I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で

2011/04/30 / 23:54

もう4月も末日だ。震災以来、時の流れが速く感じられて仕方ない。とはいえ基本的なライフスタイルなりライフサイクルが変わるわけでもなし、俺はいつものように平々凡々と人生を送っている。

午後、西新宿のレコード店街で音源の物色。何故か今日は、小滝橋通りがやたら混んでる。そもそもなんで百人町なんぞで高島屋の紙袋をぶら下げた観光客なんぞがふらふらしてるのか全く分からん・・・と思いつつ遅い昼食は大久保駅前のトルコ料理店「ヒサル」へ。軽くおなかに入れるつもりが、イスケンデル・ケバブにスープとサラダとエキメッキ(パン)を食してしまった。〆はチャイ。しかし、久しぶりに食すトルコ料理はやはり美味い。デザートまでサーヴィスしていただき感謝感謝。

$I Don't Care About You!そんなわけで今日入手した音源、THINK AGAIN "Progress For Future" CD 横浜~横須賀ハードコア、7インチに続く8曲入り・・・とはいえ前作は持ってないのだが。音は、京浜ハードコアのお家芸・伝統であるUSハードコア・インフルエンスドなスピード感にジャパニーズ・ハードコアの熱さが絡む。(曲によっては)Vo.の声質が似ているせいもあるのだろうが、MINK OIL を思い出してしまった。でもこのギター、カッコいいなぁ!!

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2011/04/29 / 23:52

カレンダーどおり、GW突入。神奈川の実家に一時帰省。震災発生以来、引っ越しの際に荷物を置きに1時間ほど戻ったのみで、俺の部屋はまだ本だの音源だのが散乱したカオス状態だったので、漸く片づける事が出来た。

地震で完全に崩壊した音源収納棚「嘆きの壁」をもとに戻している途中、昔々ダビングしてもらったテープが色々と出てきた。当時の俺は、ライヴ会場で友達になったM君と彼是テープの交換をしていたのだが(今みたいにネットなんてない時代だしな)、NUKEY PIKES のテープ音源 "Take The Funny Way" "The Sound Of Fujiyama Bomber"、NOMEANSNO、TH' INBRED、JINGO DE LUNCH 等々、変わり種(変化球)な音源をいろいろ貰った。その中から、TH' INBRED を本当に久方ぶりに聴いたのだが「え゛っ、こんなにカッコよかったっけ?!?!」と思ってしまった。

I Don't Care About You!I Don't Care About You!

そんなわけで、TH' INBRED "A Family Affair" "Kissin' Cousins" "Reproduction" 一気聴き。ウェスト・ヴァージニア州(って何処だ?)出身で当時は「ジャズコア」なんて言い方もされたハードコア・バンド。ハードコアで或ることに間違いはないのだが、リズムがかなり変則的で面白い。そしてめまぐるしく展開を入れても疾走感が死なないのがまた、良い。バンド名の通りまさに「近親交配」による異形のハードコア。しかし一口に「80s USハードコア」とは言っても彼らや BIG BOYS のような常道を「外した」バンドが出てくるのがアメリカの広さ・・・ということか。





余談だけど、俺は15秒くらいブラスト入ったかと思うとすぐに転調してスローダウンするような「ブルータルな(笑)」デスメタルとかって全然スピード感を感じない。ハードコアの「速さ」というのは「一小節の中にどれだけたくさんの音符を詰め込めるか」という物理的な速さとは違って「体感速度」なのだと思うし、それがUSハードコアの大きな特徴なのだろう。

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2011/04/28 / 23:54

$I Don't Care About You!


90's ウェストコースト・パワーヴァイオレンス DESPISE YOU 復活・・・という事で新録音源は AGORAPHOBIC NOSEBLEED とのスプリット "And On And On..." LP。

以前と全く変わらないショート・カットの激ファスト・ナンバーのつるべ打ち18曲。(ラストだけが3分もあるへヴィ・ナンバー)彼等の場合、単に速いのみならず、80's ハードコアのテイストを色濃く残しているのが俺にとっては大きな魅力で、D.R.I.やCIRCLE JERKS、POSSESSED(!!!)をカヴァーするセンス・・・今回は FEAR "I Don't Care About You"・・・も実にカッコいい。何とか来日してくれないものだろうか・・・と切に願う。因みに、おニューのマーチャンダイズは此方



一方の AGORAPHOBIC NOSEBLEED は前作から人間のドラマーが加入したことで一層、ハードコア色が濃くなった。初期のドラムマシンによるマシンガン・ビートも好きだったがやはり、あのファストなビートは人間が叩き出してこそ魅力なのだ、と改めて思う。

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2011/04/27 / 23:49

この時期に「あえて」革ジャンを買ってみる。

$I Don't Care About You!以前からこの中途半端な季節に着られるヴェストかスリーヴレスのレザー・ジャケットが欲しかったのだが、5年ほど前に購入したヴェストは、ロバート・ロドリゲスの映画に出てくるナイフ使いの不良メキシコ人が素肌の上に着ているようなブツにしか見えなくなってきたので今度はもっとカッチリしたデザインのジャケットが欲しかった・・・のだが流石にこの時期では大好きなサイドベルトのUKタイプでスリーヴレスなんて手に入らない。オーダーすると2か月近くかかるという。仕方ないのでその他の候補を探していて偶然引っ掛かったコレが何気に良い感じだったのでオーダーしてみたら、大当たりだった。

ハードコア的に見てBATES(ベイツ)ってどうよ?・・・と思ったのだが派手なレーサー仕様のジャケットだけでなくこんなダブルのものも作っていたとは知らなかった。

$I Don't Care About You!

やはり体にフィットするレザーの感覚、触感、そして匂いというのはとても気持ちが良い。しばらくはカスタムせずにこのままで着てみようか・・・・と思う。まぁ、ピンバッジくらいはドバッとつけるけどな。

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2011/04/26 / 23:49

震災の影響で発売が一か月遅れたらしいが、漸く発売になった「ヴィンランド・サガ」10巻を読了。

$I Don't Care About You!父トールズの仇、アシェラッドを殺すことのみを生き甲斐に、そしてそのためには先ず己が生き残るためにヴァイキング戦士団のなかで戦い続けてきたトルフィンだが、デンマークの政変により宿敵であるアシェラッドが他人の手にかかって不慮の死を遂げたことによって生きる希望をすべて失ってしまう。その数年後、トルフィンがユトランド半島の豪農、ケティルの奴隷として登場する「奴隷編」。

奴隷として土地を開墾し、作物を育てること、そして信頼できる仲間を得た事により、これまで「生きること=人を殺すこと」だった人生観から脱却すると同時に、これまでずっと理解できなかった父トールズの「本当の戦士に剣は要らない」という言葉、そしてアシェラッドの「本当の戦士になれ!」の意味を模索し、そして自分なりの答えを見つけるに至るトルフィンの精神的な成長が描かれ、これまでのように、血沸き肉躍る合戦場面が一切無い代わりにじっくりと読ませる1冊となっている。

これを「面白い」ととらえるか「戦闘シーンが無くてつまらん」と捉えるかはその人の感性次第だが、俺はタイトルの「ヴィンランド」に至る過程の上で大きな転換点になる巻だと思っているし、「ではトルケルやクヌート王といずれまた動線が交わることになるんだろうか」「次巻ではどんな展開になるのだろう」という近い将来に対する興味を掻き立てられる数少ない作品でもあるわけだ。

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2011/04/25 / 22:04

ブラック・メタルの「ブ」の字も無い音楽をかなり長い間やっているにも関わらず、いまだ音源は「BLACK METAL」の売り場に置かれているノルウェーの ULVER だが、前作 "Shadows Of The Sun" 以来4年ぶりとなる待望の新作、"Wars Of The Roses" CDがリリースされた。

$I Don't Care About You!彼らが、ブラック・メタルに関係する音楽をやっていたのは93年から97年くらいまでの間で、その後は現在までトリップ・ホップ(っていうの?)やダークなアンビエント・ミュージックをやっている。特筆すべきは、初期のブラックメタルのみならず、これらメタルとは全く関連の無い音楽についても非常に質の高い作品を作り続けていることである。特に2000年の "Perdition City" 、2002年の "Lyckantropen Themes"、2005年 "Blood Inside"、2007年 "Shadows Of The Sun" はどれをとっても甲乙つけがたい至極の作品群である。

そして本作。前作を完全な「静」(アンビエント)とすると今回は僅かな躍動感を交え、コクトー・ツインズや4AD系(とはいってもDEAD CAN DANCEの影は薄いが)を髣髴とさせる、(やはり)ダークな音づくりとなっており、メタル期以降の彼らが好きであれば文句なしに気に入るであろう一枚。



此方、"Lyckantropen Themes" より。



此方は、"Blood Inside" より。

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2011/04/25 / 01:26

$I Don't Care About You!先日入手したカナディアン・ウォー・ブラック、

CONQUEROR "War Cult Supremacy"2CD

内容は何年か前に出た "Hammer Of Antichrist - Hystory Of Annihilation"CD と同じなれど今回は2枚組仕様。



BLASPHEMY ~ REVENGE をつなぐ中間地点。(ロゴの装飾もREVENGEと同じだしメンバーも被ってるし)。ヤワなメロディとか流麗なギターソロ、テクニカルな展開等々等々、皆無。基本的に、徹頭徹尾、速い「だけ」・・・というまさに「音の壁」で現行の REVENGE と全然変わらない。好きな人はとことん好きで、BURRN! みたいな業界ゴロには蛇蝎の如く嫌われる音。勿論俺は、大好きに決まってる。

因みに以下は、何年か前に HELLSHEADBANGERS で買ったTシャツ。

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2011/04/25 / 00:59

$I Don't Care About You!茶水ユニオンへ中古盤を漁りに行った際、店内で見つけたブツ。

PUSHEAD "Sparrow"

というイラスト集。何でも「ディスク・ユニオンVer.」とやらで限定99部、PUSHEADの手書きナンバリング&サイン入りエディション・・・という事なので2500円も出して買って帰りウェブで調べてみれば、通常版は約$11、(ユニオン版と)殆ど同仕様で77部限定"Plate Edition" だって$13なのだがら倍以上の値段のボッタクリ商売に引っ掛かってしまった・・・ということなんだけどホント、こういう汚い商売はクソだよね。

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そんなわけで肝心の内容は・・・PUSHEADが描いてきたジャケット・イラスト集である。一般には「METALLICAのTシャツの絵を描いてる人」程度の認識なのだろうが本書掲載の作品をジャケットにしたバンドを判る限りで挙げてみれば、自身のSEPTIC DEATH を筆頭に、

"Cleanse The Vacteria"V.A.
DAMAD,
DOOM,
HELLBILLYS,
DS-13 ,
RATTUS,
COCOBAT,
FROM ASHES RISE,
IN MY EYES

と殆ど全部、ハードコア絡みであり、どれも非常に個性的な作品に仕上がっていると改めて思う。加えて、例えばフランク・フラゼッタも「フラゼッタ・スクール」なフォロワーが数多いても決してオリジナルを超える事が出来ないのと同様、PUSHEADについても影響されたフォロワーはそれこそ無数にいるのだろうが、模倣である限りはオリジナルを超えられない、という事実を作品を見ながら改めて認識する。

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2011/04/24 / 02:54

数日前から読み進めていた、

リチャード・L・アーミテージ、ジョセフ・S・ナイJr、春原剛
「日米同盟Vs. 中国・北朝鮮 アーミテージ、ナイ緊急提言」

読了。アーミテージ氏はジョージ・ブッシュ政権下において国務副長官を務めた共和党の知日派にして国防戦略の専門家であり、ナイ氏はカーター政権下で国務次官補を務めた民主党知日派の重鎮でアメリカを代表するリベラル派の国際政治学者である。本書はこのお二方とインタヴュアーの春原氏による三者会談の記録である。

$I Don't Care About You!


アーミテージ氏に関しては「ランボーのモデル」とも噂され(笑)

「協力しないならパキスタンを石器時代に戻してやる」
「Show the flag」
「Boots on the ground」

発言等で「超タカ派」的なイメージを持たれがちであるし、本書の帯に書かれた「尖閣、尖閣、尖閣、俺達をなめるんじゃないぞ!」という言葉を読むとさぞかし扇情的な内容が書かれているのだろう、と思う人も多いと思う。しかし、それは大きな間違いである。

アーミテージ、ナイの両氏とも自らの実体験や現状を踏まえた上での冷徹且つ大局的な状況分析、判断をしており、その言葉の選び方と語り口は非常に知的であり、感情の抑制がきいている。分からないことや未確認の事については正直に「わからない」と答えているのも素晴らしい。少なくとも、東大を出ているにもかかわらず幼稚極まりない反米・陰謀論を自分の専門外の分野に踏み込んでまで扇情的な言葉で捲し立てる手鏡経済学者とは雲泥の差である。

また、帯の言葉はあくまでも文脈の中における一節であり、別段中国や北朝鮮にケンカを売るような内容は書かれていない。そして印象的なのは「知日派」といわれる二方だがあくまでも

「米国の国益」を考えた上で日米同盟の重要さを認識

している点である。まぁ、こんなことは日本以外、何処の国でも極々当たり前の事なのだが。因みに、現在の世界情勢において日本が生き残る道は

1 日米同盟を強化する
2 自主憲法と国軍を持ち、自分の国は自分で守り、独自の外交を展開する
3 中国の属領になる

の3つ以外に存在しない・・・あ、もう一つあるか・・・

在日米軍も自衛隊も全ていらない。だって日本には憲法9条があるから戦争を放棄した国には誰も攻めて来ないですぅ~

というのがな(失笑)

本書の中で語られているように日本には2を選ぶ気持ちも胆力もない。そもそも自衛隊すら国軍化できない国にそんな気概があるとは思えない。では1と3、どちらが日本人にとって幸せか・・・・は考えなければ分からないほど難しい話か?

日米同盟のパートナーシップについてナイ氏はいう。

「ある種の不公平があるのは事実である。なぜなら米国は核を保有する超大国であり、日本はそうならないと決めた国だからである。」

この1節を読んだだけで、日本の左翼プロ市民と呼ばれる人間達の考えが如何に現実から乖離しているか、がハッキリわかるだろう。続けてナイ氏は言う。

「在日米軍は『核の傘』の信頼性を担保するための人質である」

と。在日米軍は紛れもなく有事の際に、戦うために駐留している。何故ならそれが彼らにとっての「国益」に繋がるからだ。これは今まで仕事で関係のあった米軍関係者も同じ内容の事を言っていた。尤も彼らは「人質」などという露骨な表現は使わなかったが。

身近なところで具体例挙げようか。

$I Don't Care About You!今回の震災に絡む津波で空自の松島基地が受けた被害については報道されているから知っている人も多いと思う。そして震災後、ロシアや中国の戦闘機による日本の領空侵犯の数が増大した事実を鑑みれば、アメリカ第七艦が「救援物資の輸送と復興支援」のため「だけ」に福島~仙台沖にやって来たのでないことくらいはすぐにわかるだろう。

何故、輸送艦や補給艦だけでなく「旗艦と空母」まで必要だったのか・・・も考えなければわからないほど難しい問題か?(笑)「安全保障」って意味、知ってるか?それすら知らないでただ「軍隊だから反対」とか東京でのビッグレスキュー訓練に際して「防災訓練に装甲車や艦船が要るか?」と言っていた極左プロ市民達の考えというのは極めて幼稚であるとしか言いようがない。

とどのつまり、

現代のめまぐるしく変化する国際情勢の中で日米同盟の重要さを最も理解していないのが当の日本人だというのは何とも皮肉である。

事実、鳩山や管について両氏は再三のように

「物事が見えていない」
「わかっていない」
「理解していない」

という物言いをしている。そして

 「鳩山の後ろで糸を引いているのは小沢一郎だ」

とハッキリ言っているのも面白い。

日米関係のみならず、対中国、対北朝鮮、対ロシア、そして日本の核武装論から天皇制や沖縄返還に至るまで対談の内容は多岐に渡る。対談を仕切る春原氏の質問や意見も秀逸で、デリケートな問題も含め両氏から見事な回答を引き出すことに成功している。内容は、TVでやっている「日高レポート」が理解できる程度の知識があれば意味をつかむのに何の問題もない筈である。

戦後最低最悪の政権が未だに居座り、国際状況を含め日本が混迷の極みにある「今」だからこそ、真の意味での「国益」について考えてみるのもいいかもしれない。

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2011/04/21 / 23:40

気が付きゃもう4月も終盤戦だ。震災の影響もあるのだろうが、今年は時の刻みがやたらと慌ただしい。やはり何処かで心のバランスを欠いているのかもしれない・・・なんて書くと途端にカウンセラーだの心理ぺけぺけだの占いだののペタが増えるから堪らない。

そんなわけで此処数日は連休見据えてのんべんだらりと生きている不肖ワタクシ。ベッドに寝そべって、ATTITUDE ADJUSTMENT の音源を流しつつ先日、漸く入手したコミック「沈夫人の料理店」2巻を読む。前作から待つこと2年。待望の新刊。話の筋は・・・書くの面倒くさいのでアマゾンから転載。

$I Don't Care About You!時は一九二十年代の中華民国。食いつめ者の李三は上海の下街で貧乏料理人をしていた。腕は確かだが、性格は非常に卑屈で、小心で、後ろ向き…… そんな彼の前に現れた妙齢なご夫人の名前は沈夫人。大金持ちの劉家の奥様で、今度上海に料理店を出店しようと計画していた大の美味しいもの好きのお方であった。

李三をそのお店の料理人としてスカウトするのだが、その理由は、いじめればいじめるほど増していく料理の腕並みであった。哀れ李三はその日から、奥様の少々冷酷な物言いの前に、今日もびくびくしながら美味しい料理を作るのであった……

というもの。

グルメ/料理漫画の括りではあるが、奥様と李三の関係はまさしく精神的S&Mである。俺は此処まで小心者でも後ろ向きでもないが、やはり美しい女性(にょしょう)からこういう物言いをされれば、似たような反応をする「かもしれない」。尤も俺は口が裂けても「私を罰して下さい!」なんて言わないがな。

この手を変え品を変え、李三をいたぶる(笑)奥様の手練手管といい、それにとんでもない勘違い&裏読みをしつつも結果的に美味い料理を作って奥様を満足させてしまう李三の関係性は前作である「沈夫人の料理人」(全4巻)から全く変わらない。読者は時に奥様が次はどんな手段で李三を追い詰めるのか、そして李三はその「責め」を如何に曲解しつつ結果を出すか・・・をニヤニヤしつつ楽しんでいる。

しかし世間の風は冷たい。こんな面白い作品なのに2巻で打ち切りになるとは余りに悲しい。

因みに本作、沈夫人役・松雪泰子で映像化してもらえるとすごく嬉しい・・・

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