヴだのツアーだのをやっているらしい鳥人間だが、これは2007年のツアーを録音した音源。懐メロに終わらず、再結成後のアルバム"Zeno Beach"からもちゃんと演っているのが嬉しい。また、心配していたVo.ロブ・ヤンガーの声の劣化も思いの外小さくてひと安心。やはりBIRDMAN以後もNEW CHRISTSで歌っていただけの事はあるな、と思う。

このアルバムではオルガン/キーボードが参加していないためか、大好きな"Man With Golden Helmet" が聴けないのが残念だがデニス・テックのギタープレイは冴えに冴えまくり、非常にカッコいい。以前の"Ritualism" はスタジオ・ライヴだったので、考えてみると彼等のツアーでのライヴ・アルバムってのはこれが初めてではないか、と思う。この音源から続けて76年、77年のライヴ音源も聞いていたのだが、全く違和感なく繋がっていくのが凄い。





あと、先々週末、中古盤で揚げてきた1枚。

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     DMZ "DMZ"CD

ボストン・ガレージ・レジェンドDMZ。

この1stアルバムは正規CD化されてすぐ購入したが、まさか日本盤が出ているとは思わなかったので再購入。Vo & Key. Monomanによるライナーの和訳付。久しぶりに聞いたのだが77年の録音とは思えぬほど音が良いので驚いた。当然、デジタル・リマスターしているのだろうが良い仕事している。

ジャケは何時見てもクソダサいが、やはり内容は問答無用でカッコいい。現役で活動していた70年代当時のライヴ映像が見つからないのが何とも残念だが、歌いながらアクションもやってキーボードを弾くというスタイルはキノコホテルにも受け継がれている・・・・と思うんだけどね(笑)




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2012/05/29 / 01:01

週末の釣果など。

先ずは、中古盤でサルベージしてきた

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JUNIOR ACHIEVEMENT "Fade To Black" CD

こんなものまで沈んでいると思わなかった嬉しい一枚。

80年代アリゾナ・パンク/ハードコアといえば海が無いのにサーフ&スケートとは切っても切れない縁の JFA (Jody Foster's Army) が有名だが此方も「知る人ぞ知る」スケート・パンク・バンド83年録音作。とはいえJFA、或いはヴェニスのSUICIDALのように「スケート」と言われて思い浮かぶ速い曲のイメージとは異なり、此方は AGRESSION や LOS OLVIDADOS 路線の「速くない」スケートパンク、という日本では全くウケない音を出しているのだが、独特のハードロック風味が非常にカッコよく、曲が耳に残る。

メンバーは後にJFAやDWARVESに加入したらしいのだが、このバンドもカリフォルニアで活動していたらもっと人気が出たのかもしれないな、と思う。




もう一枚。此方は新譜。

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THE AVENGERS "The Avengers"2CD

通称「Pink Album」

ボーナストラックてんこ盛り2CD仕様で久しぶりに再発。LPでもCDでも持っているが今回は2CDに惹かれて買い直した。77年~79年に掛けて活動したサンフランシスコのパンク・ロック・バンドで大学入学に伴ってサンフランシスコに出て来たジェロ・ビアフラが強い影響を受け、Vo.のペネロープ・ヒューストンからバンドをやるよう助言されてDEAD KENNEDYSを結成したのは有名な話。このアルバムは活動期間中に録音されていた音源を纏めて解散後の83年になってリリースされた唯一のスタジオ「アルバム」。これにリハーサルやライヴ音源17曲を加えて今回の再発と相成った。

兎にも角にも、ボーイッシュなショートカットが似合いすぎるペネロープの溌剌としたVo.がカッコいい。THE AVENGERSの魅力はもうこの1点に尽きると言ってもいい。同じくサンフランシスコには1年早く活動を始めた CRIME というこれまた途轍もなくカッコ良いバンドが居るが、CRIME と並んで自分の中では絶対に外せないバンドの一つである。



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2012/05/28 / 00:57

最近、沙村広明作品にハマっている。

沙村作品の好きな人は、普通であれば「無限の住人」から入るのが常道なのだろうが、自分の場合は2008年に銀座「ヴァニラ画廊」で開催された「沙村広明原画展~娘達への謝罪」が切っ掛け・・・つまり漫画作品でなく責め絵作品集「人でなしの恋」が入口だった。

そして今年3月、同画廊にて開催の「蹂躙史エピトマイザ―ある幻想の娼館」はかなりのインパクトで心に刺さった。まぁアッチ方面の嗜好が歪んでいるのだから仕方ない。

そんなわけで最近になって入手した

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      沙村広明「ハルシオン・ランチ」全2巻

部下に会社の金を持ち逃げされて倒産、ホームレスとなった40男、化野元(あだしのゲンw)が川原で出会った少女ヒヨス、そして金を持ち逃げした沖新次とそのアパートに居ついていたトリアゾ、済崩し的に化野達と行動を共にする事となってしまった19歳の科学オタ少女・メタ子によるSF的ギャグワールド。細かい所までディープな小ネタ満載で、これらが分からないと多分、全く面白くないだろうと思う。何だよ、アサシン・ダガーとかギャバンとかってのは(笑)、みたいな。

そして主人公ゲンに絡むヒヨス、トリアゾ(両方ともクスリの名前だ)、そして後半登場するエンタニルの3人はいずれも地球外生命体によって窒素及びアミノ酸回収のために送られてきた「デバイス人形」である。「食べる」事により目的の元素を回収していくわけだがヒヨスだけは制御機能が壊れているので人間だろが冷蔵庫だろうが持ってい特殊な箸で物体を5ミリ四方の立方体に圧縮して食べてしまう。そして食べたものを吐き戻すと体内でそれらが合成されてとんでもない生き物が出てくる、という仕組みになっている。トリアゾの場合は摂取した窒素から、窒素爆弾を吐き戻す事が出来るという実に物騒な機能を持っている。

という設定等はまぁ、どうでもいい。兎に角、出てくる女子の造形・・・主に切れ長な目にすっと通った鼻筋、そして少年のような体型であるのに濃厚な「女」のフェロモンが漂ってくる絵柄が実にエロい。自分の好きなフォルムである、という事が主たる要因なのだが、顔や表情の描き方、ファッションに至るまで経絡秘孔突きまくりでかなり興奮する。

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   Hiyosu3.jpg

特に、嘔吐する表情をこれほどまでにエロく描ける作家さんは居ないのではなかろうか、と思う。あと個人的には、ヒヨスやエンタニル、メタ子よりもトリアゾが好みであったりする・・・如何にもフェティッシュ・バーだのラウンジだのに居そうな感じで(笑)

そんなわけで、SF,サブカル、美少女、シスコン、マザコン、ツンデレ、嘔吐、フェティッシュ等々、少しばかり地軸の傾いた方々は是非に。

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2012/05/27 / 02:51

カリフォルニアはサンタ・クルーズ・ハードコア BL'AST! が昔から大好きなので、先日も書いた通り同じようなシャツばかり5枚も持っていたりする(苦笑)。

ブラT

因みに左下は先述の初期デザインコピーのブートT、右上のプリントが小さい "It's In My Blood" デザインは20年以上前、東京&神奈川ハードコア御用達、蒲田「ROBBY」で買ったブツ。あとの3枚は現在手に入るオフィシャル。上段中央の"Abraxas"(SANTANAかよww)デザインのロゴ、BLACK SABBATHもろパクリで笑える。やはりBLACK FLAG もBL'AST!もサバス・ファンだったって事だな。Vo. のクリフォードが BL'AST! 解散後、SPACEBOY やGARGANTULA を経て DUSTED ANGEL に至るのも、さもありなん、と言ったところだろうか。

因みに、オフィシャルのシャツが欲しい方は此方。ちゃんと送ってくる業者なので、世田谷辺りのボッタ店でバカ高い金払って買わないようにね!






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2012/05/27 / 02:15

「性の目覚め」という表現が適切か否かは分からぬが、自分にとって「目覚め」の起爆装置だったのは間違いなく、漫画家・永井豪の作品、その中でも特に小学2年の学級文庫に全巻揃っていた(!!所有していたのは同じクラスの女子である)「あばしり一家」そしてTVで放映が始まったばかりの「キューティー・ハニー」だった。

「マジンガーZ」に登場する女性型ロボット・アフロダイAの「おっぱいミサイル」くらいではなんとも思わなかったが、これだけ裸が頻出すれば6歳、7歳の小僧の赤唐辛子みたいなチンコだって石化する。おまけにオナニーという素敵な行為を覚える何年も前の話である。

当然、当時の悶々とした記憶はDNAレベルで刷り込まれる。性的嗜好が歪んで(笑)「クィーン・エメラルダス、堪らねぇな!」という境地に辿り着く(自分の場合は「999」のメーテルではなかったわけだ)のはずっと後年になってからの話である。

そんなわけで、最近発売されたハニー本。

   Honey Another
岡崎優&石川賢「キューティー・ハニー THE ANOTHER 完全版」

実を言うと自分にとっての「ハニー」はあくまでもTVアニメであって永井豪の描く本家原作を読んだのは93年発売の単行本が初めてであった。今回の「THE ANOTHER」は岡崎&石川両氏が「テレビマガジン」「冒険王」「なかよし」に連載していた作品を総まとめにした作品集である。小学生のころ、「なかよし」を除く前出2誌は読んでいたのだが、ハッキリ言って全然覚えていない。同じころに連載されていたやなり永井豪原作「どろろんえん魔くん」の雪子姫の入浴場面だけは覚えているというのに、だ。

しかし今更ながらに読み直してみると、これが実に個性的で面白い。岡崎作品の少女マンガ・タッチの柔らかい線と学園モノとしてのハニー、そして学園モノの要素皆無のヴァイオレンス&フォースなハニーが好対照。特に石川作品は、表紙に描かれているように切断された腕や首が飛びまくる

   「これって・・・小学生向けの雑誌に掲載されていたんだよね?!」

と今の基準で考えれば驚くほどハードな描写でアクション主体。やや肩の力を抜いて描いている雰囲気の本家原作とは一味もふた味も異なる主張があって楽しい。

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2012/05/24 / 00:58

スラッシュ・メタル、ブラック・メタル、デス・メタル・・・あらゆる不浄で過激なアンダーグラウンド・メタルの始祖であるVENOM。

しかし考えてみると、実際彼等の「音楽自体」に影響を受けたバンド/音楽性の中にVENOM的要素(ファッションやイメージではなく)を色濃く残しているバンド、というのは案外少ない、いや、殆ど居ないのではないか、と思う。BATHORY の1st、そして NME を除けば。

先週末入手した

    nme_unholy_death.jpg
        NME "Unholy Death" 2CD

85年発表の1st。デモ"Machine Of War" その他音源てんこ盛り2CD仕様にて再発。遅まきながら、漸く聴く事が出来た。

先述の通り、出している音はモロにVENOMである。もう殆ど、DISCHARGEと DISCLOSE の位置関係、といっても過言ではなかろう。VENOMというバンドの唯一無二の個性、それはスピード感でなく「のたくり」である。力技のドラミングに絡むゴリゴリのベースライン、そして蛇が舌出しながら嘔吐しているかのようなVo.。断末魔の爬虫類が地面で暴れながらのたくってるような、一般人には生理的嫌悪感を喚起させるような音作り。

スピード感や重さは真似できても、この「のたくり」はなかなか真似できない。しかしNMEはこのハードルを見事にクリアした稀有なバンドだと思う。聴いていて本当にカッコいい。そして面白い。

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2012/05/23 / 00:43

イギリス、ドイツ、アメリカ混成ハードコア・バンド

   VIRUS-435-2.jpg
  CROSS STITCHED EYES "Decomposition"CD

入手。

待望の新作。

彼等の音を説明する時、引き合いに出されるAMEBIX と ZEGOTE , RUDIMENTARY PENI だが、本作もまた以前と変わらずそれら3バンドが作る正三角形の中央に立ち、其処にKILLING JOKEの冷たさ、そして"Killing Technology" 時代のVOIVOD を思い起こさせる宇宙的感覚やTHE MISSION のようなUKゴシックといったふりかけをまぶした音となっている。ハードコアというよりはむしろニューウェーブの方が近いのではないか、と思う。

また、個人的に RIDIMENTARY PENI は大好きなバンドなので、現代のバンドがそのダークでひねくれた感覚を受け継いで活動しているのは非常に嬉しい。(流石に、あの病的なアートワークは真似できないけどね)





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2012/05/22 / 00:48

暑い季節が近づいてくるとまたぞろ新しいTシャツが欲しくなるのはもう病気のようなものだと自覚している。そんなわけで新しく見つけた以下2枚。イタリアンなブートだが結構イイ線、行っている。

フラッグ1 フラッグ2

BLACK FLAG のシャツのデザインなどもう粗方出尽くしたと思っていたのでこれは驚き。BLACK FLAGでは最もつまらない(とはいえつまらないのはこの1枚だけなのだが)、そしてラストアルバムである86年の"In My Head"ツアーのリプロ・ブートT。個人的にはあと"Loose Nut" のツアTも欲しい(笑)

ブラスト1 ブラスト2

続いて、BLACK FLAG とは「似た者同志」のBL'AST! "Power Of Expression" Tシャツ。

フロントの胸にワンポイント、背中にバンドロゴとアルバム・タイトルのデザインは現在、出回ってるオフィシャルTと同じだが、こっちは"Wishing Well Records"(UNIFORM CHOICE , YOUTH OF TODAY 等で御馴染み)のロゴと"Scream For Tomorrow" の文字が両袖に入っているという、アルバム発表当時に売られていたブツを再現した小憎らしい出来の(笑)リプロ・ブート。考えてみるとBL'AST!のシャツって既に4枚持っているのだが、それでもまた買ってしまう自分に我ながら呆れる。

まぁ、好きで集めてる&着てるのだから別にいいだろ。

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2012/05/21 / 01:26

最近は中古盤CDのコーナーを見ていると、「おっ!こんなブツまでCD化されてるのか」と思う音源に時々、遭遇する。以下、そんな2枚。

     NECROVORE.jpg
NECROVORE "The Abusmal Plains Of Hell" CD

USカルト・デス。

87年のデモ、同内容で再録の88年のデモ2本にライヴ音源、スタジオ音源1曲を追加した15曲。88年の再録デモは実家にある筈。(俺が知っているのは1回だけだが)今まで何度かCD化されていらしい。デモしか残していないのに・・・というかデモしか残していないが故にカルト化したバンド。

個人的に、デス・メタルというのはこういう汚らしい音の方が好みである。もう「如何にもRelapseです!」という感じのレコーディングに金掛けてスタジオ効果でクリーン&ヘヴィな音を「作っている」最近のバンドには無い猥雑感、そして禍々しさ。やはりアンダーグラウンドのメタルはこうでなくちゃならない。とはいえライヴ音源は会場に昔のウォークマン持ち込んで録ったようなひどい音なので有難味は感じないが。

もう一枚。

     TOXODETH.jpg
       TOXODETH "Phantasms"CD

メキシカン・カルト・スラッシュ。

88年のデモ"Phantasms"(これもまだ実家にある筈)を中心にした編集盤。昨年(?)出回っていた音源集(「エクソシスト」のパズズ像がジャケのやつ)よりも10曲くらい此方の方が少ない。

音は・・・KREATOR の 2nd に弾きまくりギター乗せたいぜ、みたいな感じで突撃一番南米自己崩壊型のバックに絡む変なギターソロ、という変わり種。これが実に絶妙なバランス感覚で"Phantasm"Demo の辺りは本当にカッコいい・・・いや、ダサカッコいい。後になるとドラムマシンを入れてSARCOFAGO "Hate" を髣髴とさせる音になってしまうのだが、此方も結構いい味出している。

しかしながら、89年のライヴテイクは「ぼく、イングヴェイみたいになりたいんです、本当は!」的なギターが凄く鬱陶しくて不快だ。この部分だけは、要らない。まぁ基本的に俺は「ギターヒーロー」ってのが大嫌いだから仕方ない。

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