I Don't Care About You !

ニヒリズムとナルシズムの狭間で

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2010/07/31 / 12:52

殆ど雑誌の類を買わない。

以前は、「カレー特集」「仏像特集」が組まれているとそれなりに購入していたのだが最近は書店等でパラパラと立ち読みして

    「あ~、また何時ものか・・・つまらんなぁ・・・」

と棚に戻す事が大半だ。そんな俺が珍しく「映画秘宝」なんぞを買ってしまった。
I Don't Care About You!I Don't Care About You!

では、その理由は何か?立ち読みしようと思い、たまたま開いたページに掲載されていた相武紗季の化粧顔を見た瞬間、ビクンっ!と脈打ったからに他ならない。

因みに相武紗季、俺のフェチ・センサーには全くヒットしない所謂「対象外」である。化粧フェチを唸らせると定評のある(何がだ?)AUBEのCMでもピクリと動かなかった俺だが、この映画秘宝の写真には「来る」ものがあった。AUBEのようなピンク系の化粧は似合わないという事か。これで瞼の上にラメ吹いてる、若しくは80年代のサーファー・ガール(死語だろ!)みたいに真っ青なシャドゥでも塗っていたら満点だったのだが。

$I Don't Care About You!でもって肝心の雑誌記事なのだが、「評伝・小池一夫伝説」は感動してしまった。子供の頃、田村正和主演の時代劇「乾いて候」が大好きだった。将軍家御唇役(毒味役)腕下主水(かいなげ・もんど)の活躍を描くドラマなのだが、これが「とんでもない」(褒め言葉)キャラで、そもそも耐毒性が非常に強い、というか毒が効かない特殊な体質云々・・・といちいち説明するのは面倒なので適当にググってね・・・個人的には雷蔵の「眠狂四郎」(勿論、原作は全巻読了)とタメ張るキワモノだと思っている・・・が、実は不肖ワタクシ、この原作を読んだ事がない。ちょっと纏め読みしたくなってしまった。

それに付随して紹介されている「孫悟空」も紹介記事読んだら無性に読みたくなった。曰く「『西遊記』描きたいけど、描けば物真似になっちゃう・・・だったらこいつら徹底的に悪者にしちゃおう。どうせ僕のオリジナルじゃないし。」この時点で既に奮っている。そして完成した作品は

広島弁の三蔵法師が 『ワシのイモ喰うて哭かン女はおらンじゃけぇッ』 と女を犯し、悟空たちが『おどりゃーーっ!』と妖怪達をボコボコにする、
仁義なき戦い・ミーツ・西遊記 とでもいうべき外道アレンジ・バージョン」

というのだからセンサーにびんびん引っ掛かりまくりではないか!

$I Don't Care About You!


というわけで、漫画もマメにチェックしないとダメだなぁ・・・と思ったり。
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2010/07/31 / 09:26

今週は中途半端に忙しくて、運動する暇がなかったので今日は0415に起床して久しぶりの早朝ラン。コースは外苑~明治神宮~外苑~新宿通り~四ツ谷駅前~半蔵門~千鳥が淵~靖国神社~市ヶ谷駅~曙橋の15キロ。BGMはBAD RELIGION、靖国出てからラストまでがBASTARD。日中は35℃にならんとする東京も、この時間帯であれば今朝のように風が凪いで、且つ湿度が高い状態であってもまだまだ走りやすい。快調、快調。

玉のような汗を滴らせながら明治神宮の鎮守の森に入った突端、まさに雲霞の如く襲いかかってくる蚊には流石に閉口したが、やはり神社・仏閣を訪れるのであれば早朝が良い。人の殆ど居ない鬱蒼とした森を抜け、開いたばかりの本殿でお参りするのは心が洗われるような気持ちになる。顔見知りであってもなくても、近場に住んでいると思しき人達や境内警備係の人が互いに「おはようございます」と丁寧な挨拶を交わすのも早朝ならではの光景だ。やはり挨拶って人としての基本だと思う。

$I Don't Care About You!
0500前なら都内でも道路はこんなに空いてる・・・というか写真の構図が製図の参考書等に掲載されてる1消失点パースの見本のようだな。

$I Don't Care About You!走ってる途中でみつけた。凄い屋号だよな!だって「帝国」って言葉、萌えるだろ?

昭和の香りを残しつつも日夜、国際的陰謀団や悪の秘密結社から送られてくる情報部員や殺し屋達と戦っているんだろうなぁ。絶対、未来の国から手に入れた秘密兵器とか持っていそう。カッコいい!転職したいぜ!!満州とか上海にも支局、あるんだろうか?






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2010/07/31 / 00:39

夏期休暇期間、漸く固定。当初案通り、8月17日~29日までの13日間。疾風怒濤豪放磊落酒池肉林破邪顕正。ドアを開けて外に飛び出せ。マシンに乗りこみギアを入れろ。そして太陽に向かって突っ走れ・・・でもその前に、宿題はやっておけよな!


♪ 脇へ退け 誇りを捨てろ
俺はたった一人で門口に立っている
魔術、冒涜・・・俺の家じゃ何時でも大歓迎だ
一旦立ち去っても、俺はすぐに戻ってくる

一晩中鷲が飛び交い 天使は俺の眉にキスをする
鋲打ちのハイヒールで俺を誘惑してくれ
何と甘美なレザーの匂い
俺はサカリがついてるのさ

生まれる罪 息づく欲情
魔女の呪文 あ゛ぁ゛ぁ~~~
女達、レザー、そして地獄 ♪

VENOM "Women, Leather And Hell"


$I Don't Care About You!夕刻、異動する同僚を囲って酒宴。一応、薩摩料理(?)を供する居酒屋らしい。初めて入ったのだがチェーンの居酒屋よりも料理は丁寧で美味しい。この値段で飲み放題は大変お得だ。ソフトドリンクも、ブルーベリーとカシスの混合ジュースなどという気のきいたブツがあるので、これをソーダで割り軽くステアしてぐびぐび飲む。

今回異動する同僚氏、同じ事務所の先輩である。こわもてな見てくれ&広島弁というタフなイメージ、そして格闘教官という肩書を持ちながら物腰は丁寧で、どんな状況でも動じず、声を荒げず沈着冷静に対応する姿に強い感銘を受けた。俺は今の事務所から異動するまでに、この高みまで上る事は出来るのだろうか、と思う。この2年間、公私ともにお世話になりありがとうございました。また、一緒に仕事しませう!

$I Don't Care About You!帰宅して、漸く入手した広島ハードコア・パンク ORIGIN OF〔M〕"Struggle" CD をプレイ。先日、小岩で見た POISON ARTS と SYSTEMATIC DEATH のライヴで漸く魂が怠惰モードを脱してハードコア・サイドに戻って来た。考えてみれば、ジャパニーズ・ハードコア・バンドの新録音源を買うのは久しぶりだ。大半はミッド・テンポの曲なのだがどっしりと腰の据わった骨太でうねりのある音は男らしくて非常~~~にカッコいい。

                 ポスター貰った。すげぇ迫力。

$I Don't Care About You!

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2010/07/29 / 23:39

気分が上向いたので、銀座線で浅草へ。

昼ごはんは伝法院通の「天健」で掻揚天丼。蓋が閉じないくらい大きな掻揚がドン!江戸前の甘くて濃いタレとの相性が実にいい感じ。よくタレが甘過ぎ/濃すぎてダメだというレヴューをウェブなどで目にするのだが、基本的にこれがダメな人は江戸前の天丼に向いていない。ふぅ。久方ぶりに天丼食べた。満足満足。

お店を出て伝法院内の鎮護堂でお参り。伝法院の御本尊は豊川稲荷と同じ荼吉尼天なのだが、此処のお堂は通称「おタヌキ様」。つまりタヌキを伝法院の守護たる「鎮護大使者」として祀っている。昨夜、靖国でタヌキを見たのも何かの縁だろう、と手を合わせる。

お堂を出て、言問通りとの交差点脇にあるカレー店「夢屋」でマトン・マサラとチャイ。やはり浅草に来たからには此処、若しくは「下町カレー食堂コルマ」で〆ないとならない。そして何時来ても「夢屋」のライスは美味しい。これを食べるために浅草まで来る価値はある。

以下は「お約束」の「バベルの塔」と「金のうんこ」。31日は恒例の隅田川花火大会なので既に護岸では工事が始まっている。尤も東京っ子なら、わざわざこんな身動きとれない雪隠詰めみたいな場所へ押しかけて来たりはしないがな。

$I Don't Care About You!
 来月転居してくバビル2世は、こっちに住民票は移さないと言っていた。墨田区に税金を納めるつもりは無いらしい。

$I Don't Care About You!
 出張先の茨城に向け、中央環状線を北上中の車中で、九州からやってきた先輩との会話。

「前から疑問に思ってたんですけど・・・」
「何でしょう?」
「あのビル、どうしてウンコ乗せようなんて思ったんですか?」
「あ゛・・・あれ、ウンコじゃなくて雲ですよ、金の雲。」
「えっ!雲なんですか?!全然そんな風に見えないなぁ・・・」
「だから私らも心の中では『金のウンコ』って呼んでますよ。」
「やっぱりそう見えますよね!」
「ええ。でも正式名称は『フラムドール』っていうアサヒビールがやってるビアレストランですよ。」
「ビアレストランなんですか!じゃぁ普通に入れるんですか?」
「勿論。でも下戸なんで入った事無いですけど。私は『飯田屋』で泥鰌のまる鍋つついている方がいいですよ。」


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2010/07/29 / 23:21

代休。久しぶりに油壺マリンパークを見てから金田漁港の辺りまで三浦半島をぶらり散歩しようかと思っていたのだが朝から、雨。仕方ない。計画変更。バスで新宿へ。東急ハンズのレザー・クラフト・コーナーで、先日書いた革製ウォレットを修繕するための工具等々を見る。チェーン部分のナスカンだのリングだのは自分でも修復可能だが、コンチョの破損に関しては素人の手には負えないカット&ソーを伴うのでプロに頼んだ方が良い事が分かった。

歩いていると丁度、革製品の専門店があり「修理承ります」の文字があるので入ってみた。モノを見せる。

「う~ん・・・かなり特殊な縫い方をしてますね。糸を全部切ってコンチョを付け替えて、再度縫うとなると・・・ 1万円以上 は見ていただいた方がいいかと。」

「それ以外に方法は無いですか?」

「あと、裏地が多少切れても宜しければ金具の真下の革を切ってホックだけを付け替えて新しく革を貼る、というのも出来ますが。」

「それだといかほど掛りますか?」

3000円位 ですかね。」

「日数はどの位でしょう?
1週間くらいで何とかなりますか?」

「いえいえ! 一ヵ月 は見てもらわないと。」

「(そんなに待ってられるかってぇんだよ!)分かりました。
検討させてもらいます。」


なんかエラく足元見てやがるな、ババァ・・・だったら河岸を変えよう・・・とレザークラフト・ショップが軒を連ねるアメ横へ。最初に飛び込んだ某店。

「裏地、切り貼りしてよろしければ出来ますよ。」

「お代はどの位でしょう?」

「金具はウチの使えますので 工賃込みで210円 ですね。」

「え゛え゛ぇ゛~~っ、そんなにお安いんですか?
 で、期間は1週間くらいでお願いできますか?」

15分で出来ますよ。」

「あ、ありがとうございます。では、是非に!」

「しかしかなり使い込んで気合入ってますねぇ(笑)どの位、経ってます?」

「かれこれ8年か9年は。とても大切にしている物なので、直していただけて良かったです。ありがとうございます!」

というわけで、破格の安値でリペア完了。あとは自分でナスカン買って地道に縫うさ。しかしこの格差、一体何なのだ?????

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2010/07/29 / 00:26

考えてみると、あと数日で7月も終わりではないかっ!明日は代休、日曜日は歯医者へ行き、来週1週間は東京都下へ出張。戻ってきて8月第2週の後半に泊り仕事4日間こなせば17日から29日まで怒涛の13日間夏期休暇・・・なのだが実はこの休暇期間、未だに確定していないのだから堪らない。飛び込みの仕事が「入りそう」だの8月異動者の歓迎会をやるだのやらないだの実にくだらない。俺一人居ないくらいで支障の出る仕事でもあるまいに。此方は8月23日の週、つまり盆休暇までのハイシーズンを外してまたぞろ旅に出ようと画策しているのに、未だ身動き取れないのだからイライラする。

今週中には趨勢が判明するらしいのだが最悪の場合、全計画をキャンセルしなくてはいけないかもしれない。何カ月も前から休暇の日取りが決まっていて、尚且つ予定を入れておいてもそれが突然のキャンセルの危機に晒されないリーマン社会が羨ましいと思う唯一の瞬間。

日没後、散歩がてら神田明神まで。1900を回っているというのに気色悪いリーマン野郎が3匹、社殿の前に貼りついて離れないので参拝を諦めて境内を後にする。最近、明神様にしろ根津の権現様にしろ、靖国にしろ夜になると、この手の気色悪いリーマン共がやって来ては願掛だか何だかしらないがやたら社殿前や門前に居座っている姿が散見されるのだが、一体こいつ等は何なのだ、と思う。まぁ何者でもいいのだが取り敢えず、

鳥居なり門なりを潜る時くらいは一礼しろ。
手水舎の柄杓に直接口付けるな。
参道のド真中を歩くんじゃない。

それでもお前ら、日本人か?いい年こいてみっともねぇ。

夕食は、駿河台下「エチオピア」で毎度御馴染、ビーフと野菜のミックスカリー(×70)、インド豆のサラダ、チャイ。やはり暑い最中は肉とスパイスをいつも以上にガッツリ摂らないと身体が持たない。食後は、靖国神社経由で曙橋までぶらぶら歩いて帰宅。靖国の境内を出たところで、目の前を毛足と身体の長い動物が横切って行ったので「猫かぁ?」と思い良く見ると何と、 タヌキ だった。こんな都会のド真中にも生息しているのか・・・とちょっぴり嬉しい驚き。こりゃぁ縁起ものかもしれない。

$I Don't Care About You! 帰宅して、SRVのPV集DVDを見ていた。SRV、車を持っていたころは FELA KUTI、SOCIAL DISTORTION と並んで必ず音源を搭載してあるアーティストだった。SRVやZZ TOPを切っ掛けに、ロックからブルーズを聴くようになり、そして次第にその深みにハマって行った人は俺の年代では多いのではなかろうか、と思う。個人的には "Tin Pan Allay" のようなスローーーー・ブルーズが大好きだがそれに負けず劣らず、"Cold Shot" "Change It" といったへヴィなシャッフル・ナンバーも大のお気に入りだった。もうこのドシブい声、そしてギター・・・堪らん!!どうすりゃぁこんな歌が歌えるんだい?

絶対にアルコールかクスリかどちらかで早死にするのだろうと思っていた周囲の心配を見事に裏切り、移動途中のヘリコプター事故で急逝してしまったのは本当に残念だった。訃報を聞いた時に思わず絶句した。天才は早死にする。悲しい事だがまさに、その通り。





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2010/07/28 / 00:04

今日は職場の循環器検診とやらで、バリウムを飲まされた揚句「としまえん」の絶叫マシンのように診察台をグルグルグルグルと回されてレントゲンを撮られていた。21世紀になっても未だ胃検診の際にバリウムなんぞを飲まなければならないなんて、子供の頃に読んだ「21世紀の世界」といった類の本や雑誌には一言も触れられいなかった。何時だって、大人は嘘つきだ。尤も、バリウム自体は昔に比べれば遥かに飲み下しやすいフレイヴァーになってはいるがそれでも身体の中に異物が混入している生理的不快感が消える事は無い。いっそのことバリウムも

「チキンカレー味」
「レッドカレー味」

若しくは有名インド料理店とコラボした

「カシミール・バリウム」
「ムルギランチ・バリウム」
「野菜とビーフのミックス・バリウム(辛さ70倍)」

なんてものを作ってくれれば、

    「あ~~美味い!バリウムもう一本っ!!」

のノリで何本だって飲み下してやるのだが。

午後、明治神宮までランニングを10キロ弱。先日の宴席で先任上司からアドヴァイスされたように今日はいつもよりスピード3割増しくらいで走ったのだが、ゆっくりチンタラ走るよりも格段に気持ちが良い。やはり「スピードを上げて走ろう」と意識するだけでも身体の状態は変わってくる。

    「もう少し、あと少しだけ上げてリズム掴もうぜ!」

という感じ。死人が出るような炎天下の午後2時でキツくない訳無いのだがそれでも身体が喜んでいるのがハッキリわかる。いい感じだ。今日のBGMは往路マイルス、復路MISFITS。

以前にも触れたとおり此処最近、METALPUNK/PUNKMETAL なんてものが兎に角、鬱陶しくって仕方無い。だからこそ、混じりッ気の一切ない、「ハードコア・パンク」がやたらと聴きたくなる。というわけで、DISARM と THE OFFENDERS のディスコグラフィCD。北欧とアメリカの違いはあれど、脈打ちまくる熱い血潮と魂に国境無し。天然オイルを入れてもらったタチコマみたいに気分と体調が上向く。

I Don't Care About You!I Don't Care About You!

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2010/07/27 / 22:26

$I Don't Care About You!読了したのは先週末なのだが、これもかなり面白かった黒川博行「ドアの向こうに」。

話の粗筋は・・・大阪南部のビル工事現場から発見されたバラバラ死体は、同じ場所から発見されたにも関わらず頭部が腐乱、脚部がミイラ化した状態だった。やがて捜査線上に一人の男が浮上するが・・・というもの。

事件を追うのは「海の稜線」と同じく大阪府警捜査1係「ブンと総長」コンビ、そして現場研修として2人の下に配属された機動隊上がりの新人・五十嵐。

話の流れは、一般的な警察物のとはちょっと異なり「刑事コロンボ」的。つまり先に触れたとおり被疑者は殆ど分かっている。あとはこいつのトリック(偽装工作とアリバイ)を如何に崩すか・・・が焦点になっている。つまり、警察小説でありつつも所謂「本格推理」テイストが強い作品となっている。

此処で暫く脱線。

俺が積極的に「小説」を読み始めたのは小学校3年生の頃からだった。最初にドツボにハマったのが江戸川乱歩の「少年探偵団/怪人二十面相」シリーズ。それ以来、この年になるまでミステリ物とは蜜月関係・・・とは行かぬまでも付かず離れずな関係を維持し続けている。しかし一口に「ミステリ」と言ってもその範囲はかなり広く、当然の事ながらその全てが好きなわけではない。ミステリの中で唯一俺が読まないジャンル・・・それが「本格推理物」・・・作家で言えば、アガサ・クリスティやエラリー・クィーン等々、名探偵がトリックを見破って被疑者を追いつめる「王道」路線だ。

では何故この「王道」が嫌いなのか?要するに、実際にはあり得ない荒唐無稽且つ複雑怪奇なトリック解きだのアリバイ崩しだのに全く以て面白さを感じないからに他ならない。俺がハードボイルドや警察小説は好んで読むが本格を読まない所以だ。

え?お前が入れ込んでいた乱歩は日本における本格派の旗手でハードボイルド派を毛嫌いしていたじゃないか、って?その通り。だから俺は乱歩でも「二銭銅貨」のような謎解きや二十面相のトリックには魅力を感じない。俺にとって乱歩の面白さは、二十面相と明智の互いを知りつくした上での駆け引きや会話であり、また「盲獣」「一寸法師」「蜘蛛男」「鏡地獄」「芋虫」「陰獣」のようにドロッとした路線であるからだ。

話を戻して「ドアの向こうに」。この作品、本格風味なのに何故俺が「面白い!」と思ったか。それは謎解き以外の部分、つまり警察活動の基本たる聴き込みを中心とした地道な捜査を行いつつ筍の皮を一枚一枚剥がすように真実に近づいていく過程、そして其処における関係者や刑事達の会話や行動といった「人間」の描き方が非常に魅力的だからだ。であるから(トリックを考えた作者には申し訳ないが)俺にしてみればトリックや謎解き自体はどうでもいいし、実際にそれが明らかになる場面は殆ど飛ばし読みだった。俺にとって面白いミステリとは、人物の書き方が魅力的で、会話が粋(生きている)であることが第一に挙げられる。だからこそ、本格でなくハードボイルドなのだよ。

因みに「海の稜線」ではブンと総長の上司として配属された東京出身の若手キャリア・萩原とブン(文田刑事)の大阪・東京対決が会話の面白さに華を添えていたが今回は、京都出身でやたらとお国自慢をしたがる新人刑事・五十嵐とブンとの大阪・京都対決となっている。そしていつもは互いの出自を絡めていがみ合う2人が出張で東京の六本木にやってきて、街の様子と複雑に絡み合う地下鉄網を目の当たりに互いに凹んでしまう描写がかなり笑える。

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「迷路やな、まるで。こんなややこしい交通網、東京人でも理解できへんのとちがうか。」
「家康がわるいんです、家康が。あんなせこい人間が江戸の町を作ったから、こういう羽目になったんです。」
「あん・・・」
「家康は防衛本能が異常に強かったんです。そやし、攻め込まれた時は、京風の町よりこういう迷路のほうがええと考えたんです。」
「講釈師、見てきたような嘘を言うやないか。」
「高校の日本史の授業で習たんです。」
「お勉強がようできはったんですな。」

六本木に着いた。改札を出て、防衛庁方面の階段を上った。

「都会ですね。」
「うん、都会やな。」
「建物や店がおしゃれですね。」
「うん、おしゃれやな。」

気分はお上りさんだ。大阪とは街の匂いまで違うような感じがする。

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余談ついでに・・・この会話にも出てくるように「東京の人はあの複雑な交通網を理解してるのか?」と尋ねられた事は何度かある。勿論、完全に理解なんかしていないし自分の動線外の土地は全く分からない。だから俺は江古田とか野方1丁目(パンク・バンド「にら子供」の曲に「野方1丁目ババァ ファックオフ」というのがある)が何処にあるか未だに知らない。ただ一つ言えるのは、渋谷・代官山・原宿・六本木に特化してやたら詳しい奴はまちがいなく田舎者だという事だ。「ファイヤー通り」「キラー通り」とかちゃんちゃら可笑しいよな。

と、いうわけで・・・・このシリーズ読んでいると大阪に行ってみたくなるね。あと、映像化するなら、ブンはトミーズ雅のイメージなんだけど・・・総長は誰がいいかねぇ?藤田まことじゃ当たり前すぎてつまんないだろ?

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2010/07/26 / 23:39

女王様のレザーだのボンデージだのブーツだのには滅多なことではときめかないが、事自分の着用/所有する革製品に関しては愛着ありあり有森也美な不肖ワタクシ。当然、革ジャンだのブーツだのは必携アイテムである。時々、動物解放を叫んでは「革ジャンを着るな」「ファッションのために動物を殺すな」等の結構な御題目を唱えているクラスト・コア・バンドがいるが、そんな事よりもお前らが「クラスト度が高い」とか言って自慢している乞食みたいなボロボロの服だの異臭を放つドレッド・ヘアだのをどうにかしろよ、と思う。誰が何と言おうが、革(レザー)はカッコいいアイテムだ。

革製品の何が良いかといって、それは「使い込むほどに馴染んでくる」ところだ。革って実はかなりの人見知りであり、且つ調教されていない荒馬のようなものだと思う。本気で情熱注がない者が持っても絶対に似合わない。「身体は売っても心は売らないわ」状態。そして、その製品を持つに値しない者は容赦なく振り落とそうとする。その代わり、愛情持って地道に接すれば革製品は必ず心を開いていくれる・・・そして持ち主と一体化する。そうなると、どんなに傷もうがボロボロになろうが手放せなくなる。徹底的に履き込んだブーツ、着まくった革ジャン、使い込んだ財布・・・どれも俺とは切っても切り離せない分身である。

しかし、長期間使い込んでいれば当然、ガタも来る。金具が壊れたり、縫い目が切れて解けてきたりする。以下は、俺が長年愛用している蛇革の財布。

$I Don't Care About You!

誕生日のプレゼントとして頂いて以来かれこれ8年余、プライヴェートの時は何処へ行くにも片時も手放した事がないまさに「分身」。ハンドメイドの1点物ならではの斬新なデザインと抜群のセンス、使い勝手の良さ。これを上回る物などそう簡単に見つかるわけがないと自慢できる逸品である・・・が此処2年ばかり、少しずつ傷みが出てきた。

$I Don't Care About You!財布の口を留めるホックの破損

$I Don't Care About You!チェーン部分の金具破損

$I Don't Care About You!
革の摩耗
縫い目の綻び








修理に出したいのは山々なのだが生憎と製造していただいた工房が分からない。加えてハンドメイド・レザー製品の修繕をやっていただけるお店は極端に少ないと来ている。結局、ハンズで工具を買ってきて自分で直すしかないのかな、と思ったり。まぁハードコア・パンクスたる者、革ジャンに鋲打ったりペイントを施したりパッチを縫い付けたり等といったカスタムは基本技として体得していなければいけないのだが、これだけのブツになると流石に迷う。もしコケたら、或いは仕上がりがダサくなってしまえばそれで御仕舞だ。う~~ん・・・・8月後半の旅行までには何とか直さないとな。

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2010/07/26 / 00:46

午前中、歯科に赴いて歯の治療。暫く通わなくてはいけないので面倒くさい。東京に帰ってきて夕刻、神保町へ。先週あたりから「ワンピース・カーニバル」とやらが行われている関係で、いつもの週末以上にキモオタ多し。

$I Don't Care About You! というわけで「書泉グランデ」。新聞広告を見て以来、絶対に手に入れなくてはならないと心に決めていた「映画『トラック野郎』大全集」(別冊映画秘宝)入手!予想以上の大版ムックだったので驚き。もっと小さな本かと思っていた。扉に復刻ステッカーが付いているのも嬉しい。

そして未だにこのような書籍が出版されるほど根強い人気があるというのはとても喜ばしい事だ。これで文太&キンキンの最新インタヴューが載っていれば完璧だったのだが。


しかし最近ではもうこのような映画は作れないのだろう。ジョーズ軍団もカムチャッカも富三郎先生も大好きだがやはり1本選べと言われれば「爆走一番星」のボルサリーノ2(田中邦衛)だな。こういうのを小学生の頃から見てるとやはり人生、何処かでおかしくなる。



邦衛! ボルサリーノ2!!「流れ星になって消えても、しらねぇぜ。」


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勿体無くて、貼れないよ~~!!

$I Don't Care About You!
 同時上映が、ジャッキー・チェンの「酔拳」かい(笑)!

$I Don't Care About You!
 「女必殺拳」と二本立てってのもいいね。

夕食は、水道橋「海南鶏飯」でシンガポール料理。前回同様夏の精力食、肉骨茶(バクテー)、そしてシンガポール・チキン・カレー。先週はロクな物を食していなかったので肉の旨味、ココナッツの香り、カレーのスパイスが五臓六腑に沁み渡る。

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